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コロナ緊急調査 デイサービスの必要性が実証

PR TIMES / 2020年7月30日 9時40分

 ~デイサービスの長期欠席により身体機能は悪化~

全国58カ所で自立支援特化型の通所介護施設(以下、デイサービス)を運営する株式会社ポラリス(本社所在地:兵庫県宝塚市)は、一般社団法人日本デイサービス協会研究部会の一員として「新型コロナウイルス蔓延による短時間デイサービス欠席者への影響に関する緊急調査」を行いました。 なお、この研究は、京都大学大学院医学研究科医療経済学分野の今中雄一教授らのグループとの共同研究です。

■一般社団法人日本デイサービス協会研究部会の調査
先般の新型コロナウィルス(COVID-19)の流行拡大により、デイサービスは経営に大きな影響を受けました。特に、短時間デイサービスに通われていたご利用者様の欠席が急増しました。デイサービスに通えなくなると、ご利用者様にどのような影響が出るのかを明らかにするために、緊急調査を行いました。

※一般社団法人日本デイサービス協会は、2020年7月現在会員数:事業所数2667事業所 378法人で運営
※短時間デイサービス:午前と午後に(それぞれ3時間以上4時間未満もしくは4時間以上5時間未満)、機能訓練に注力した自立支援に資するサービスを提供するデイサービス

■緊急調査の概要
・調査対象・期間:当協会会員の短時間デイサービスのご利用者様
 2020年2月28日~6月3日の間で1週間以上欠席された方
・共同調査研究:日本デイサービス協会 研究部会 
 京都大学大学院医学研究科医療経済学分野 介護研究グループ

■調査方法
短時間デイサービスを1週間以上欠席されたご利用者様(計741名)について調査しました。バーゼルインデックス(BI)という日常生活動作を評価する方法、CS-30といって30秒に何度立ち座りができるかの計測、Timed Up & Go Test(以下TUG)という、いすに深く座った状態から3メートル先の目印で折り返し再度椅子に座るまでの時間を計測する方法などを用いました。これら独自のものではなく、すでに普及している信頼性の高い評価方法です

■調査結果
短時間デイサービスを1週間以上欠席した方を、欠席前後で比較すると日常生活動作や体力の低下が認められました。特に歩行・階段昇降・移乗といった相対的に大きめの動作で、悪化が顕著でした。また、欠席日数が1ヶ月以上とか、介護度が高い方ほどイスから立ち上がって歩く動作がうまくできなくなる傾向がみられました。
通常は短時間デイサービスに通うと、これらの動作がうまくできるようになるので、
デイサービスを欠席することにより、身体機能を維持・改善する機会を奪われたと言えます。
※詳細はこちらをご覧ください。http://www.japandayservice.com/

■デイサービスとポラリスのあるべき姿
デイサービスに通えなくなると身体機能が低下することが科学的に実証され、デイサービスが高齢者の自立に果たす役割が明確になりました。
今後も感染症対策を徹底しながら、休業せずにご利用者様を受け入れることでご利用者様を元気にし、ご家族様を支え、高齢者が元気な地域づくりに貢献し続けます。

引用
一般社団法人日本デイサービス協会 「新型コロナウイルス蔓延による短時間デイサービス欠席者への影響に関する緊急調査報告書」:一般社団法人日本デイサービス協会、京都大学大学院医学研究科医療経済学分野,2020,07,22

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