RGCM1号投資事業有限責任組合へのLP投資について
PR TIMES / 2024年4月16日 0時40分
・ユニコーン創出に向けたダイレクト・セカンダリー投資
・国内セカンダリーエコシステムの発展への貢献
・民間投資資金の呼び込み、機関投資家からの資金調達の拡大
株式会社産業革新投資機構(本社:東京都港区、代表取締役社長:横尾敬介、以下「JIC」)は、リグロース・キャピタル・マネジメント株式会社(以下「RGCM」)が運営し、ダイレクト・セカンダリー投資を戦略とするRGCM1号投資事業有限責任組合(以下「RGCM1」)に対して、18億円のLP投資を行うことを決定しましたのでお知らせします。
JICはオープンイノベーションによる企業の成長と競争力強化に対する資金供給を通じて民間投資の促進や投資人材の育成等を行い、我が国の次世代産業を支えるリスクマネーの好循環の創出をミッションとしています。
JIC はミッション達成のため、民間ファンドへの LP 投資や傘下のファンドによる企業等への投資を通じて政策的に意義のある事業分野への投資を行います。
RGCM1号投資事業有限責任組合に対するLP投資について
(1) JICの投資基準
JICの投資基準*では「ユニコーンの創出」等が重点投資分野として挙げられています。具体的にはグローバルな経済圏において競争力をもって持続的に成長することを目指すユニコーン(企業価値が10億ドル以上となる未上場スタートアップ)の創出に向けて、長期かつ大規模なリスクマネー供給を必要とする新規事業の創造に係る事業分野への支援を掲げております。
※https://www.j-ic.co.jp/jp/investment/criteria/
(2) 投資分野の現状
国内市場ではグロース・レイターステージのスタートアップに対する大規模なリスクマネー
供給が限定的であることに加え、今後ファンド存続期間の満期を迎える国内 VC のファンド数
の増加が見込まれています。他方、プライマリー投資家によるスタートアップへの出資持分等
を取引するようなセカンダリー市場が未発達であることが、国内スタートアップの比較的小規
模な IPO の要因の一つとなっており、ユニコ―ン創出に向けた課題となっています。更に
M&A 等、スタートアップの IPO 以外の Exit 手段は限定的であり、非上場のまま事業の更なる
成長・拡大を志向するスタートアップに関し、セカンダリーファンドに対するニーズは増えて
いくことが想定されます。
(3) RGCM1について
国内のセカンダリーファンドの多くが LP 持分を対象とするセカンダリー投資を主な戦略に
掲げる中、RGCM1はセカンダリー投資戦略の中でも、特に民間投資資金が不足しているダイレクト・セカンダリー投資を行うファンドです。数年内のIPOが見込まれるミドル・レイターステージのスタートアップをセカンダリー投資の対象とし、並行して新株の取得も検討しながら、小型のIPO等を余儀なくされていたスタートアップの受け皿となり成長曲線を一段と押し上げ、ユニコーンの創出に貢献することを目指しています。
JICはRGCM1へのLP投資により、RGCMによるミドル・レイターステージのスタートアップに対するセカンダリー取引による投資活動の強化を通じて、日本発のユニコーン創出に貢献することを期待しています。また、国内のセカンダリー市場の発達により、未上場スタートアップが、更なる事業の成長・拡大に向けた資金調達をすることが可能となり、将来的により大型のIPO等に繋がることが期待されます。JICのスタートアップ支援における重点投資分野の一つであるディープテック領域においても、スタートアップがユニコーンやそれを超える企業価値を実現するためには長期の支援が必要であり、国内のセカンダリーエコシステムが発展することにより、国内スタートアップ・エコシステム全体の強化・拡大に寄与することが期待されます。加えて、JIC はRGCM1に対してリスクマネーの供給とともに体制整備等の支援を行うことで、民間投資資金の呼び水効果の発揮や機関投資家からの資金調達の拡大を企図しています。
<RGCM1>
名称 :RGCM1号投資事業有限責任組合
設立 :2024年
存続期間:10年(最長2年間の延長が可能)
GP :RGCM1号有限責任事業組合
<運用会社概要>
名称 :リグロース・キャピタル・マネジメント株式会社
設立 :2021年
所在地 :東京都千代田区
代表取締役:漆谷 淳
(参考)JIC のファンド投資戦略
[画像: https://prtimes.jp/i/126311/12/resize/d126311-12-70511edbaa5817667472-0.png ]
(参考)JIC のLP投資のねらい
(1)企業の成長と競争力強化に向けたリスクマネー供給の「呼び水」
産業競争力強化の観点から重要であるものの、民間投資資金が不足している分野(投資戦略、セクター、ステージ、地域等)への資金供給を行い、短期及び中長期的な民間投資資金の「呼び水」となることを企図します。
(2)リスクマネーの好循環を支える多様な投資チーム・投資人材・投資戦略の創出
1.投資チーム
JICからの投資を通じて、ファンドの運用チーム(運用会社)の経験値とトラックレコードを積み上げ、投資家への対応力を上げることで、次号ファンド以降機関投資家(年金・海外投資家等)からのリスクマネー仲介の担い手としての成長を促進します。
2.投資人材
JVCA(一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会)等の業界団体、機関投資家、投資先運用者の協力を得ながら、運用者におけるベストプラクティスの研究・導入、投資人材の育成を支援します。
3.投資戦略
日本に定着している戦略以外の戦略でも、ファンド設立等に対しJICがLP投資することで市場に多様性と厚みを付加します。
株式会社産業革新投資機構(JIC)について
JIC は2018 年 9 月、産業競争力強化法に基づき発足した投資会社です。JICは、Society5.0に向けた新規事業の創造の推進、ユニコーンベンチャーの創出、地方に眠る将来性ある技術の活用、産業や組織の枠を超えた事業再編の促進、を重点投資分野としています。これらの分野に対し、傘下のファンドや民間ファンドへの LP 投資を通じてリスクマネーを供給することで、我が国におけるオープンイノベーションを推進し、我が国産業の競争力強化や投資エコシステムの拡大に貢献することを目指しています。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
Spiral Capital Japan Fund 3号投資事業有限責任組合へのLP投資について
PR TIMES / 2024年4月27日 17時40分
-
大学発スタートアップ等促進ファンド投資事業有限責任組合設立について
PR TIMES / 2024年4月26日 18時40分
-
MPI-3号投資事業有限責任組合へのLP投資について
PR TIMES / 2024年4月20日 17時40分
-
日本発のグローバルスタートアップ支援へ - 「Asu Capital Partners」、シード期に特化した新ファンドを設立し投資を開始
PR TIMES / 2024年4月10日 14時40分
-
Bee 6 Target1号投資事業有限責任組合への出資に関するお知らせ
PR TIMES / 2024年4月6日 8時40分
ランキング
-
1今後の為替相場は…“介入でも円安の流れを変えるのは難しい”見方広がる
日テレNEWS NNN / 2024年4月30日 22時15分
-
2手取り30万円・40歳の新婚男性「後悔しています」「老後資金を考える余裕はない」強い不安のワケ
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月30日 20時0分
-
3『100円ショップ』が円安で悲鳴「きついを通り越してどうしたらいいんだって感じ」利益を出すために「もう100円ショップじゃなくなるような…」
MBSニュース / 2024年4月30日 17時45分
-
4ネット騒然銘柄 半導体関連の「ディスコ」が通期決算発表 大幅増益予想も株価乱高下で「持ってれば勝てる時代は終わった」
zakzak by夕刊フジ / 2024年5月1日 6時30分
-
5観光業で働く人のためにも「GWは廃止すべき」 こう提言しても、何も変わらなかった理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月1日 6時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください