<引越し業の働き方改革を推進>業界初!毎月、営業休日を設け、スタッフのライフススキル向上を支援する「GrowDay」を実施
PR TIMES / 2020年1月14日 11時5分
「引越しを通じてひとつでも多くの笑顔を生み出し、笑顔あふれる世の中にすること」を理念に引越しサービスを提供する株式会社アップル(本社:東京都中央区 代表取締役:文字放想 以下「アップル」)は、2020年1月から引越し業界で初めて、必ず月に一度の営業休日を設けます。またその営業休日を「GrowDay」とし、スタッフが一同に集まって研修やボディメンテナンス等を行います。スタッフのライフスキルの向上とコミュニケーション強化を図ります。
「GrowDay」によってさらなるES(従業員満足度)の上昇を実現し、採用定着率を高めることで人手不足を緩和する、引越業界の働き方改革を推進します。
2019年4月より、働き方改革法の適用がスタートし9ヶ月が経過しました。また推計では2019年の出生数は90万人を下回り少子化が加速、今後の生産年齢人口の減少が危惧されています。より具体的な取り組みが必要となる中で、その第一歩には「長時間労働の削減」や「休暇取得の促進」などが挙げられます。
アップルではかねてより徹底的な労働時間の管理を行い、またAIを用いた需要予測によって「無駄な配車の削減」「非効率な出勤の抑制」など行うことで、長時間労働への対策を続け、適正労働時間を維持しています。休暇取得においては、年に1回5日連続の有給休暇し土日と合わせて9連休が取得できる制度「バケーション9」を設け、スタッフのリフレッシュや生活の充実をサポートしています。
こうした取り組みによってESは向上、リンクアンドモチベーションが主催する「モチベーションチームアワード2019」で「モチベーションチームアワード(部署表彰)」を受賞しています。
アップルでは「仕事を通じて豊かな人になってもらうこと」を人材理念のひとつとして掲げており、これら労働環境の整備はその一環です。
人材理念の中心はワークアズライフの考え方です。仕事を通じて得られる喜びを人生にフィードバックすることで、人生の目的や喜びを仕事と共通化させていきたいと考えています。
また、WHO 世界保健機構が提案する「ライフスキル(※)」は学校教育以降も学び続けるべきものであり、その多くは引越しの仕事を通じて身につけていくことができると考えています。
こうした方針から、このたび「GrowDay」の実施に至りました。
※WHOでは、1994年各国の学校の教育課程にライフスキルの修得を導入することを提案している。ライフスキルとは、日常的に起こる様々な問題や要求に対して、より建設的かつ効果的に
対処するためのスキルと位置づけている。10のスキル「意志スキル」「問題解決スキル」「創造的思考」「批判的思考」「コミュニケーションスキル」「対人関係スキル」「自己認知」「共感的理解」「情動に対処するスキル」「ストレスに対処するスキル」
■スタッフの心を豊かにし、人間的な成長をサポートする「GrowDay」
[画像: https://prtimes.jp/i/21510/46/resize/d21510-46-836854-0.jpg ]
「GrowDay」は月に一度、支店のスタッフ全員が一同に集まる日です。
日頃の引越し業務から少し離れて、自分の成長・会社の成長・仲間の成長について考えたり、交流する機会とします。
具体的には以下のようなメニューを実施します。
・スタッフ自身と会社の将来について真剣に考え・向き合う研修
・引越現場で役立つ業務スキル・コミュニケーションスキルを向上する研修
・パーソナルトレーナーによるトレーニングやマッサージ
・スタッフ同士の共通認識を育むミーティング
・スタッフ同士の相互理解を促進するインタビュー
など
「GrowDay」は2019年10月より一部支店にて試験運用を行なっており、ES向上への貢献が証明されたことを受けて全支店での実施となりました。
実施にあたっては各支店の営業休日を確保する必要があります。
アップルでは、AIを用いた需要予測に基づきスタッフの稼働率の計画・管理を行っています。また各支店ごとにエリアを担当していません。
こうして、売上にほぼ影響がない形で、かつ特定の地域の引越しをストップすることなく、各支店の営業休日を設けることができます。
■「GrowDay」がもたらす効果
引越会社の多くには「本社」と「支店・営業所」があります。
「支店・営業所」は言い換えれば小さな会社です。人間関係をはじめとする支店内の快適な労働環境の整備・提供は、スタッフの定着率に強く関係します。
「本社」と「支店・営業所」は物理的に離れており、コミュニケーション量が不足しがちです。そのため支店内の問題の察知が遅れたり、意思疎通が足りず同じ目的・目標を共有しづらいという課題がありました。
「GrowDay」を通じて本社と支店が、支店のスタッフ同士が、それぞれ対面でコミュニケーションできることで、こうした課題発生を未然に防ぐことができます。
■今後の取組み
引越しは決して機械に置き換えられない仕事です。スタッフの状態がサービスの品質を左右する「人のサービス」です。
活きいきとしたスタッフによる引越しは、お客様にも喜んでいただける引越しとなります。そして、お客様からいただいた感謝が、またスタッフを活きいきとさせます。
アップルでは、今後も人材教育とIT投資を積極的に行っていきます。
人材教育は、スキルを向上させるものだけではなく「心を、人生を豊かにする」教育・研修を行っていきます。
IT投資は、「人がやらなくても良いこと」を見つけ徹底的に効率化・自動化します。AIやRPAの利活用によるデジタルトランスフォーメーションで、本当に人がやるべきことに集中できる職務内容にし働き方を変えていきます。
内閣府の調査(※)によれば、引越し会社が属する「運輸業・郵便業」の残業時間は他産業に比べて最も多く、その対応が急務でした。
しかし一方で、労働時間の改善が進んだ結果、引越し供給量が減少し引越しシーズンの需要の受け皿が減ったことで「引越難民」という別の問題が発生しています。
人間力の高いスタッフを育成し、お客様・従業員双方の満足度を実現しながら、今後も引越し業界の働き方改革を推進してまいります。
※平成29年度 年次経済財政報告 「産業別の労働時間(2017)」https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je17/pdf/p02014.pdf
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