5月25~31日は「脳卒中週間」 -くるみを加えた地中海料理が脳卒中や心臓に好影響-

PR TIMES / 2013年5月24日 10時54分

日本では、心臓病による死因は男女ともに悪性新生物(ガン)に次ぐ第2位で、脳卒中による死因は男性が第4位、女性が第3位となっています(※1) 。特に脳卒中は入院受療率でガンの1.5倍、心臓病の3.51倍を数え「日本の国民病」とさえ称されています (※2)。

(※1)厚生労働省 人口動態調査 2011年
(※2)日本脳卒中学会



2013年2月25日『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』オンライン版に掲載されたスペインのPREDIMED(PREvencion con DIeta MEDiterranea :地中海料理による疾患予防)試験の結果では、くるみを中心とするナッツ類を加えた地中海料理を摂取した群は、低脂肪食に関する指導(米国心臓協会ガイドライン)を受けた対照群と比較して、心血管系疾患(心筋梗塞、脳卒中、心血管系死亡)リスクが30%抑制され、中でも脳卒中リスクが49%も抑制されました。


■研究レポートへのアクセス(英語)

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1200303


■脳卒中と心臓病は日本人の死因の上位

この研究結果に対して、エミリオ森口クリニック院長で日本臨床栄養学会理事長の板倉弘重氏は、「日本では、脳卒中がガン、心臓病と共に3大死因の1つであり、また寝たきりをもたらす主要な原因であることから、特にその予防が重要です。高齢化社会を迎え、医療費の高騰化の著しい現代日本において、食事によって脳卒中を含む心血管系疾患の発病率に有意差があるという今回の臨床試験は注目されます」とコメントしています。「くるみを一日15g摂取している群では、低脂肪食群より特に脳卒中の発症が抑制されることが実証されました。これまでは動脈硬化性疾患の予防に、低脂肪食が推奨され、くるみは高カロリー・高脂肪食品として敬遠されがちでしたが、今回の臨床試験から肥満の抑制と共に、動脈硬化の抑制にも効果のあることが示唆されました。くるみには、血管保護作用のあるオメガ3系脂肪酸と抗酸化物質などが豊富に含まれていることが良い効果の原因と考えられます」と語ります。


■ 脳卒中予防にくるみ食を勧める根拠となる画期的な臨床試験

試験には心血管系リスクの高い7,447人(55~80歳)が参加し、平均4.8年間にわたって追跡調査を受けました。参加者は、(1)低脂肪食(対照群)、(2)エクストラバージンオリーブオイル(1日50 mL)を加えた地中海料理、(3)くるみを中心としたナッツ類1日30 g(くるみ15 g、アーモンド7.5 g、ヘーゼルナッツ7.5 g)を加えた地中海料理、のいずれかの介入食群に無作為に割り付けられました。ナッツを取り入れた地中海料理のベネフィットに加えて、研究ではエクストラバージンオリーブオイルによって強化された地中海料理は心血管系疾病リスクを30%抑制すると報告されました。

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