TABLE FOR TWOと国連WFPがファンドレイジング協定を締結
PR TIMES / 2015年3月23日 10時48分
タンザニアとシリア難民キャンプで給食提供
日本発、世界の食糧問題の解決に取り組むNPO法人TABLE FOR TWO International(東京都港区、代表 小暮 真久 以下、TFT)は、飢餓と貧困の撲滅を使命とするWFP国連世界食糧計画(以下、国連WFP)とファンドレイジング協定を締結しました。国連WFPが実施するタンザニア連合共和国での学校給食プログラムと、ヨルダンのシリア難民キャンプでの給食支援に用いられます。
世界の食糧問題の解決という志を同じくするTFTと国連WFPは、これまでも飢餓問題への関心喚起のための共同セミナーを開催するなど、協力関係を築いてきました。今回の協定締結により、共通した目標を持つ2団体がパートナーシップを組むことによって、より効果的に飢餓問題に取り組めるようになることを目指しています。
現在、地球では9人に1人が飢餓に苦しんでいます。国連WFPは、飢餓と貧困の撲滅を使命に活動する国連の食糧支援機関です。災害や紛争発生時には人々の命を守るために食糧を配給し、学校では子どもの栄養状態の改善と就学を促すための給食を提供しています。TFTは飢餓問題と同時に、世界の肥満問題にも取り組む日本発の社会貢献事業です。社員食堂や外食店で通常よりヘルシーなメニューの提供を推進し、喫食ごとに寄付を募り、その寄付で開発途上国の学校給食を支援しています。
共通した目標を持つTFTと国連WFPがより効果的に飢餓問題に取り組めるようになることを目指し2015年2月にファンドレイジング協定を締結しました。TFTは国連WFPが実施するタンザニアでの学校給食プログラムと、ヨルダンに避難しているシリア難民向けの給食プログラムを支援するためのファンドレイジング活動を展開します。
タンザニアでは人口のおよそ4割が、慢性的に食糧が不足している地域で暮らしています。国連WFPは現在タンザニアで食糧不足に苦しむ地域にある640の小学校に通う約37万人の生徒を対象に給食を支給しています。国連WFPはタンザニア政府と連携し、給食プログラムの戦略立案にも取り組み、最終的にはタンザニア政府主体の給食プログラムを実現する事を目指しています。国連WFPタンザニア事務所長リチャード・レーガン氏は今回の協定締結に寄せて以下のようなコメントを出しています。「TABLE FOR TWOからの支援に深く感謝致します。給食は子どもたちが学校に通うきっかけになり、彼らの健康な成長を助けると同時に、よりよい未来を築くための礎となります」。タンザニアでの給食プログラムのために、TFTは国連WFPに2015年3月に25万米ドル(約3,000万円)を送金しました。
2011年に発生したシリア危機以後、国連WFPはシリア国内の避難民、およびシリア周辺国に逃れた難民に対する緊急食糧支援を続けています。その活動の一環として、シリア国内や、ヨルダンとイラクの難民キャンプで暮らすシリア人の子どもに対し、学校給食を提供しています。給食は、避難によって学業を中断してしまった児童・生徒が再び通学するきっかけになっています。
シリア難民キャンプでの給食支援のために、TFTは中東地域でのファンドレイジング活動に注力します。2007年に日本で創設されたTFTは、現在米国、韓国、香港、ベトナム、英国、イタリア、スイス、ノルウェーなどで活動を展開しています。これらの国、地域に加え、中東地域でもTFTの活動に賛同する企業が増えています。今般締結した協定に基づき、TFTは中東地域で事業展開している企業に協力を呼びかけ、シリア難民キャンプでの給食提供を支援します。
今回の協定締結をきっかけに、世界の食糧問題に取り組む2団体が協力を深め、双方の得意分野を生かし、より効果的に飢餓問題に取り組めるようになることを目指しています。
NPO法人TABLE FOR TWO Internationalについて
http://jp.tablefor2.org/
2007年10月設立。“TABLE FOR TWO”を直訳すると「二人のための食卓」。先進国の私達と開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトの下、社員食堂や店舗でTFTヘルシーメニューを 購入すると、代金の内20円が寄付となり、飢えに苦しむ世界の子どもに給食1食分をプレゼントできます。これまで企業や官公庁、大学、病院など約660団体が参加。気軽に社会貢献とメタボ予防ができるという一石二鳥な取り組みが人気を呼び、約3,142万食をアフリカのウガンダ、エチオピア、ケニア、タンザニア、マラウィ、ルワンダ、アジアのフィリピン、ミャンマーに届けました。
国連WFPについて
http://www.wfp.org/jp
WFP国連世界食糧計画は、飢餓と貧困の撲滅を使命に活動する国連の食糧支援機関です。自然災害や紛争の被災者、妊婦や授乳中の母親、栄養不良の子ども、遺児、病人、老人など最も貧しい暮らしを余儀なくされている人を対象に、毎年およそ75カ国で8,000万人に食糧支援を行っています。支出の 9割以上は食糧の購入や輸送など、受給者のために直接的に使われています。 国連 WFP の活動資金は、各国政府からの任意拠出金と民間企 業や団体、個人からの寄付でまかなわれています。
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