ヘルスケアプラットフォームのメディカルノート、厚生労働省研究班と共に希少がんの啓発活動を実施
PR TIMES / 2018年6月18日 12時1分
~希少がん患者が、最良な治療を受けられる情報提供を~
株式会社メディカルノート(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:木畑 宏一 以下「当社」)は、運営するヘルスケアプラットフォーム「メディカルノート」において、厚生労働省「希少がん診療ガイドラインの作成を通した医療提供体制の質向上班」(研究代表者:名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学 教授 小寺 泰弘医師 以下「厚生労働省研究班」)と連携し、希少がんに対する社会的な理解促進と信頼できる医療情報の発信を行う啓発活動を開始したことをお知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25869/21/resize/d25869-21-862352-0.jpg ]
■国内がん患者の15%にあたる「希少がん」に関する対策情報を公開
希少がんとは、数が少ないために診療上、不利な状況にあると考えられるがん種のことで、口腔がんや卵巣がんなど発生率が人口10万人当たり6例未満という珍しいがんとして定義されております。患者数や専門の医師、病院が少ないため、診療ガイドラインの整備や有効な診断・治療法を実用化することが難しい一方で、日本におけるがん患者の15%は希少がんに当てはまるという現状があります。
これに対し、厚生労働省では希少がんに対する医療体制の強化を目的に2015年より「希少がん医療・支援のあり方に関する検討会」(座長:国立研究開発法人国立がん研究センター理事長 堀田知光医師)を開始し、2017年より厚生労働省研究班のもと、希少がんにおいて現時点でもっとも推奨できる治療を示す希少がんガイドラインの整備を進めております
このような背景のもと、当社では、希少がん自体の社会的な認知を拡大するとともに、希少がんと診断された患者が希少がんに対する理解を深め安心して最良の治療を受けられるよう、厚生労働省研究班と連携し、希少がんに関する啓発活動を開始いたしました。
まずは今回、厚生労働省研究班と共同でウェブサイト「希少がん対策」(https://kishougan.jp/)を立ち上げ、希少がんに関する疾患解説情報をまとめた記事コンテンツを作成し掲載していくと共に、今後は当社の運営するヘルスケアプラットフォーム「メディカルノート」(https://medicalnote.jp/)との連携を視野にいれ、広く普及・啓発活動を計画していきます 。
「メディカルノート」は、本取り組みを通じて希少がん患者が最良の医療に出会えるサービス提供を目指し、厚生労働省研究班と共に希少がんにおける啓発活動を行うとともに、今後も様々な医療機関および医師のみなさまとの協力体制のもと、信頼できる医療情報の提供を行うことで「患者さんが医療において迷わない世界の実現」に努めてまいります。
■ガイドライン作成によって、希少がん患者の不安を解消したい
[画像2: https://prtimes.jp/i/25869/21/resize/d25869-21-760717-1.jpg ]
小寺 泰弘 医師 のコメント
厚生労働省「希少がん診療ガイドラインの作成を通した医療提供体制の質向上班」研究代表者、名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学 教授、日本胃癌学会理事長
本研究班の主たる目的は、希少がん診療ガイドラインを作成することです。ガイドラインとは科学的根拠に基づき、系統的な手法により作成された、何らかの診療行為についての「推奨」を含む文章です。患者と医療者を支援する目的で作成されており、臨床現場における意思決定の際に、判断材料の一つとして利用されています。希少がんの患者さんを診療する際には、医療者も情報の不足に困惑します。自分で様々な文献を調べて対処することになりますが、適切な文献に行き当たらない可能性もあり、診療方法は各医師の判断によってまちまちなものになりかねません。これでは患者さんも不安を感じられることでしょう。ガイドラインがあれば、疾患にもよりますが、このような問題がある程度は解消されるはずです。
ガイドラインの作成は当該臓器に関わる学会等が行いますが、資金と手間がかかります。本研究班では様々な調査を通じて、診療ガイドラインを作成することが望まれるがまだ作成されていない希少がんを選び、該当する学会等に働きかけて作成を依頼し、そのコスト負担や必要な人材の紹介を行っています。また、こうした活動を通じて、希少がんのガイドラインを作成する方法論の確立を目指しております。
昨年度は脳腫瘍領域でいくつかのガイドラインの作成、改定を行い、今年度は泌尿器科領域、整形外科領域、頭頚部領域にも活動の範囲を広げたいと思っております。このたびのメディカルノートとの取組みを通じ、希少がん患者やその家族に適切な情報を届け、治療への不安解消につながることを期待しています。
■「メディカルノート」について (https://medicalnote.jp/)
「メディカルノート」は、ユーザーにとって最良の医療に出会うためのサービスを提供するヘルスケアプラットフォームです。医療の最前線で活躍する著名な医師や専門家が保有するエビデンス及び臨床経験に基づいた信頼できる情報を、一人でも多くの方々に伝えることを目指し、病気や症状等をわかりやすく伝える医療情報と、オンライン上で医師に相談できるサービスを提供しております。
現在、「メディカルノート」には総勢1,400名もの著名な医師及び専門家並びに700にのぼる医療機関が参加・支援しており、10万人のユーザーに対して専門的な医療相談サービスを提供しています。医師と病院、患者をインターネットによってつなげることで、双方にとってより良い医療の実現を目指してまいります
医療アドバイザー:
五十嵐 隆医師(国立成育医療研究センター 理事長、日本小児科学会前会長)
糸山 泰人医師(国際医療福祉大学前副学長)
垣添 忠生医師(公益財団法人日本対がん協会会長、国立がんセンター名誉総長)
平田 公一医師(JR札幌病院 顧問)
白石 吉彦医師(隠岐島前病院 院長)
【株式会社メディカルノートの概要】
会社名:株式会社メディカルノート
設立:2014年10月
所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-11-11 IVYイーストビル9F
代表者:代表取締役社長 木畑 宏一(医師)
事業内容:ヘルスケアプラットフォーム事業、医療プラットフォーム事業
コーポレートサイト: http://medicalnote.co.jp/
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