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AR(拡張現実)の研究開発をするスタートアップのKAKUCHO株式会社がAGC株式会社へwebARの技術提供を開始しました。

PR TIMES / 2019年12月2日 16時55分

KAKUCHO株式会社(社長:⽵本泰輔、本社:東京都渋谷区)がAGC株式会社(社長:島村琢哉、本社:東京都千代田区)技術本部材料融合研究所および生産技術部へ、AR技術の普及と利用の活性化、並びにAGCの開発スピード向上を目的に、技術提供を開始しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/30345/18/resize/d30345-18-403381-2.png ]



「webAR」は専用のアプリを開発することなく、webブラウザ上で、ARを簡単に使用できる技術です。事前にURLを共有しておけば、スマートフォンやタブレットなどのデバイスを現場でかざすことで、開発した設備をそのままの形状・サイズ感で現場に重ね合わせて表示ができます。

今回KAKUCHOよりAGCの材料融合研究所、生産技術部に技術提供を行うことで、開発設備の良し悪し、現場のレイアウト、作業性、安全性などをwebARで瞬時に判断し、的確なプロトタイプを回すことによってアジャイル(*1)開発を促進していきます。またwebARを介して開発者同士のコミュニケーションを促進し設備開発のスピードを上げることで、素材開発全体のスピードアップに繋がることを期待しています。

(*1)アジャイル開発(アジャイルソフトウェア開発)とは、ソフトウェア開発のプロジェクトの進め方の定義の一つで、短期間で開発を見直す手法を取ることが特徴です。


[動画: https://www.youtube.com/watch?v=6RjgSpxlKE0 ]



■webARについて
これまでARを利用する時には必ず、多大なコストのかかるスマートフォンアプリの開発が必要でした。そのアプリ開発そのものが不要でARを体験できるのがwebARです。今お持ちのホームページ、webサイトにAR機能を直接実装することができ、国内のスマホブラウザでは90%以上をカバーしています。アプリをダウンロードする手間がないので、非常に手軽にARで実寸大の製品の確認が可能です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/30345/18/resize/d30345-18-844225-3.jpg ]


■AGC様にwebARの試験使用を決めて頂いた背景
研究開発の現場では常に新しいことに取り組んでいる為、モノづくりにおいても要求される形状や仕様は千差万別です。設備開発者は、要求される機能を基に、仕様やコスト・納期を考えながら設計を行った後、図面としてモノづくりの見える化を行っていました。しかし、この図面のとらえ方は設備開発者と素材の組成開発者に差があることが解ってきました。つまり仕様書や図面を基に打合せを行い、完成形のイメージを共有して進めていても、完成したものは「思っていたのと違う・・・」という現象を生じさせてしまいます。この認識の差を埋めることはモノづくりにおいてとても重要であるため、AGCではこれまで3D-CADの導入を開始し、VRや3Dプリンターの活用を進めてまいりましたが、それぞれ一長一短があることがわかりました。特に実際に作ったものが現場にどう納まるのか?ということを使用者に真に分かって頂くことは、⾮常に難しい課題です。それを解決する一つの手段として、webARの試験使用を決めました。

■webARの可能性
研究開発現場はその開発スピードが⾮常に重要です。開発要素を確立させるために様々な手法が取られますが、何をするにしても予算や納期は付きまといます。その為、ゴールを目指すために必要な要素・実験方法等を開発初期段階で試算し、全てに対応できる万能なモノが必要だと考えそれに沿って製作します。しかしいざ出来上がったものを使ってみると、ある部分の検証結果が得られた段階で方向性が変わり、この設備では目的を達成することが出来なくなり設備が無駄になった、、、といったエピソードは尽きません。

予算や納期の縛りを回避しながら、初期段階での有効な検証を実施しアジャイルな研究開発を促進するツールとしてwebARの有効性を期待しています。そしてこのことは研究開発現場に限ったものではなく、お客様へのプレゼンテーション時に伝える手段であったり、製品の魅力をダイレクトに消費者のへ伝える手段になったりもすると思います。これを開発現場というモノづくりの最上流から利用することで、その開発内容の魅力自体に開発者自⾝も目を向けることが出来ると考えます。

ー参考コメントを頂いた方のお名前ー
AGC株式会社
技術本部 材料融合研究所
管理チーム 設備技術ユニット
マネージャー
山内 健

■今後のwebARの展望
KAKUCHOは、全ての人がシームレスにARを利用できる世界を目指しています。インターネットが普及した今、ホームページを持つことが当たり前になり、スマートフォンを持っているほぼ全ての人がwebARを利用できる環境にあります。

2020年の春に商用化される5Gでは、これまでの約10倍の速度でインターネットが利用できるようになります。それに比例して、ARのクオリティも約10倍のものが提供できるようになります。ARデバイスの普及も相まって、今後爆発的にARは普及していくと確信しています。

弊社のwebARは、導入スピード、導入コスト、利用ハードルの低さ、どれをとっても最も導入しやすいサービスを提供しており、全ての企業のAR利用をサポートし、誰もがARを簡単に使える世界を目指します。

■AGCグループについて
AGCグループは、建築・自動車・ディスプレイ用ガラス、化学品、その他の高機能材料を世界のお客様に提供するソリューション・プロバイダーです。

100年以上にわたる技術⾰新の歴史の中で、ガラス、フッ素化学、セラミックスなどの分野で世界トップクラスのコア技術を培ってきました。現在、グループ全体の年間売上は約1.5兆円、従業員数約54,000人、30以上の国と地域でグローバルに事業を展開しています。

<企業HP> https://www.agc.com/


■KAKUCHOについて
KAKUCHOは、ARを実用面で社会に浸透させ、誰も見たことのない世界日常を創造することを目的としたスタートアップです。ARを使った高級インテリアEC「FURNI」と、世界で一番簡単なAR「webAR」を提供しています。
URL :https://kakucho.com/

webARについては下記のリンクよりお願いいたします。
https://webar.pro/

■webARに関する取材,お問い合わせ先
担当 井倉 i.hokuto@kakucho.com

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