「国際スピーチコンテスト2021~生物多様性と環境保全」の受賞作品発表
PR TIMES / 2021年7月30日 11時14分
~環境を守るために、あなたが今取り組んでいることや取り組みたいことを、ステイホームで世界の仲間たちと共有しよう~
公益財団法人オイスカ(本部:東京都杉並区)は、青年・青少年を対象とし、「生物多様性」を守り未来へつないでいくために何をしていったらよいかを考える機会として、生物多様性や環境保全に関する取り組みについてのスピーチ原稿を募集し、受賞作品を決定しました。
「国際スピーチコンテスト2021~生物多様性と環境保全」は、5月22日の「国際生物多様性の日」及び、今年から国連の「生態系回復の10年」がスタートしたことを記念して開催しました。コロナ禍により、移動制限をはじめさまざまな困難がある中でも、世界の仲間たちと青少年が意見や想いを共有できる場として、エントリーを呼びかけたものです。小学生、中学・高校生、青年の3つの部門で募集を行い、日本国内では131件、国際NGOオイスカが関係するアジア・太平洋地域等の他国での同時募集では300件以上の応募がありました。
日本国内応募の中から、公益財団法人オイスカとして各部門の最優秀賞、優秀賞を選出しました(表彰式は希望者に対し、オンラインにて実施)。これらの受賞作品は、9月に行われる国際青年会議グローバルユースフォーラム(オンライン)にて、他国の受賞作品とともに紹介されます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/5065/40/resize/d5065-40-050f426b93f1277ffd92-0.jpg ]
受賞者
【小学生部門】
最優秀賞 星 万潤 さん (11歳・新潟県)
優秀賞 松本 憩 さん (10歳・ 山口県)
他、特別賞5名
【中高生部門】
最優秀賞 衛 千尋 さん (15歳・千葉県)
優秀賞 佐々木 文葉 さん(15歳・広島県)
他、特別賞7名
【青年部門】
最優秀賞 大山 涼也 さん (25歳・東京都)
優秀賞 小林 愛明 さん (19歳・新潟県)
他、特別賞5名
受賞者の詳細はこちらをご覧ください
http://www.oisca.org/news/?p=14742
受賞作品紹介
受賞作品の中から、小学生部門 最優秀賞 星 万潤さん (11歳 新潟県)のスピーチを紹介します。
『私は、小学2年生から「カラスビシャク」「スミレ」「ヒャクニチソウ」などの植物の観察、実験をしてきました。その結果「カラスビシャク」は、種だけでなく「むかご」という繁殖の方法や、「スミレ」は春は花を咲かせますが、雪が降るまでに省エネモードになり、花は咲かせずに「ヘイサカ」という種をつくります。「ヒャクニチソウ」は折れても、曲がっても太陽に向かって立ち上がる力を持っています。このように植物は繁殖のために、次の世代のために命をつなぐ努力や工夫を人間が気にもとめない間にひっそりと静かにがんばっているのです。
また、私が住んでいる魚沼市は「クマ」や「サル」などが近年山から下りてきて、作物を荒らしたり、人間に危害を加えるなどの事件が秋になると増えています。「タヌキ」は朝になると道路で車にひかれて死んでいるのをよく見るようになり、カラスがつついているのを見るとなんだか怖い気持ちになります。これは山の環境が変わり、食べ物である「どんぐり」などが不足して、お腹が減って里におりてくるのだと思います。「クマ」も「サル」も「タヌキ」も次の世代に命をつなぐために生きることに必死なのです。人間にとっても「クマ」に襲われたり、せっかくの畑の作物を食べられたらいやな気持になるとは思うけれど、動物たちは人間のように食べ物を育てることはできません。そうなのであれば、人間が山を育て、「どんぐり」や「クリ」などの木を植えたり、増やしたりすることを考えてもいいのではないでしょうか。
私は母の影響で環境保全やエコについても活動をしています。家族で「三ツ星エコクラブ」を結成し、今年で7年目になりました。身近にできるゴミの分別、節電、3Rなどコツコツ続けて、さらに小学生向けに地球温暖化防止のための環境教室を開いています。壁新聞などでも呼びかけ、たくさんの人に少しでも環境について興味を持ってもらえるよう取り組んでいます。姉はプラスチックにかわる素材の研究をしたいと進路を決めました。私も、植物の繁殖や山の環境を整えるような研究をこれからもしていきます。
私は、動物や植物の方が、人間よりも未来や次の世代のことをすごく考えているなと尊敬します。私たち人間は、これからの未来、次の世代のために「今」どんなことをしたらいいのでしょうか。動物や植物と共にこれからも長く長くこの地球で暮らしていけるように話し合ったり、協力したり、力を合わせていけたらいいと私は強く思います。』
※その他、受賞作品はこちらからご覧いただけます
http://www.oisca.org/news/?p=14756
主催・協賛・協力・後援
主催:公益財団法人オイスカ、オイスカ・インターナショナル
協賛:株式会社東急ホテルズ、C.H.C.システム株式会社、株式会社I.M.A.
協力:三菱自動車工業株式会社、ライオン株式会社
後援:国連環境計画生物多様性条約事務局
オイスカについて
オイスカ・インターナショナルは「すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界」を目指して1961年に設立された36の国と地域に組織を持つ国際NGOです(本部:日本)。
公益財団法人オイスカは、その理念に基づき、日本の各セクターと協働して、アジア太平洋地域の開発途上国などで農林業開発、人材育成、環境保全を推進しています。今回のコンテストもオイスカの賛助会員として長年活動を協働している企業様より協賛/協力いただき実施しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/5065/40/resize/d5065-40-82cc6aaad05cfb138b1d-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/5065/40/resize/d5065-40-baebd4779b48b530bea5-3.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/5065/40/resize/d5065-40-f93e9a8a940cf9cf8c80-2.jpg ]
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
丹波地域のホトケドジョウを守る会!令和6年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰受賞!
PR TIMES / 2024年5月10日 16時45分
-
受賞式の壇上から恋人女優へ甘~い呼びかけ「破墓」イ・ドヒョン、軍正装での大胆スピーチに会場もん絶
よろず~ニュース / 2024年5月8日 18時10分
-
<5/19(日)・大阪府 / オンライン>小さなヒーローたちの森づくり~タイとインドネシアの子どもたちとコーディネーターが語る活動の秘訣~
PR TIMES / 2024年4月30日 18時15分
-
公益信託「サントリー世界愛鳥基金」2024年度助成先決定
PR TIMES / 2024年4月22日 12時15分
-
第2回 全国高校生「地域の自然」甲子園(ネイチャー甲子園)開催
PR TIMES / 2024年4月16日 17時45分
ランキング
-
1初めての上京での住まい、失敗したことは? 3位「間取りが不便」、2位「想像より狭かった」、1位は?
J-CAST会社ウォッチ / 2024年5月12日 21時15分
-
2無味のミネラルウォーターが若年層に好まれる理由 23年過去最高の販売実績を記録した「サントリー天然水」 ブランドの牽引役は天然水本体
食品新聞 / 2024年5月12日 17時1分
-
3中央線「グリーン車導入」の増収効果は?JR東日本が明らかに 投資額は約860億円
乗りものニュース / 2024年5月13日 7時12分
-
4京葉線だけの問題か? 快速の“大幅減”地域に厳しいダイヤ改正が断行される根本原因 議論に欠落した視点
乗りものニュース / 2024年5月13日 9時42分
-
5「待遇に満足な社員」が会社を辞めてしまう真因 なぜ互いに「相思相愛」の関係が築けないのか
東洋経済オンライン / 2024年5月13日 8時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください