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Spiral Capital Japan Fund 3号投資事業有限責任組合へのLP投資について

PR TIMES / 2024年4月27日 17時40分

・Society5.0 に向けた、ディープテック領域における新規事業の創造の推進
・産業や組織の枠を超えたオープンイノベーションの促進
・機関投資家からの資金調達の拡大



株式会社産業革新投資機構(本社:東京都港区、代表取締役社長:横尾敬介、以下「JIC」)は、Spiral Capital株式会社(以下「Spiral Capital」)が運営し、主にアーリーステージのディープテック、フィンテック・ヘルスケア・スマートインフラ、AI 等のセクターを中心に投資するSpiral Capital Japan Fund 3号投資事業有限責任組合(以下「SCJ3」)に対し、30億円のLP投資を行うことを決定しましたのでお知らせします。
JICはオープンイノベーションによる企業の成長と競争力強化に対する資金供給を通じて民間投資の促進や投資人材の育成等を行い、我が国の次世代産業を支えるリスクマネーの好循環の創出をミッションとしています。
JIC はミッション達成のため、民間ファンドへの LP 投資や傘下のファンドによる企業等への投資を通じて政策的に意義のある事業分野への投資を行います。


SCJ3に対するLP投資について

(1) JICの投資基準
 JICの投資基準*では「Society5.0に向けた新規事業の創造の推進」等が重点投資分野として挙げられています。具体的には「AI、IoT、ロボットといった第四次産業革命に関する技術の社会実装の他、バイオ・創薬・ヘルスケア、モビリティ、宇宙、素材、電子デバイス等の国際競争力を持ちうる事業分野」に対する長期かつ大規模なリスクマネー供給が必要とされています。
https://www.j-ic.co.jp/jp/investment/criteria/

(2) 投資分野の現状
 国内における研究開発・イノベーションの創出については、漸進的なイノベーションを志向する企業の割合が高く、非連続なイノベーションに繋がる研究開発が限定的だと指摘されています。こうした中、Society5.0 の実現に向けた非連続なイノベーションを創出していくためには、社会課題の解決に大きなインパクトをもたらす可能性を有する技術で、その研究開発段階から上市までに長い期間と相当程度の資金を要するとされるディープテックに取り組むスタートアップへの支援が極めて重要となります。
また国内での研究開発・イノベーションの創出に関しては、その進め方についても自前主義の傾向が見られ、スタートアップ等の外部組織・機関との連携が不十分といった課題が指摘されています。産業構造、国際的な競争条件の急激な変化に迅速に対応し、社会課題の解決に貢献する事業を創出していくためには、国内事業会社等が自前主義から脱却し、オープンイノベーションに取り組むことも期待されています。

(3) SCJ3について         
  Spiral Capitalは、日本発ユニコーンの創出を目指す中でディープテック領域にも投資を行う方針を掲げ、SCJ3 においても投資金額の 3 割程度をディープテック領域に振り向ける計画を有しています。JICはSCJ3 への LP 出資によって、ディープテック領域のスタートアップに対するリスクマネーが供給され、Society5.0 の実現に向けた当該領域の新規事業・新産業の創造の推進に繋がることを期待しています。
またSpiral capitalはSCJ3 において、Spiral Capitalが有する大企業との豊富なネットワーク・データベースを活用した投資先スタートアップと国内事業会社等との連携支援に取り組む計画を有しています。JICはSCJ3 への LP 出資により、国内事業会社等と投資先スタートアップとの連携を通じた、オープンイノベーションの促進、新規事業の創造の推進がなされることを期待しています。
加えて、JIC はSCJ3 に対してリスクマネーの供給とともに体制整備等の支援を行うことで、機関投資家からの資金調達の拡大を企図しています。


<SCJ3>
名称  :Spiral Capital Japan Fund 3号投資事業有限責任組合
設立  :2024年
存続期間:10年(最長2年間の延長が可能)
GP   :Spiral Capital 有限責任事業組合

<運用会社概要>
名称   :Spiral Capital 株式会社
設立   :2017年
所在地  :東京都港区
代表取締役:奥野 友和


(参考)JIC のファンド投資戦略  
[画像: https://prtimes.jp/i/126311/17/resize/d126311-17-8a5ef5767a1e4979482a-1.png ]


(参考)JIC のLP投資のねらい

(1)企業の成長と競争力強化に向けたリスクマネー供給の「呼び水」
産業競争力強化の観点から重要であるものの、民間投資資金が不足している分野(投資戦略、セクター、ステージ、地域等)への資金供給を行い、短期及び中長期的な民間投資資金の「呼び水」となることを企図します。

(2)リスクマネーの好循環を支える多様な投資チーム・投資人材・投資戦略の創出

1.投資チーム
JICからの投資を通じて、ファンドの運用チーム(運用会社)の経験値とトラックレコードを積み上げ、投資家への対応力を上げることで、次号ファンド以降機関投資家(年金・海外投資家等)からのリスクマネー仲介の担い手としての成長を促進します。

2.投資人材
JVCA(一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会)等の業界団体、機関投資家、投資先運用者の協力を得ながら、運用者におけるベストプラクティスの研究・導入、投資人材の育成を支援します。

3.投資戦略
日本に定着している戦略以外の戦略でも、ファンド設立等に対しJICがLP投資することで市場に多様性と厚みを付加します。


株式会社産業革新投資機構(JIC)について
JIC は2018 年 9 月、産業競争力強化法に基づき発足した投資会社です。JICは、Society5.0に向けた新規事業の創造の推進、ユニコーンベンチャーの創出、地方に眠る将来性ある技術の活用、産業や組織の枠を超えた事業再編の促進、を重点投資分野としています。これらの分野に対し、傘下のファンドや民間ファンドへの LP 投資を通じてリスクマネーを供給することで、我が国におけるオープンイノベーションを推進し、我が国産業の競争力強化や投資エコシステムの拡大に貢献することを目指しています。

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