ドイツ文学者・エッセイスト 池内 紀 氏による 長年にわたる山里探訪記の集大成

PR TIMES / 2012年12月21日 11時45分



インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:関本彰大)は、日本を代表するドイツ文学者でありエッセイストでもある池内紀氏が、ライフワークとして長年にわたり訪ね歩いた日本各地30カ所にもおよぶ山里の紀行をまとめた新刊、『ニッポンの山里』を刊行いたしました。

ドイツ文学者である池内紀氏は、専門のドイツ文学はもとより、日本文学、落語、温泉など、幅広い執筆活動を行っており、特に旅のエッセイには定評があります。

本書は、池内氏が「山里」をテーマとして、長年にわたり、ていねいに日本各地の山里を訪ね歩いた記憶をまとめた、畢生の山里紀行です。

収録された取材地は、本州・四国の30カ所に及び、風土に育まれた土地に遺る知恵や伝統、そして、現在、山里に生きる人々の希望や危機を探ります。恬淡としてユーモアのある著者独特の文体で、山里からみたこの国の現在が抽出されていきます。

もちろん、旅の案内書として読むこともできます。池内紀ファンはもとより、登山・旅行愛好者から、ひろく一般読者の関心に応える一冊です。

季刊『山の本』(白山書房)に連載された「山上の村」をベースに、書き下ろし作品を加え、池内氏自身による飄逸とした装画や取材地の写真も盛り込まれ、イケウチ流のちょっと風変わりな旅の記憶が甦ります。


もくじ
はじめに――「長四郎」の居候 

I 信仰集落のかたち 青森県・西目屋/岩手県・岳/山形県・瀧山/山形県・本道寺/山梨県・赤沢/広島県・八幡町

II 移住者たち 埼玉県・風影/埼玉県・栃本/東京都・恩方/山梨県・天目/山梨県・小黒坂大黒坂/群馬県・内山/鳥取県・坂井原

III 水の使い方 栃木県・那須野が原/群馬県・赤城山麓/新潟県・清水/愛媛県・千町

IV 特産のはじまり 宮城県・涌谷/群馬県・立処/静岡県・安倍川上流/静岡県・大井川上流/長野県・開田/岐阜県・古屋/京都府・黒谷/奈良県・谷瀬

V 「秘境」の現在 山梨県・奈良田/長野県・下栗/長野県・大鹿/奈良県・伯母谷/徳島県・祖谷

池内 紀 いけうち おさむ
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。専門のドイツ文学のほか、幅広いテーマで、恬淡としてユーモアを交えた文体で、ときに文明批評的な鋭い視線、ときに市井の人びとへのあたたかな眼差しをもって、独特の執筆活動を展開している。
代表作に、『風刺の文学』(白水社・亀井勝一郎賞)、『海山のあいだ』(マガジンハウス/中公文庫 講談社エッセイ賞)、『ゲーテさんこんばんは』(集英社文庫 桑原武夫学芸賞)、ゲーテ『ファウスト』新訳(全二巻 集英社文庫 毎日出版文化賞)など、その他多数の著書がある。

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