アフリカの難民80万人への食糧支援を削減 国連WFP、UNHCRが緊急支援要請

PR TIMES / 2014年7月17日 17時11分

ジュネーブ発- 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国連WFPのトップは今月、資金難などによりアフリカの難民80万人近くに対する食糧支援の配給量を削減しなければならず、既に深刻な状態にある難民の急性栄養不良、発育阻害と貧血、特に子どもの症状のさらなる悪化が見込まれる状況に瀕していると警告しました。





アーサリン・カズン国連WFP事務局長と、アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官はジュネーブでの会合で、各国代表に対し、国連WFPが従来の計画通りの食糧支援の配給量を確保し、今年末まで、これ以上の削減を行わなくて良いよう、国際社会に1億8,600万米ドルの拠出を呼びかける緊急支援要請を発表しました。UNHCRは栄養不良や、弱い立場のアフリカの難民に補助栄養食品を配るため、3900万米ドルを必要としています。

「アフリカの難民の多くは、国連WFPが配給する食糧で命をつないでいるため、資金難は彼らを直撃します」とカズン事務局長は訴えました。「すべての難民が健康に生きるために十分食べ、未来を築くことができるよう、支援国政府に呼びかけています。難民の半数は子どもなのです。」

アフリカでは、22カ国で240万人の難民が国連WFPからの定期的な食糧支援で命をつないでいます。現在、うち3分の1の難民に対する支援食糧の配給が削減されています。例えば、チャド在住の難民に対する食糧配給は最大60%も削減を余儀なくされています。

<多発する危機>
中央アフリカ共和国、チャド、南スーダンでは、約45万人の難民に対して、少なくとも50%、支援食糧の配給量が削減されています。リベリア、ブルキナファソ、モザンビーク、ガーナ、モーリタニア、そしてウガンダでも計33万8千人の難民に対する支援食糧が5~43%、削減されています。
配給量の削減の原因としては、資金難のほかに、治安の悪化で物資輸送が難しい地域があるということも影響しています。

「世界中であまりにも多くの危機が起きているため、人道支援のための資金が追いつかない状況です。弱い立場の難民は支援の隙間から漏れていくのです」とグテーレス国連難民高等 弁務官は説明し、避難を余儀なくされる人たちへの支援を再考するよう呼びかけました。

<合同報告書>
UNHCRと国連WFPがジュネーブでの会合で出した報告書は、難民は世界で最も弱い立場の人たちであり、最低限の配給食糧をさらに削減することは、既に弱っている人々に大きな打撃を与えると述べています。

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