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イタリア国立21世紀美術館(MAXXI)とアルカンターラ(R)のコラボレーション デザイナーのナンダ・ヴィーゴがパオロ・ソレリを称賛する「NANDA VIGO. ARCH/ARCOLOGY」展 開催

PR TIMES / 2018年2月6日 18時1分

同館の所蔵作品に現代のアーティストが独自解釈を加えて制作する新プログラム 2018年2月2日(金)~25日(日) 於:イタリア国立21世紀美術館

高級自動車のシートをはじめとした多様なブランド商品で使用されている素材アルカンターラ(R)を提供している伊・アルカンターラ社は、イタリア・ローマのイタリア国立21世紀美術館(MAXXI)とのコラボにより、著名なデザイナーが所蔵作品に自らの解釈を加える「スタジオ訪問プログラム」 を始めます。初回は、イタリア出身のデザイナー、ナンダ・ヴィーゴ(Nanda Vigo)が、アメリカの建築家パオロ・ソレリ(Paolo Soleri)の作品を称賛するもので、「NANDA VIGO. ARCH/ARCOLOGY」展と題して、2月2日から25日まで開催します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/7590/88/resize/d7590-88-412141-0.jpg ]

「スタジオ訪問プログラム」では、展示がテーマを絞った研究発表の場となり、毎年ひとりの有名デザイナーが招待されて美術館の中にひとつの空間をデザインします。手法として、美術館の永久所蔵コレクションから過去のひとつの作品を選び、デザイナー独自の解釈を加えます。

初めてとなるこの展示で、ヴィーゴは、MAXXI建築部門のコレクションにその作品が所蔵されている夢想的な建築家、パオロ・ソレリをトリビュートし、観衆が中に入って動き回れる空間をMAXXIに創り上げました。作品全体がアルカンターラ(R)素材で作られています。

ソレリのすばらしいデザインは、ヴィーゴの制作によって、独創的な、人が没入してしまうような、まさに人がデザインの中へ入っていけるような空間になっています。これは過去の名手ソレリについてヴィーゴが個人的に解釈した重要な実験の核心に、一般の観衆が触れられる貴重なチャンスです。

ヴィーゴはホールの中央に、黒い背景となるように作られた3枚の壁面によって、ソレリが1960年代に行ったデザインのひとつであるシングル・カンチレバー橋を表現した彫刻を制作しました。また壁面には、ソレリがドローイングの形で残していたいくつかのデザインを3次元に展開した作品がかけられています。今回の展示の後、この空間/インスタレーション作品はMAXXI建築部門の永久所蔵作品となる予定です。

[画像2: https://prtimes.jp/i/7590/88/resize/d7590-88-244660-1.jpg ]



ヴィーゴはこう説明します。「私は幼いころ、(米国のSFマンガである)フラッシュ・ゴードンを読んで、惑星モンゴの都市に住むことを夢見ていました。反重力の状態で空と地面の間に浮かんでいるのです。このたび私は、美術館のアーカイブに保存されていた建築家パオロ・ソレリの長さ16メートルの作品を改めて調べてみて大きな喜びを感じました。デザインはドローイングとしてだけ残っていて、設計図にはなっていないのでなおさら良かったのです」

キュレーターのドミティッラ・ダルディ(Domitilla Dardi)は次のように述べています。「今回、ナンダ・ヴィーゴがパオロ・ソレリの作品を読み解く助けができたのはほんとうにエキサイティングなことでした。彼女は、解釈という行為が言語とはまるで違う手段でもできること、それゆえにこそきわめて効果的であることを見せてくれました。観衆は彼女の3次元空間のデザインを通じて、現代のデザイナーが過去の偉大なデザイナーの仕事をどう解釈したかを見ることができます。ナンダ・ヴィーゴのスタジオは私たちにとってソレリの作品の再発見でもあると同時に、ふたりの作品の邂逅によって新たなきわめて強い効果を生んでいます」

この「スタジオ訪問プログラム」において各デザイナーは、MAXXIのアーカイブに所蔵されている作者たちについてじっくりと学ぶ研究の時間を得、そのコレクションからまったく自由に作品を選んで自らの制作に活かします。それぞれの研究の成果はひとつの作業室、開かれた「スタジオ」として展示され、一般の観衆は作者の創造プロセスと思考様式を細かく知ることができます。

アルカンターラとMAXXIはこのプログラムによって、2011年に始まったパートナーシップを継続し、さまざまな素材の限りない可能性、無限の表現を探っていきます。共同で続けられてきたこの研究と実験の道は、創造性ある対話を原動力として、文化的イノベーションというより広い分野で何が実現できるかを明らかにしてくれます。

「NANDA VIGO. ARCH/ARCOLOGY」
http://www.maxxi.art/events/nanda-vigo-archarcology/

■イタリア国立21世紀美術館(MAXXI)
イタリア初の現代美術館です。本美術館はイタリアの文化財・文化活動省が2009年に設立した財団によって運営されています。ザハ・ハディド(Zaha Hadid)の設計による本美術館は、芸術や建築、そして写真、デザイン、トレーニング、子供向けプログラム、会議、セミナー、映画祭、ライブパフォーマンスなど、今日のあらゆる創造的表現の実験と革新のための学際的な総合施設です。敷地面積は29,000平米、中央に大きな広場を擁するMAXXIには講堂、イベントや教育活動用のスペース、2つのカフェ、MAXXI 21レストラン、2つの書店のほか、Wi-Fi接続可能な広場もあり、ここは各種イベント、特別な作品展示、関連活動などでも利用されます。MAXXIの収蔵コレクションは臨時展示とともにローテーションで展示されるほか、Anish Kapoor、Sol Lewitt、Maurizio Mochetti、Giuseppe Penoneによるインスタレーション作品は常時見ることができます。
MAXXI B.A.S.E.(BはBiblioteca(図書館)、AはArchivi(アーカイブ)、SはStudi(研究)、EはEditoria(出版)の略)は、本美術館の正面に位置するMAXXIの研究センターです。この建物には図書館、メディアライブラリ、現代美術アーカイブ、写真アーカイブ、建築アーカイブセンターが入っています。
ホームページ:www.fondazionemaxxi.it

■ナンダ・ヴィーゴ(Nanda Vigo)プロフィール
1936年ミラノ生まれ。作品の重要なテーマは光と空間の衝突/調和であり、これは彼女のアート作品だけでなく建築やデザインにも使われている。ドイツ、オランダ、フランスでのZERO運動を知るようになり、1959年にはミラノのZERO Houseの設計を皮切りに1964年から1966年まで、彼女は少なくとも13回のZERO展覧会に参加
1982年には第40回ベニス・ビエンナーレに参加。1997年にはミラノのパラッツォ・レアーレで開かれた「Piero Manzoni - Milano et Mitologia」展でキュレーターを務める。彼女の作品は2006年からミラノ・トリエンナーレのデザイン美術館に永久所蔵され、今も彼女の活動の特徴はアート、デザイン、建築、環境の間の常に多面的な関係にあり、自身が建築家、デザイナー、アーティストとしてさまざまなプロジェクトに関与している。

■パオロ・ソレリ(Paolo Soleri)(1919-2013)
トリノ生まれ。イタリアの建築家。コサンティ財団主宰。
1947年に渡米し、F.L.ライトに師事し、’56年にアリゾナ州、スコットデールにコサンティ・ファンデーションを設立、メサ・シティをはじめアーコロジー・プロジェクトを手がけた。’70年からアリゾナ州の高地砂漠に自己充足型省エネルギー都市、アーコサンティの建設を手がけている。都市自体が実験所として機能し、新しい都市環境を作り出す。思想的にフランス古生物学者ピエール・テイヤール・ド・シャルダンの影響を受けており、この思想の実現化がアーコサンティであるといわれている。

■アルカンターラ(R) とは:
メイド・イン・イタリアのハイテク高級素材のアルカンターラ(R)は、アルカンターラ社の登録商標で、独自技術により生み出され、他には類をみない優れた技術性、感覚性、外観の美しさを備えた、画期的な高級素材です。

■アルカンターラ社:
1972年に設立されたアルカンターラ社は、メイド・イン・イタリアの品質を誇る最高級素材を提供しています。アルカンターラ(R) (Alcantara(R))はアルカンターラ社(Alcantara S.p.A.)の登録商標であり、独自の技術により生み出された他に類のない優れた感覚性、美しさ、機能性を兼ね備えた画期的な素材です。驚くべき多様性を備え、ファッション、アクセサリー、自動車、インテリアデザインおよび室内装飾、コンシューマ・エレクトロニクスなど、さまざまな分野の一流ブランドに選ばれています。こうした特性とサステナビリティ(持続可能性)への真摯な取り組みといった企業姿勢や認証取得の実績など、アルカンターラは現代的なライフスタイルの象徴となっています。環境に尊重しながら、毎日使うもののよさを追求したい人のためのライフスタイルです。アルカンターラは企業活動全般からの二酸化炭素排出量について、全量の測定・削減・相殺に成功し、2009年に「カーボン・ニュートラル」認証を取得しました。またサステナビリティ分野における企業の取組みを示すために、国際的な監査法人であるデロイト トーマツの認証を受けた独自の『サステナビリティ・レポート』を毎年公表しています(同社ウェブサイトからもダウンロードできます)。
本社をミラノに置き、生産拠点と研究開発施設はウンブリア州の代表的な街、ネラ・モントロにあります。

アルカンターラホームページ(日本語): http://www.alcantara.com/ja/index.do
アルカンターラホームページ(日本語・サイトマップ): http://www.alcantara.com/ja/sitemap/index.do
アルカンターラホームページ(イタリア語):www.alcantara.com
アルカンターラ You Tube チャンネル(日本語):www.youtube.com/user/AlcantaraJapan

国際規格の取得認証:
UNI EN ISO 9001: 2008年取得認証 品質マネージメントシステムの国際規格
ISO/TS 16949: 2009年取得認証 自動車産業に特化した品質マネージメントシステムの国際規格
UNI EN ISO 14001: 2004年取得認証 環境マネージメントシステムの国際規格適合を示す認証
エコテックススタンダード100: 1994年取得認証 製品との接触が人体に害を与えないことを保証
Authenticity認証:  インテリアデザイン業界で制定された正規品であることを保証する認証
SA8000認証: 2008年3月認証取得 社会的説明責任へのコミットを実証する国際規格
カーボン・ニュートラル認証: 2010年取得認証 二酸化炭素排出を環境プロジェクト支援によりゼロ化

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