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77.4%のエンジニアが今後「複数分野の専門知識が必要になると思う」と回答。DX推進やIT人材需要増がキャリア構築のキーワードに

PR TIMES / 2021年3月24日 10時45分

【専門分野以外の知識、技術習得に関するエンジニア800人意識調査】

エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」は、20~59歳のエンジニア800人を対象に、「専門分野以外の知識、技術習得」に関するアンケート調査を行いました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-773701-15.jpg ]


【ポイント】
◇エンジニアの8割が自身の専門分野以外の知識や経験が「必要になったことがある」と回答
◇自身の専門分野以外で必要になった分野で回答が多かったのは、「電気・電子」(38.5%)、「機械」(38.2%)
◇77.4%のエンジニアが、今後「エンジニアには複数分野の専門知識が必要になると思う」と回答
◇エンジニアの6割が「専門分野以外の専門知識を学びたい」と回答。
◇これから学びたい分野の上位は「ソフトウェア」「電気・電子」「情報処理」
◇これから学びたい分野の選択では、「DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進」「IT人材の需要増」「将来性」がキーワードに
◇複数分野の知識を得るための取り組みは「書籍・参考書・情報誌」「ネットでの情報収集」「セミナー・研修」


【調査背景】
一つの専門分野に特化したいわゆる「スペシャリスト」と呼ばれるI型人材、幅広い知識や経験・スキルを併せ持つ「ゼネラリスト」と呼ばれる一型人材、特定の専門分野に特化した上で異なる分野の知識を有するT型人材など、ビジネスパーソンを分類するこれらのキーワードを耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか?

これまで研究・開発職にはI型人材、総合的なスキルが必要な管理職には一型人材が、それぞれ求められる傾向がありましたが、近ごろではT型人材に注目が集まっています。

IoT技術やDX(デジタルトランスフォーメーション)による世の中のデジタル化の推進も目覚ましく、世の中のエンジニアを取り巻く環境は大きく変化しています。そうした中、現役エンジニアは自身のキャリアや今後の専門性をどう捉えているのでしょうか。


【調査結果サマリー】
◇エンジニアの8割が自身の専門分野以外の知識や経験が「必要になったことがある」と回答
・エンジニア800人(職種別に「IT・制御・ソフトウェア系エンジニア」200人、「製造系エンジニア(電気・電子系)」200人、「製造系エンジニア(機械系)」200人、「素材・化学系エンジニア」200人)を対象に行ったアンケート調査の結果、業務上で自身の専門分野以外の知識・経験が「必要になったことがある」と回答したのは78.5%だった。

・「必要になったことはない」は10.3%だった。

[画像2: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-841807-0.png ]


・職種別では特に「製造系エンジニア(電気・電子系)」、「素材・化学系エンジニア」で必要になったと答えた人の割合が多く、それぞれ86.0%だった。

・最も割合が低かった「製造系エンジニア(機械系)」でも64.0%となり、半数以上が複数分野の知識・経験の必要性を感じている。

・「必要になったことはない」と回答した人はどの職種でも1割前後だった。
[画像3: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-873458-2.png ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-328062-16.png ]



◇専門分野以外で必要になった分野で回答が多かったのは、「電気・電子」(38.5%)、「機械」(38.2%)
・業務上で自身の専門分野以外の知識・経験が「必要になったことがある」と回答したエンジニア628人に、どんな分野の知識や経験が必要になったか聞いた結果、最も多かったのは「電気・電子」(38.5%)、次いで「機械」(38.2%)となった。

・さらに「化学」(27.2%)、「ソフトウェア」(27.2%)が同率で続いた。
[画像5: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-789226-3.png ]


・職種別に集計した結果、IT・制御・ソフトウェア系エンジニアで「必要になったことがある」と回答した156人では「ハードウェア」が最も多く31.4%だった。続いて「電気・電子」(22.4%)、「情報処理」(20.5%)となっている。

・製造系エンジニア(電気・電子系)の「必要になったことがある」と回答した172人では、「機械」が最も多く39.0%だった、続いて「ソフトウェア」(24.4%)、「制御」(20.9%)となっている。

[画像6: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-231873-4.png ]


・製造系エンジニア(機械系)の「必要になったことがある」と回答した128人では、「電気・電子」が最も多く43.8%だった。続いて「化学」(26.6%)、「制御」(21.1%)となっている。

・素材・化学系エンジニアの「必要になったことがある」と回答した172人では、「機械」分野が最も多く33.7%だった続いて「電気・電子」(26.7%)、「ソフトウェア」(15.7%)となっている。

[画像7: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-942184-5.png ]


・IT・制御・ソフトウェア系エンジニアは「ハードウェア」、製造系エンジニア(電気・電子系)は「機械」、製造系エンジニア(機械系)は「電気・電子」、素材・化学系エンジニアは「機械」と、開発工程上、関わることが多い分野を選択する傾向が見える。


◇77.4%のエンジニアが、今後「エンジニアには複数分野の専門知識が必要になると思う」と回答
・エンジニア800人にこれから先の時代、エンジニアには複数分野の専門知識が必要になると思うかどうかについて聞いた結果、「そう思う」と回答した人は77.4%だった。

・「そう思わない」と回答した人はわずか8.9%だった。

[画像8: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-293572-6.png ]



◇エンジニアの6割が「専門分野以外の専門知識を学びたい」
・自身の専門分野以外の専門知識を学んでみたいかという問いに対して、「そう思う」と回答したエンジニアは59.9%だった。

・「そう思わない」と回答した人は20.7%だった。

[画像9: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-293174-7.png ]


・職種別では、自身の専門分野以外の専門知識を学んでみたいかどうかについて、「そう思う」と回答した人は、どの職種でも6割前後、「そう思わない」は2割前後となった。

・最も「そう思う」と回答した率が高かったのは「素材・化学系エンジニア」の64.5%だった。

[画像10: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-371867-8.png ]


・年齢別で見ると、自身の専門分野以外の専門知識を学んでみたいかどうかについて「そう思う」と回答した人の割合は「30~39歳」が最も高く66.0%だった。また、「そう思わない」と回答した人の率は最も低く、14.0%だった。

・続いて「そう思う」と回答した人の割合は「20~29歳」が高く、63.5%だった。

[画像11: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-608943-9.png ]



◇これから学びたいのは「ソフトウェア」「電気・電子」「情報処理」分野
・自身の専門分野以外の専門知識を学んでみたいかという問いに対して、「そう思う」と回答したエンジニア479人に今後学びたい分野を聞いたところ、「ソフトウェア」が39.0%でトップだった。

・続いて2位が「電気・電子」(36.7%)、3位が「情報処理」(33.2%)となった。

・「ソフトウェア」「電気・電子」「情報処理」の回答率がそれぞれ3~4割と、IT、ソフトウェア系の知識や経験へのニーズが高いことが分かった。

[画像12: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-989218-11.png ]

[画像13: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-814688-17.png ]



・これから学びたい分野を職種別に集計した結果、IT・制御・ソフトウェア系エンジニアでは「ハードウェア」(41.6%)、「ソフトウェア」(35.2%)、「情報処理」(29.6%)が上位となった。

・製造系エンジニア(電気・電子系)では「ソフトウェア」(48.3%)、「機械」(36.7%)、「電気・電子」(32.5%)が上位となった。
[画像14: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-138160-12.png ]


・製造系エンジニア(機械系)では「電気・電子」(49.5%)、「ソフトウェア」(39.0%)、「制御」(31.4%)が上位となった。

・素材・化学系エンジニアでは「情報処理」(45.0%)、「電気・電子」(38.8%)、「機械」(34.9%)が上位となった。
[画像15: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-925914-13.png ]



◇「DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進」「ITの需要増」「将来性」がキーワードに
今後学びたい分野について選択した理由を聞いたところ、回答の傾向としては大まかに「業務上必要になる」「興味関心がある」「将来性がある」の3つに分かれた。

・「ソフトウェア」「情報処理」を選択したエンジニアは「DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進」や「IT人材の需要増」、「将来性」を理由にあげる傾向にあった。

・「機械」を選択したエンジニアは「業務上必要になる」といった回答が多く見られた。

・IT・制御・ソフトウェア系エンジニアは「ハードの知識を持っていた方が業務上有利である」と考える人が多かった。

・製造系エンジニア(機械系)でも「ソフトウェア」を選択する人が多く、回答理由から「世の中のデジタル化への対応を見据えている」ことがうかがえる。


【ソフトウェア・情報処理を選択した人のコメント】

DX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいるから(31歳・IT・制御・ソフトウェア系エンジニア)
成長分野であるから(44歳・IT・制御・ソフトウェア系エンジニア)
これからの時代さらに必要となるため(50歳・IT・制御・ソフトウェア系エンジニア)
専門は機械だが、一つの製品をつくるのに他分野の知識もあった方が効率が良いから(54歳・IT・制御・ソフトウェア系エンジニア)
在宅勤務でより必要性が明るみになり、今後さらに人材が必要とされる分野だろうから(24歳・製造系エンジニア - 電気・電子系)
時代はIT(28歳・製造系エンジニア - 電気・電子系)
ソフト人材の需要が増えているため(29歳・製造系エンジニア - 電気・電子系)
これからIoT、IT、AIの時代に突入するのは明らかで、個人の市場価値を上げるにはこの分野の知識が必要不可欠になるから(33歳・製造系エンジニア - 電気・電子系)
情報化社会において身につけていて損がないと思うから(29歳・製造系エンジニア - 機械系)
情報系は必要不可欠なので(30歳・製造系エンジニア - 機械系)
今後はソフトが支配する(43歳・製造系エンジニア - 機械系)
ハードの仕事をしているが、ソフト開発が出来れば仕事の幅が広がるから(57歳・製造系エンジニア - 機械系)
会社でDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応できる人材になるよう言われているから(34歳・素材・化学系エンジニア)
会社で業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しているから(34歳・素材・化学系エンジニア)
IoT系の流行りの分野の仕事に関連する技能は得ておきたい(42歳・素材・化学系エンジニア)
これから重要度が増してくる分野だと思うから(50歳・素材・化学系エンジニア)



【機械を選択した人のコメント】

ソフトが専門ですが、ハードの知識もたびたび要求されるため(45歳・IT・制御・ソフトウェア系エンジニア)
機械設計の機会が増えたため(28歳・製造系エンジニア - 電気・電子系)
最近はメカトロ関連が多く、両方のことを知っておかないと理解できない(56歳・製造系エンジニア - 電気・電子系)
苦手だけど業務で必要だから(26歳・製造系エンジニア - 機械系)
いろいろな知識があった方が物事について多角的に考えられると思ったので(35歳・製造系エンジニア - 機械系)
世の中の製品づくりに必要な技術のため(39歳・製造系エンジニア - 機械系)
業務で知識があると便利だから(27歳・素材・化学系エンジニア)
自動車関連の市場の仕事をしているので、自動車関連の勉強をして動く構造について深く勉強したい。今の仕事に活かせるから(36歳・素材・化学系エンジニア)



◇複数分野の知識を得るための取り組みは「書籍・参考書・情報誌」「ネットでの情報収集」「セミナー・研修」
・複数分野の知識を得るために現在行っている取り組みについて聞いたところ、最も多かったのは「書籍・参考書・情報誌」など読書から知識を得ることだった。その他、論文、学会誌、専門書などの回答もあった。

・続いて多かったのは「ネットなどで情報収集」だった。分からないことがあればインターネットで調べる、専門家による解説ブログをチェックしているといった回答が見られた。

・また、「セミナー・研修」など講習を受けているエンジニアや、「オンライン学習・通信教育」などを利用して学習しているエンジニアも見られた。


【調査概要】
調査方法:ネットリサーチ
期間:2021年2月1日~15日
2021年2月22日~3月1日
対象:20~59歳のエンジニア800名

[画像16: https://prtimes.jp/i/16691/34/resize/d16691-34-886661-14.png ]


---メディア関係の皆様へ---
本調査データはご自由にご活用ください。
記事での紹介・引用時には、「株式会社メイテック調べ」など、調査元を明記ください。

グラフデータは【プレスリリース画像一覧】からダウンロードいただくか、上記の記事URLから取得ください。より大サイズのグラフをご希望でしたら、メイテック広報部 三宅(kouhou@meitec.com)までお問い合わせください。
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【メイテックグループについて】
メイテックグループは、エンジニアのキャリアを支援することを事業コンセプトに、設計・開発から、解析・評価、設計補助まで、幅広い業務領域に対応したエンジニアによる技術サービスを提供しております。

グループで、約10,000名の正社員エンジニアが働いており、取引先は大手製造業を中心に、常時1,200社以上、延べ4,000社以上の取引実績があります。

社名:株式会社メイテック
設立:昭和49年(1974年)7月17日
代表者:代表取締役社長 國分 秀世
本社所在地:東京本社/〒110-0005東京都台東区上野1丁目1-10 オリックス上野1丁目ビル
Tel(03)6778-5100(代)
資本金:50億円(2020年3月31日現在)
売上高:1009億95百万円(グループ連結:2020年3月期)
社員数:7,659名(2020年3月31日現在)
営業拠点:東京・名古屋・大阪など国内主要都市41拠点
事業内容:エンジニアリングソリューション事業
(機械設計、電気・電子設計、ソフトウェア開発、
ケミカルエンジニアリング、解析・評価)
労働者派遣事業許可番号「派23-301659」

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