シンニチ工業、椙山女学園大学の学生と協働し、本社工場食堂スペースをリフォーム ~様々な使い方ができる快適な空間が完成~
PR TIMES / 2024年3月5日 4時40分
シンニチ工業株式会社(本社:愛知県豊川市、代表取締役社長:木下雄輔)は、一昨年から椙山女学園大学 生活科学部 生活環境デザイン学科の橋本雅好准教授及び橋本研究室の学生と共に“働く空間の整備”に取り組むプロジェクト(以下本プロジェクト)を推進してまいりました。
この度、本プロジェクトの第2弾として本社工場の食堂スペースのリフォームが完了いたしました。
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本プロジェクトは、働きやすい職場環境づくりを目指すシンニチ工業(以下当社)と、学生が授業で学んだ企画・設計の知識を実践する場を求めていた橋本研究室(以下同研究室)の合意により、2022年4月にスタートし、本年度で2年目の取り組みとなりました。本プロジェクトを通じて働きやすい職場環境づくりを実現し、「従業員のモチベーション向上」や「採用力の強化」を目指しています。設計やデザインは基本的に全て2名の学生が行った上で、設計の実現のため、橋本准教授・当社社員・地元工務店が全面的にサポートし、プロジェクトを完成させることができました。
当社にとっては、古くて暗い食堂が、明るく快適で多用途に対応した空間に生まれ変わっただけでなく、学生との協働を通して社内のコミュニケーションが活性化するという副次的な効果がありました。一方、学生にとっては、通常、空間デザインの企画・提案に留まることが多い中で、企画から施工まで主体的に取り組み、完成後には利用者から使い勝手等の感想を直接ヒアリングできたことで、有益な体験となったとのことです。
当社は、今後も積極的に同研究室を含む教育機関に対して、学生が学校で学んだ知識を実際に経験できる機会を積極的に提供し、各方面で協働を推進していく方針です。
【本プロジェクトの経緯】
当社がかねてからオフィスや食堂のリフォームを検討していたところ、同研究室が学生マンションの内装リフォームを卒業研究として取り組んでいることを知り、弊社の社屋を、同様の取り組みの場として提供することをご提案しました。橋本准教授と、興味を持ってくださった学生との複数回の面談の後、工場 休憩スペースと事務所 執務スペースを対象として本プロジェクト第1弾が、2022年4月にキックオフし、2022年12月に完成、2023年2月に学生2名の卒業研究として発表しました。
▼プレスリリース
椙山女学園大学の学生と協働し、事務室と工場休憩スペースをリフォーム
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000113559.html
第2弾となる今回は、2023年2月に本研究室所属の4年生 清水栞さんと同 諸戸杏南さんが来社し、従業員に対する社内施設に対する満足度や利用実態のヒアリングを行い、対象エリアを“本社工場食堂”と決定しました。本プロジェクト始動後は、11月までに計13回のミーティングを実施し、全体コンセプトや内装を決定。12月に工事を開始して1月末に完成いたしました。
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【本プロジェクト第2弾 昭和感満載の本社食堂リフォームの特徴】
リフォーム前は、全体的に暗くて古びた雰囲気で、エリアは、食堂スペースと外部からのお客様との商談スペースに分けられていました。
食堂スペースの丸テーブルは重くて動かしにくく多人数でのミーティングでは使いづらく、薄暗いためWeb会議や1人で仕事する空間としても使いづらい場所でした。商談スペースは工場への出入り口と自動販売機が近くにあるため、横を人が行き来して利用しにくいことがありました。また商談スペースを使用する際は食堂スペースとの間を遮光カーテンで間仕切りしていたため、食堂スペースがより暗くなっていました。
上記のような課題解消のため食堂という使い方に縛られず、当社製パイプのショールームとしてや様々な人数に対応できるミーティングルーム、自由に席を選んで仕事ができるワークルームや休憩時間に使えるリフレッシュルームなど、使う場面や人によって多様な使い方ができる空間をサッカーで複数のポジションをこなすことのできる選手を意味する「ポリバレント」に例え、「ポリバレントルーム」と名付けて内装を検討し、次の3つにゾーン分けを行いました。(図1)
1. テーブルと椅子を動かすことで様々な人数に合わせてミーティングを行うことができるだけでなく、カウンターで一人の時間を作ることもできるフリーゾーン。オンラインミーティングの利用も考え、カウンターにコンセントも複数配置しました。
2. 小上がりを作り、寝転んで休憩をしたり、時には気分を変えミーティングを行ったりすることができるリラックスゾーン。2023年6月の大雨による被害で帰宅できなかった社員がいたことから小上がりの下には防災の備蓄品が収納できるスペースも設けました。
3. 当社のパイプ端材を活用したテーブルや照明をインテリアに用い、お客様へパイプの新たな発見をしていただきたいという思いでデザインされたコンセプトゾーンは、パイプ以外の廃材も活用したアップサイクルをテーマにした内装にできるのではと廃材活用に積極的に取り組まれている津田硝子株式会社様と岡崎製材株式会社様に相談させていただき、学生と共に工場を見学。協力のご承諾を得てガラス板や木材の端材をインテリアに活用しました。
<図1>
[画像4: https://prtimes.jp/i/113559/7/resize/d113559-7-5176c600546f8ee48110-19.jpg ]
[表: https://prtimes.jp/data/corp/113559/table/7_1_c2ea8d6ca24f1c4f5fa37354003b3425.jpg ]
【本プロジェクトに携わっていただいた方々のコメント】
■橋本研究室/清水栞さん
「シンニチ工業の皆様をはじめ、協力くださった全ての方々のおかげで、貴重な経験ができたこととても感謝しております。私たちが提案した使い方以外にも新たな可能性が生まれるのではとワクワクしています。」
■橋本研究室/諸戸杏南さん
「シンニチ工業の皆様、協力してくださった皆様のおかげで大学生では中々経験することができないことをやらせていただきありがとうございます。今後皆様が快適に過ごせ仕事のモチベーションの向上に繋がる場所になればい
いなと考えております。」
■椙山女学園大学/橋本雅好准教授
「2022 年度の工場/休憩スペースと事務所/執務スペースのリフォームプロジェクトに引き続き、2023 年度は食堂を多用途に利用できるポリバレントルームに変化させるリフォームプロジェクトに学生と取り組ませていただきました。今回は、端材を取り入れたデザインを複数の企業と協働できた点も特徴です。このようなプロジェクトの機会をいただけたことに感謝致します。社員の皆さんが色々な機会で活用してくれることを楽しみにしています。」
■津田硝子株式会社様
「一昨年より立ち上げた、建築用のガラスの中でも廃棄に回ってしまうガラスのアップサイクルブランド「gl+」。今回、協力させていただき、本来であれば廃棄に回ってしまうガラスが素敵なテーブルトップになりました!プロジェクトでも学生さんたちと打合せをしたりととても素敵な時間を過ごせました。ありがとうございました。」
■岡崎製材株式会社様
「今回、本リノベーションプロジェクトに参加し、木の端材を活用して素晴らしいカウンターを実現していただきましたこと大変嬉しく思います。椙山女学園大学の学生さんに配色を検討してもらうなど、産学連携の良いモデルケースになったと感じています。」
【当社社員のコメント】
■製造部/Aさん
「明るくきれいになって、食事以外でもこのスペースを活用していきたい。」
■管理部/Bさん
「配膳台ができて、清潔感が上がった。パイプ内装もすごくいい、廃材を使っているとは思えない。収納スペースも増えたので、災害備蓄品以外の収納にも上手く活用していきたい。」
■営業部/Cさん
「フリーゾーンはカウンターで1 人集中して仕事をしたり、プロジェクターとスクリーンで大人数のセミナーやプレゼンをしたりできるのでいろいろな使い方を試していきたい。」
■製造部/Dさん
「リラックスゾーンでミーティングをしたら、違う発想ができそう。でも気持ちよくて寝てしまう危険もありそうですね。」
■管理部/Eさん
「仕事、休憩で利用頻度が増えた。フリーゾーンはより便利な使い方を考えていきたい。キレイを維持するため
に5Sの基本を守ります。」
■品質管理部/Fさん
「社外の方にも自慢できるスペースができたので、どんどん活用していきます。コンセプトゾーンの壁がホワイトボード仕様になっていてビックリ!わざわざ準備しなくても使えて便利になりました。」
【完成したポリバレントルーム】
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[画像6: https://prtimes.jp/i/113559/7/resize/d113559-7-072813e88161d2169ce7-7.jpg ]
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【多様な使い方ができるフリーゾーン】
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【廃材を活用したインテリア】
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【会社概要】
社 名: シンニチ工業株式会社
本社所在地: 愛知県豊川市平尾町天間48 番地
代 表 者: 代表取締役社長 木下雄輔
事 業 内 容: 大径薄肉パイプ(ステンレス・鉄・チタン)の製造販売
設 立: 1970 年9 月22 日
U R L: https://www.shinnichikogyo.co.jp
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