2030年代の情報教育のあり方についての提言
PR TIMES / 2022年4月20日 18時15分
みんなのコードは、子供たちが次の世界を創る力を育む次期学習指導要領の議論につながる取り組みを拡大します
みんなのコードは、次期学習指導要領に向けて「2030年代の情報教育のあり方」の議論を活性化していきます。
特定非営利活動法人みんなのコード(東京都港区、代表理事:利根川 裕太、以下みんなのコード)は、「子どもたちがデジタルの価値創造者となることで、次の世界を創っていく」をビジョンに掲げ、2015年の団体設立以来、小中高でのプログラミング教育等を中心に、情報教育の発展に向け活動してきました。2022年度に高校での「情報I」の開始に伴い、新学習指導要領が全校種で実施されましたが、さらにその先の情報教育のあり方について探究していく必要があると考え、本提言を発表いたします。
この提言を足がかりとして、全国の学校現場、先生方、教育行政、学識経験者、企業の方々と一丸となり「2030年代の情報教育のあり方」の議論を活性化していきます。
提言の背景
みんなのコードは、子供たちが生きるこれからの社会を描く上で、情報技術が21世紀の価値創造の源泉であると考えています。諸外国においては、国をあげてデジタルテクノロジーに関する教育が推進され、国のカリキュラムが展開された後も継続的な改善が行われています。
我が国でも、GIGAスクール構想の推進や、今回の学習指導要領の改訂により、情報活用能力の重要性の高まりを受け、変化が起き始めています。
一方で、各学校段階における児童・生徒の情報活用能力の体系的な育成については、課題が多いのが現状です。具体的には、高校情報Iが大学入試共通テストに新設されるにも関わらず、現在の小中学校では、情報を体系的に扱う時間がありません。また、各学校における指導者不足も問題になっています。
21世紀の価値創造の源泉である「情報技術」に関する教育を充実させないと、2020年代に生まれた子供たちが社会で活躍する2050年代以降も、日本社会の停滞が危惧されます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/15742/64/resize/d15742-64-543fa8bdecec757e5866-0.jpg ]
そのため、みんなのコードは、次期学習指導要領において、小中高を通じた体系的・継続的な情報活用能力を育成する枠組みが必要であると考えます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/15742/64/resize/d15742-64-50e448a82c4d07d90233-1.jpg ]
みんなのコードの提言
みんなのコードでは、2050年のより良い社会の実現に向け、2030年以降に実施される日本の情報教育について、以下の4点を実現すべきだと考えています。
■小学校:各学年、年間35単位時間程度の「情報を学ぶ時間」を新設し、各教科における学習の基盤となる情報活用能力を学ぶ時間を確保する。
■中学校:「技術・家庭」を「家庭」及び「技術・情報」に再編し、情報教育の充実及び高校との学習内容の接続をより確実にする。
■高校:専門学科を含む全ての学科で共通教科科目「情報I」を必履修とし、加えて「情報II」及び専門教科「情報」科目から2単位以上の選択必履修とする。
■大学・現職教員:デジタル技術の特性を理解し、情報化の進む社会及び学校現場での対応力と応用力を持った教員養成及び教員研修を実施する。
これらの実現のために、2022年度は、小中高それぞれの学校教育現場及び教員の養成において、より強固に連携を図りながら実証研究及び調査研究を実施し、その結果を広く公開します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/15742/64/resize/d15742-64-6999a84928666a90c7e9-2.jpg ]
みんなのコードは、各学校段階での実証事業、調査研究等の活動を通じて、全国の学校現場、先生方、教育行政、学識経験者、企業の方々と共に「2030年代の情報教育のあり方」の議論を活性化し、未来の日本の情報教育を創っていきます。
■2030年代の情報教育のあり方についての提言はこちら
URL:https://speakerdeck.com/codeforeveryone/2030nian-dai-falseqing-bao-jiao-yu-falsearifang-nituitefalseti-yan
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
Forbes JAPAN誌が選ぶ “NEXT100100通りの「世界を救う希望」” にみんなのコード利根川裕太が選出されました
PR TIMES / 2024年4月26日 8時0分
-
みんなのコードとキンドリルジャパン、2023年度広島県の「商業高校の情報教育改革支援」を実施
PR TIMES / 2024年4月23日 15時15分
-
緑ヶ丘学院がコンピテンシー評価の制度化実現のため「ヨリソル」を導入
PR TIMES / 2024年4月22日 11時15分
-
みんなのコード、小学校向けプログラミング授業教材に「やさしい日本語 」への切り替えボタンをリリース
PR TIMES / 2024年4月17日 15時45分
-
すららネット、経産省「働き方改革支援補助金2024」事業者として採択
PR TIMES / 2024年4月17日 15時40分
ランキング
-
1突然現場に現れて「良案」を言い出す上司の弊害 「気になったら即座に直したい」欲求への抗い方
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 9時0分
-
2なぜ歯磨き粉はミント味? ヒット商品の誕生には「無駄」が必要なワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月26日 8時0分
-
3濃口醤油と淡口醤油、塩分が高いのはどっち?…醤油の「色の濃さ」と「味の濃さ」の知られざる関係
プレジデントオンライン / 2024年4月26日 8時15分
-
4「加賀屋」50歳の元若女将が選んだ"第2の人生" 震災からの復興への道、仕事術について聞く
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 13時0分
-
5円安、物価上昇通じて賃金に波及するリスクに警戒感=植田日銀総裁
ロイター / 2024年4月26日 18時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください