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THE FUND等を引受先とした第三者割当増資により20億円の資金調達を実施

PR TIMES / 2021年9月13日 11時45分

国内最大規模の非FIT分散型太陽光発電所によるVPP※プラットフォームの機能拡充で地域循環利用を促進

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:秋田 智一、以下:アイグリッド)は、シニフィアン株式会社及びみずほキャピタル株式会社が共同で運営するグロース・キャピタル「THE FUND」(以下:THE FUND)等を引受先とした第三者割当増資により、20億円の資金調達を実施しファーストクローズいたしました。今回の資金調達により、資本力の充実を図り、非FIT分散型太陽光発電所をネットワーク化した次世代エネルギープラットフォームの機能拡充による非FIT再生可能エネルギーの地域循環利用促進及び非FIT分散型太陽光発電所の更なる導入を推進すると共に、事業拡大、研究開発やそれにかかるテクノロジー人材採用を含めた体制強化につなげてまいります。



◆THE FUNDを中心とした第三者割当増資により20億円の資金調達を実施

このたび、シニフィアン株式会社等が運営するTHE FUNDをリードインベスターに、DGベンチャーズ、みずほキャピタル、複数名の著名エンジェル投資家等を引受先とした第三者割当増資により、20億円の資金調達を実施しファーストクローズいたしました。

アイグリッドは今回の調達で得た資金を基に、子会社も含むグループ一体として2024年までに1,500施設、累計250MWの非FIT太陽光発電所建設を加速すると共に、創出される再生可能エネルギーの地域内最大利用の実現に向けて、『R.E.A.L. New Energy Platform™』を進化させるべく追加開発やそれにかかるテクノロジー人材強化を本格化します。

『R.E.A.L.New Energy Platform™』とは、(R)enewable・(E)conomical・(A)ggregate・(L)ocalをコンセプトに、森林伐採・土地造成等の環境負荷を伴う開発行為を行わず商業施設や物流施設といった需要地近郊の屋根等を利用してつくられた分散型太陽光発電所から生み出される再生可能エネルギーを、地域内で循環的に利用できるプラットフォームを目指しています。

現在の送配電プラットフォームを進化させて、地域内の太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーを、蓄電池、EV、エネルギー消費機器といった需要側リソースと組み合わせて統合的にコントロールし、人の行動変容も促しつつ有効活用することで、再生可能エネルギーの導入量を増やすだけでなく、電力系統の安定化や災害時のバックアップ電源として機能し、地域のレジリエンス強化にも貢献することが可能となります。

[画像: https://prtimes.jp/i/43561/28/resize/d43561-28-ebe5f04fbb574ed292a2-1.jpg ]

今回の調達ラウンドは、『R.E.A.L. New Energy Platform™』の構築を中核としたアイグリッドの戦略が持続可能なエネルギー社会の実現に寄与するものとして投資家の信認を集め、さらにはアイグリッドグループが持つ電力使用ビッグデータ解析ナレッジ・施設設置特化型のプラントエンジニアリングナレッジ・国内でも先行して推進してきたPPA再生可能エネルギー導入事業運営実績等、アイグリッドが取り組む「社会・環境・ガバナンスに配慮したESGへの対応」が、評価された事で実現しました。

気候変動リスクが高まるなか、投資家や金融機関の脱炭素に向けた活動が活発化しており、金融庁も、生命保険会社や信託銀行などの機関投資家が取るべき行動規範(日本版スチュワードシップ・コード)を2020年春に改定し、環境などに配慮するESG投資を重視する方針を打ち出しています。このような社会的背景はアイグリッドの戦略追及にとり大きな追い風であり、アイグリッドはステークホルダーの期待に応えながら、社会的意義の大きい事業の推進に邁進する所存です。

◆脱炭素社会の実現と災害対応におけるレジリエンス強化に向けて『分散型再生可能エネルギー』を活用した地域循環型エネルギーシステムの構築が急務に。


産業革命以降のCO2排出量の増加を起因とする気候変動問題は、自然環境や人々の暮らしを脅かし、環境配慮への取り組みが急務となっています。日本は2050年の脱炭素社会を目指して、2030年の電力エネルギーミックスに占める再生可能エネルギー発電の割合を36%~38%にする目標を掲げており、再生可能エネルギーへの転換は急務となっているほか、近年の自然災害の頻発、甚大化による系統停電の被害も拡大しており、「CO2を排出しない」だけでなく、「災害に強い」分散型再生可能エネルギーシステムの構築が喫緊の社会課題となっています。

アイグリッドは、デマンドサイドマネジメントでの6,000事業所を超える実績データ(電力使用状況)に基づいた独自の電力需要予測技術と、子会社の株式会社VPP Japan(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:秋田 智一、以下:VPPJ)が保有する非FIT太陽光発電所の発電データをAIで解析する技術を保有しています。これらの技術を活用し、オンサイトでの再生可能エネルギーの自家消費量を最大化し、時間帯により消費しきれない余剰電力を電力系統に繋いで利用する『R.E.A.L. New Energy Platform™』を用いて、非FITの再生エネルギー利用を推進しています。


※アイグリッドは子会社であるVPPJを通じてFIT制度に頼らない、新しい再生可能エネルギー導入の方法として、全国約200施設の流通サービス施設に約50,000kWの分散型再生可能エネルギーシステム(=自家消費型太陽光発電システム)をこれまでに建設・運営しています。


株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(代表取締役社長 秋田 智一)のコメント
脱炭素社会の実現に向けては、地域エリア内の空いている屋根や駐車場を活用した需要地近郊への分散型再生可能エネルギーの導入と、不安定な電源出力(発電量)を精緻に予測しコントロールする新しいエネルギープラットフォームの構築が不可欠です。
当社が開発を進める「R.E.A.L. New Energy Platform™」は、太陽光発電、蓄電池、EV、エネルギー消費を統合的に制御し、再生可能エネルギーを最大且つ地域内で循環的に利用できる真のプラットフォームを構築していきます。

「R.E.A.L. New Energy Platform™」は、ひとつひとつは小さいけれども集約することで大きな発電所と変わらないエネルギーを生みます。身近なところで生まれたグリーンエネルギーがAI・IoTを活用して地域をめぐる社会をアイグリッドは目指しています。


THE FUND(シニフィアン共同代表 村上誠典さま)のコメント
脱炭素社会の実現は、我々ヒト、また社会や自然環境、そして地球にとって望まれる大切なテーマです。アイグリッドは2004年から一貫してエネルギーをテーマに事業を展開してきた企業として、様々な経験やネットワークを有しています。難しい社会課題の解決には、本当の意味での社会理解が高まっていく必要があると考えていますが、足元急速にその機運が高まりを見せ、時代がアイグリッドに追いついてきています。持続可能な社会の実現に向けて、脱炭素社会の実現、更にはエネルギー問題、環境問題、気候問題の解決は地球全体で見ても最重要なテーマの一つです。これらの課題を事業ドメインとして展開していけるアイグリッドに大きな可能性と社会的意義を感じております。株主として事業拡大期をご一緒できることを光栄に思います。

アイグリッドは脱炭素社会の実現に向けてなくてはならない会社になると期待しております。一方、アイグリッドだけで解決できるような簡単なテーマでは到底ありません。我々もアイグリッドと協働しながら、多くのステークホルダーを巻き込み、更に社会的認知を高めながら、社会的価値の最大化を追求し、同時に事業成長を目指して参ります。


みずほキャピタル株式会社(上田和範さま)のコメント
電力小売・オンサイト発電・省エネソリューションなど、再生可能エネルギーに係る各事業を、高いIT技術をバックボーンに総合的に展開されている企業グループとしての成長性を評価・期待し、投資いたしました。今後、みずほフィナンシャルグループ一体として、貴社への支援を一層加速して参りたいと存じます。


各社概要(50音順)


【株式会社 アイ・グリッド・ソリューションズについて】

アイ・グリッド・ソリューションズはAIによるエネルギーマネジメント、企業や家庭向けの電力供給、太陽光発電によるVPP事業を展開し、分散型電源を中心としたエネルギープラットフォーム構築を目指します。

社名:株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ
所在地:東京都千代田区麹町3-7-4
代表者:代表取締役社長 秋田 智一
資本金:100百万円(2021年6月末時点)
設立:2004年2月
会社HP:https://www.igrid.co.jp/


【シニフィアン株式会社について】

「未来世代に引き継ぐ産業創出」をテーマに、未上場スタートアップ、新興上場企業に対する経営支援事業、並びに産業金融事業を行っています。

社名:シニフィアン株式会社
所在地:東京都港区虎ノ門5丁目11番1号オランダヒルズ森タワーRoP1104
代表者:朝倉 祐介・小林 賢治・村上 誠典
設立:2017年7月
会社HP:https://signifiant.com/


【株式会社DGベンチャーズについて】

グローバル社会に大きく貢献しうる日本、海外の有望なスタートアップ企業への投資と事業育成を展開しています。

社名:株式会社DGベンチャーズ
所在地:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコDGビル
代表者:代表取締役会長 兼 社長 林 郁
資本金:100百万円
設立:2009年06月
会社HP:https://dgventures.com/


【みずほキャピタル株式会社について】

みずほフィナンシャルグループにおけるベンチャーキャピタルです。みずほフィナンシャルグループの広範なネットワークを活用し、企業の成長を支援いたします。

社名:みずほキャピタル株式会社
所在地:東京都千代田区内幸町一丁目2番1号
代表者:代表取締役社長 大町 祐輔
資本金:902,400千円
設立:1983年7月
会社HP: https://www.mizuho-vc.co.jp/index.html

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