エクサウィザーズと山口大学AIシステム医学・医療研究教育センター 医療AI活用のための包括的な共創事業を開始
PR TIMES / 2020年7月15日 12時40分
~データサイエンスの技術を用いて診療現場の課題解決~
株式会社エクサウィザーズ(所在:東京都港区、代表取締役社長:石山 洸、以下エクサウィザーズ)と国立大学法人山口大学(所在:山口県山口市、学長:岡 正朗、以下山口大学)は、データサイエンスの技術を用いて診療現場の課題解決することを目指し、医療AI活用のための包括的な共創事業を開始しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/30192/58/resize/d30192-58-514211-0.jpg ]
☑️ 医療現場における産学連携を通じたAIイノベーション創出と現場利活用の推進
国内の高齢者人口の増加に伴い医療や介護の需要が増していく中で、AIを含む様々なテクノロジー活用によって患者へのサービスレベルの向上と医療・介護従事者へのサポートを両立させていくことへのニーズが高まっています。特に、医療現場とテクノロジー企業との相互理解に基づくイノベーション創出の活動は近年増加しています。
エクサウィザーズが取り組むMedTech事業では、データとAIの活用により、患者と医療・介護従事者の双方にとって価値のあるヘルスケアの実現を目指しています。その活動の一環として、産学連携で構築したシーズの事業化や医療現場とのサービスの共同開発などを推進しています。
山口大学では、AIシステム医学・医療研究教育センター(センター長:大学院医学系研究科・教授 浅井 義之)を核として、AIとシステムバイオロジーの技術を融合し、基礎医学研究力の強化、医療技術の向上、そして、将来の情報系医師の人材確保を目指しています。
このたび両機関で開始した共創事業では、山口大学が持つ医療現場とアカデミアの専門性、エクサウィザーズが持つAI開発企業の技術力と事業開発力を活用し、医療現場のニーズを抽出・発掘することで、新たなAIシステム実装に取り組みます。まず取り組み始める領域として、「フレイル予防に向けたパーソナルヘルスレコード(PHR)とAI解析の融合による行動変容ツール開発」「受精卵タイムラプス画像のAI解析による良好胚の選別」「CT画像などのAI解析に基づく虐待が疑われる児童の医学的判別支援システム構築」の3テーマをはじめ、ワークショップなどを定期的に開催することで、各診療科でのテクノロジー活用ニーズも今後さらに発掘・追加していきます。
エクサウィザーズの動画像や音声、テキスト等の非構造化データを用いたAI開発力およびソフトウェア開発力を組み合わせることで、研究開発にとどまらない医療現場への実用化を前提に、AIを利活用した新たなイノベーションとビジネス創出を目指します。
【国立大学法人山口大学について】
山口大学は、医学部並びに医学部附属病院を擁す、9学部8研究科からなる学生数1万人を超える総合大学。2015年には創基 200 周年を迎え、教育、研究、社会貢献を柱にグローバルに発展するダイバーシティキャンパスを目指す。2018年、医学系研究科・医学部附属病院にAIシステム医学・医療研究教育センターを設立。AI・機械学習とシステムバイオロジーを両輪として、研究開発を推進し、新技術の創出と同時に、データサイエンス医師の教育の重要性を発信し、我が国のデータサイエンス医師の競争力向上を担う。現在の医用AIは早期高精度な診断支援などに応用することが可能だが、新治療法、新薬を開発するにはそのメカニズムの深い理解が必要となる。そこで、システムバイオロジーの観点から生理機能のダイナミクスを解析することで、疾患というシステムの動きに着目したあらたな切り口から理解を深めている。また、センターでは研究・技術開発と並行して、AI・機械学習とシステムバイオロジーの両側面からデータサイエンス医師育成に取り組んでいる。
ウェブサイト:http://aismec.gsm.yamaguchi-u.ac.jp
【株式会社エクサウィザーズについて】
「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」というミッションのもと、介護・医療・HR・ロボット・金融などさまざまな領域でAIプロダクトの開発と実用化に取り組む。メンバーにはAIエンジニアをはじめ、ソフトウェアやハードウェアのエンジニア、戦略コンサルタント、UI/UXデザイナー、介護などのドメイン専門家、研究者、政策の専門家など分野横断的な人材が在籍。超高齢社会を迎えている日本において、各領域の現場ニーズと課題を徹底的に理解したうえでのプロダクト開発だけでなく、同時に海外拠点での事業開発もしながらグローバルなビジネスを展開。
ウェブサイト:https://exawizards.com/
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