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BSIジャパン、世界的なサステナビリティ団体であるレインフォレスト・アライアンスと業務提携

PR TIMES / 2012年4月5日 18時35分

- 森林認証制度(FSC)認証サービスを開始 -
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 BSIグループジャパン株式会社(東京都港区 代表取締役社長 竹尾 直章、以下BSIジャ
パン)は、この度、世界的なサステナビリティ団体であるレインフォレスト・アライアン
ス(アメリカニューヨーク 会長 Daniel R. Katz)とFSC(Forest Stewardship
Council:森林管理協議会)認証制度の認証業務について、業務提携を締結致しまし
た。

 レインフォレスト・アライアンスは、25年に亘り、農業、林業、観光業、そして最近
では気候変動の部門において持続可能性の基準を開発、促進してきました。
FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)の創立メンバーとして、レイ
ンフォレスト・アライアンスは無差別な森林の消費や非合法な伐採を防ぎ、責任をもって
森林を維持・利用すること、責任ある森林管理のための基準の提唱を行ってきました。
 BSIグループジャパンは、「第三者認証サービス」という仕事を通した社会貢献を、
より広げるために、森林保護への実績が高いレインフォレスト・アライアンスとの業務
提携によるFSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)認証のサービスを
開始致します。今回、開始する認証は、FSC認証の中でも、加工・流通過程を管理するた
めのCoC(Chain of Custody:加工流通過程の管理)認証です。


≪FSC認証の背景≫
 2000年から2005年における世界の天然林の消失面積は年間約1,300万ヘクタール
(日本の国土の約3分の1)と言われています(※1)。森林が失われることにより、森林
に生息する多くの野生生物が減るだけでなく、そこにさまざまな形で関わり、生活する
多くの人からも生活の糧を奪い、地球環境へも多大な影響を与えます。
 森林の消失や劣化の問題の原因としては、人の農耕や生活も含む居住による伐採、森林
の不適切な管理・取引、他の産業からの影響(鉱山開発を含む)、大気汚染等が直接的な
ものとしてあげられます。しかし、実際はその背景にある人口増加、貧困、大量消費、
土地保有制度などさまざまな根源的な原因が複雑に絡み合っています。
 商業伐採は、質の良い大きな材を求めるために、生物の多様性に富む森林が対象とな
り、大きな脅威となっています。森林破壊の問題を解決するためには、保護区を作ること
のみならず、森林の質を維持・向上させながら資源供給のための、「適切な森林管理」が
必要不可欠です。FSC認証は、責任ある森林業務の確保と承認のために始められた制度で
す。

※1:FAO(国連食糧農業機関)調べ

≪FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)認証制度の概要≫
 FSC認証制度は、独立した第三者機関が、「責任ある森林管理」が行われていることを
確認し、認証することで、森林管理が環境面・経済面・社会面で持続可能な森林管理を
推進することを目的としています。
 FSC認証には、2種類あり、FM(Forest Management:森林管理)認証とCoC(Chain
of Custody:加工流通過程の管理)認証があります。
 FM(Forest Management:森林管理)認証とは、責任ある「森林管理」を認証する
制度で、森林を管理する林業に対する認証です。
 CoC認証とは、FM認証を受けた森林及びその他の責任ある管理をされた森林から産出さ
れた林産物の「加工・流通」を行っていることに対して認証する制度です。これにより、
最終製品が確実にFSCより認証された木材・紙製品を使用していることを管理するための
認証です。認証の対象としては、木材の製材所、卸売業者、木製品の加工工場、工務店、
製紙会社、紙卸、印刷会社、出版社等が該当します。FSC CoC認証を取得していない組織
に一度でも所有権が移ると、FSC認証の製品として取り扱うことはできません。

≪FSCの認証状況(2011.12月時点)≫

【FM認証】
  世界80カ国、1,074カ所、認証面積147,831,804ha。
  日本は33カ所、認証面積387,272ha。

【COC認証】
  世界106カ国、21,879件。日本は1,130件。
  国別では、アメリカ(3,714件)、イギリス(2,206件)、中国(1,827)、
       ドイツ(1,667件)、オランダ(1,234件)、イタリア(1,154件)
  についで日本は世界で7番目。

http://www.forsta.or.jp/fsc/modules/pico/index.php?content_id=19

■BSI(British Standards Institution)について
 英国規格協会は、1901年に英国貿易産業省の支援を受けて設立された世界で最も古い
歴史を持つ国家規格協会。 1929年に英国王室の認可(Royal Charter)を受け、1942
年にはBS規格(British Standard規格:英国国家規格)を策定・発行する英国唯一の
機関として英国政府より認可される。現在世界100カ国以上でISOを中心としたマネジメ
ントシステムの認証・各種検証およびトレーニングのサービスを提供し、ISOの認証件数
は6万件を超える実績を誇る。 ISO9001(品質マネジメントシステム)、ISO14001
(環境マネジメントシステム)、ISO27001 (情報セキュリティマネジメントシステ
ム)を始め多くのBS規格がISO規格の原案として採用されており、その実績は世界随一を
誇る。BSIグループジャパンはBSIの日本法人である。
URL:http://www.bsigroup.jp

■レインフォレスト・アライアンス(Rainforest Alliance)について
 レインフォレスト・アライアンスは、土地の利用法、商取引の方法、消費者の行動を
変えることにより、生物の多様性を維持し、人々の持続可能な生活を確保することを使命
としています。
 レインフォレスト・アライアンスは、過去25年にわたって、生物多様性だけでなく、
労働者と地域共同体の権利や社会的境遇を守るために活動してきました。国際的なサステ
ナビリティ団体として、世界各地の農業、林業、観光業の専門家と協力し、水、土壌、
野生生物の生息地、森林の生態系を保護する方法を開発しています。レインフォレスト・
アライアンスの基準を満たした農園や森林には、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどの
企業や消費者に広く認知されつつあるレインフォレスト・アライアンス認証マークを使用
する資格が与えられます。
http://www.rainforest-alliance.org/ja

■FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)について 
 FSCは、1993年に非営利組織として誕生しました。世界中全ての森林を対象とし、環境
保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を推進
することを目的としています。このような森林管理がなされているかどうかを信頼できる
システムで評価し、適切な管理がなされている森林を認証します。また、このような森林
から産出された木材・木材製品に独自のロゴマークを付け、認証を受けた商品であること
を示すことができます。このロゴマークの付いた製品を幅広く流通させることにより、
世界の森林保全へ向け、森林管理者から、木材・木材製品の消費者に至るさまざまな関係
者を一体化しようとする取り組みです。
http://www.forsta.or.jp/fsc/

■ お客様からのお問い合わせ先
BSIグループジャパン株式会社(英国規格協会) マーケティング本部
東京都港区北青山2-12-28 青山ビル5階
TEL: 03-6890-1174
FAX: 03-6890-1181
Email: Japan.Marketing@bsigroup.com

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