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「国産廃食用油を原料とするバイオジェット燃料製造サプライチェーンモデルの構築」がNEDO事業に採択

PR TIMES / 2021年8月2日 18時15分



【発表のポイント】

「国産廃食用油を原料とするバイオジェット燃料製造サプライチェーンモデルの構築」を提案し、NEDOが公募する助成事業に採択。
日本国内において商業規模でのSAF生産・供給が実現していない中、廃食用油を原料としたバイオジェット燃料製造サプライチェーンモデルを実証・構築することで、2025年までに本格的なバイオジェット燃料供給開始を目指す。


日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO:佐藤 雅之、本社:神奈川県横浜市西区、以下、「日揮HD」)、株式会社レボインターナショナル(代表取締役:越川哲也、本社:京都府京都市伏見区、以下、「レボインターナショナル」)、コスモ石油株式会社(代表取締役社長:鈴木 康公、本社:東京都港区、以下、「コスモ石油」)および、日揮HDの国内EPC事業会社である日揮株式会社(代表取締役 社長執行役員:山田 昇司、本社:神奈川県横浜市西区、以下、「日揮」)(以下、4社併せて「助成事業者」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が行うバイオジェット燃料生産技術開発事業における公募事業「バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築」(以下、「本NEDO事業」)に「国産廃食用油を原料とするバイオジェット燃料製造サプライチェーンモデルの構築」を共同提案し、採択されたことをお知らせいたします。

また、本NEDO事業を通して、スマートな廃食用油収集システムの開発・実証を行うことを目指しており、サーキュラーエコノミー事業(資源循環型ビジネス)に関する豊富な実績を有する小田急電鉄株式会社が日揮HDの受託事業者として本NEDO事業に参画いたします。

本採択により、バイオジェット燃料製造供給開始に向けた事業検討費用、バイオジェット燃料製造設備の装置設計・建設費用、実証運転・用役供給費用、原料となる廃食用油の入手可能性・コスト調査費用等に対して、NEDOからの助成金による支援を受ける予定です。

今後は、本NEDO事業を通して、バイオジェット燃料サプライチェーン構築に向けた事業開発を一層加速させ、2025年までにバイオジェット燃料製造設備の稼働、供給開始を目指してまいります。
併せて、助成事業者は引き続きGHG排出量の削減を推進し、持続可能な循環型社会の形成を目指してまいります。

今回助成事業者が採択されたNEDOの公募事業「バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築」の詳細は以下の通りです。
NEDOホームページ:https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html

【ご参考情報】
1. 本NEDO事業内容
(1) 概要
長期的には今後の拡大が見込まれる航空需要予測を背景に、二酸化炭素排出削減による地球温暖化抑止対策が国際民間航空機関(ICAO)をはじめとした航空業界における喫緊の課題となっている中、それらの対応策の一つとして、バイオジェット燃料の導入による解決が必要不可欠な手段の一つとして位置づけられている。
本NEDO事業では、想定する将来の製造規模を技術的に実現し得るバイオジェット燃料製造技術を軸に、将来の事業化を見据えた規模でのバイオジェット燃料製造および供給に係る空港納入までのサプライチェーンモデルを構築する実証事業を実施し、バイオジェット燃料のサプライチェーンの早期確立を図る。

(2) 事業期間
2021年度~2024年度

2. バイオジェット燃料製造サプライチェーンモデル開発の概要


[画像: https://prtimes.jp/i/65135/30/resize/d65135-30-628ce61023b931cff6a5-0.png ]


3. 各社情報

日揮ホールディングス株式会社について
日揮HDは、企業グループとして取り組むべき重要課題(マテリアリティ)として「環境調和型社会」の実現を挙げ、環境負荷の小さいLNG(液化天然ガス)プラントや、バイオマス発電、太陽光発電設備等の再生可能エネルギープラントの建設、マイクロプラスチック代替素材やHV/EV向け放熱伝導窒化ケイ素基板等の機能材製造、水素エネルギー(CO2フリーアンモニア)や廃プラスチックのケミカルリサイクル等の環境関連技術の早期ビジネス化等に注力しております。また、日揮グループの国内EPC事業会社である日揮株式会社はエンジニアリング企業として、国内でエネルギー・一般産業分野等で多数のプラント・施設を建設してきた実績を有します。
本事業においては、環境分野への取組みに係る知見・実績およびEPC事業における実績により築かれた各種エンジニアリング技術、プロジェクト管理能力を活かし、サプライチェーン全体の最適化や効率的、経済的な製造設備の提案ならびに建設に貢献してまいります。
ホームページ https://www.jgc.com/jp/

株式会社レボインターナショナルについて
レボインターナショナルは、全国規模での使用済み食用油の引取ネットワークを構築し、自社開発の製造プロセスにより京都市を始めとし、長年に亘り国内外にバイオディーゼル燃料の製造販売を行い、原料調達・技術開発・製造販売の自社一貫体制を確立し、日本初の品質規格策定協力等、パイオニア企業として随一の実績を築いてきました。
今後、更に使用済み食用油の引取ネットワークを拡充すると共に新たな原料油脂の調達も本格化させ、本事業においては、国内需要の創出を図り、バイオマス循環資源としての国内利用を拡大し、地域循環共生圏の構築に取り組んでまいります。
ホームページ http://www.e-revo.jp/

コスモ石油株式会社について
コスモ石油が所属するコスモエネルギーグループは、日々の生活に欠かせないエネルギーを、安全・安定的に供給し続ける公共的な使命を担う企業として、グループの主力事業である石油事業、石油化学事業に加え、長期的な環境変化を見据え再生可能エネルギー事業を展開しております。
グループ理念に「地球と人間と社会の調和と共生」を掲げる当社グループは、第6次連結中期経営計画『Oil & New』のもと、自社の強みを生かし、SS(サービスステーション)ネットワークを活用した次世代モビリティ社会に向けた取り組みや、環境にやさしい電力の販売、風力発電事業を中心としたクリーンエネルギーの拡大等を進めております。本事業を含むこれらの取り組みを通じて、2050年度のカーボンネットゼロを実現するとともに、社会課題の解決と持続可能な社会の実現を目指してまいります。
ホームページ https://www.cosmo-oil.co.jp/

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