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林業とSDGsを学び、社会問題解決のアイデアを考える ~木のストローの学びから、木のマスク、粘土などを発案~

PR TIMES / 2021年6月7日 18時41分

立命館小学校・アキュラホームが合同で環境授業を実施



木造注文住宅を手がける株式会社アキュラホーム(東京都新宿区、社長:宮沢俊哉、以下アキュラホーム)と立命館小学校(京都市北区、校長:堀江未来)は、2月より、立命館小学校5年生全119人を対象に、森林保全活動やプラごみ削減について考えるSDGs環境授業を実施しています。
3月15日(月)、立命館小学校において、児童たちが学びを通じて考えた課題解決プラン(アクションプラン)の発表会を開催いたしました。木の専門家という立場から、アキュラホーム社員(木のストローの開発者) 西口、発案者 竹田有里氏が児童たちのアイデアにコメントをし、林野庁課長 長野麻子氏、アキュラホーム社長 宮沢が総評いたしました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/8413/185/resize/d8413-185-148263-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/8413/185/resize/d8413-185-995483-1.jpg ]

■林業とSDGsから社会問題の解決を児童たちから提案
1. 木のまくらで林業と健康を守ろう
2. どの世代にもどの性別も交流できる木の掲示板!
3. 大声を出してストレス発散!
4. 木でプールを作ろう
5. 木製カラオケ
6. お菓子の木箱で住み続けられる街づくりをしよう
7. 木のマスクを使おう
8. 木の粉で粘土を作ろう!(木の循環を作ろう)

■木の専門家から児童たちに向けて
・木のストロー開発者(アキュラホームSDGs推進室長)西口より:
森を適切に管理するためには、木を間伐(間引くこと)しなければいけないことから、間伐材の新たな有効活用方法を考えていただき、その中から生まれたアイデアを発表していただきました。リラックス効果、断熱性、防音効果など、木の特性を活かした提案や、ストレス発散、マスクなどいまの時代ならではの提案が多く見受けられ、さらに様々なSDGsの問題解決につなげていることが素晴らしいと思いました。

・木のストロー発案者(環境ジャーナリスト)竹田氏より:
マスクをつくるというアイデアは、アフリカなど、コロナ禍で医療体制が緊迫し、追いついていない国に送れるといいと思いました。お菓子の木箱のアイデアがありましたが、コンビニを取材したときに、包装したもの、していないものだと、包装したものの方が、売り上げがいいということがありました。食品業界も頭を悩ませているので、環境にやさしい包装(木箱)のようなアイデアが実現すればいいと思いました。

■発表後の総評
・林野庁課長 長野氏より:
日本の森は国土面積の7割を占めます。皆さんがいる京都の山も、昔は北山杉というブランドで、きれいな木を育ててきました。今は木材の価格が下落し、和室も減少し、新しい木の活用方法を探しています。また、木材は今が切るのに適したタイミングです。環境のためには、森の木を切らない方がいいと思っている人も多いと思います。世界の森は、砂漠化が進み、色んな形で伐採されて、減っていますが、日本は森の面積も変わらず、今ちょうど切ってもらうのを待っている状態なので、木を使うことを推進しています。加えて、林業事業者、木材を扱う人もどんどん減っています。森の問題は深刻になっていますが、林業について考える人は減っている状況です。ですので、子供の頃から考えてもらうことが大切なのです。琵琶湖の周りに森があることで、おいしい水が飲めるのです。そのためにできることをしていくことが大切だと思います。森と木のことを考えること、森や木に関心を持つ人は、コロナ禍で少しずつ増えているように思います。これからも、新しい森や木の活用方法、ぜひ考えていってもらいたいです。SDGsの2030年の目標達成に向けて、京都の町からウッドチェンジを進めていってもらえればうれしいです。日本の森と木について考えてくれて有難うございます。

・アキュラホーム社長 宮沢より:
私たちは木造住宅を提供する会社として、川上から川下、さらに消費者(家を購入するお客様)のことまで考えています。木を植林し、育て、伐採し、製材して私たちの住まいが作られているように、常に林業を考え、それがSDGsの解決にもつながればと思っています。皆さんの発表の中で、木の粉で粘土をつくるというアイデアがありました。ものづくりの視点でみても、大変広がりがあると感じました。世界的に捨てるような木のチップはバイオマスとして利用していますが、板にして再利用することもできます。また、木は水を含むと腐ってしまいますが、木の粘土のように、合成樹脂としてつくり変えることで、腐らない木となり、ウッドデッキとして活用することもできます。海でも水の中でも腐らないように生まれ変わり、大きな可能性を生むと思いました。お菓子の木箱で住み続けられる街づくりをしようというアイデアも印象に残っています。昔はビニールの梱包材ではなく、殺菌作用もある木の皮(経木)でおにぎりを包んでいました。木の特性を上手く生かし、いいところ取りをすることが重要なのです。発表を聞かせていただき、住まいづくり(ものづくり)の中で、人、環境への影響を改めて考えることが重要だと感じました。

■木のストローについて
木のストローは不十分な森林管理を問題視し、間伐材の有効活用が必要として環境ジャーナリストの竹田有里氏により考案。環境問題化しているプラスチックごみ問題にも貢献可能なアイテムとして、アキュラホームが開発に着手しました。世界で初めて木を薄くスライスした削り華(けずりばな)を巻き上げてつくる方法で、世界で初めて開発・量産化に成功。現在は地域の木材を使用し、地域の高齢者、身障者の方に製作を担っていただくなど、「地産地消モデル」を確立し、雇用にもつなげています。2019年G20大阪サミット等全ての関係閣僚会合にて採用。第29回地球環境大賞 農林水産大臣賞/グッドデザイン賞/ウッドデザイン賞 林野庁長官賞 等を受賞。2020年10月、扶桑社より書籍「木のストロー」(著・アキュラホーム 西口彩乃)を出版。丸善丸の内本店ビジネス書ランキング1位。(2020年11月)

〔立命館小学校〕
2006年開校。主体である子どもたちが自ら学び、自らを鍛え、自らを超えて成長していくために、「確かな学力を育てる教育」「真の国際人を育てる教育」「豊かな感性を育む教育」「高い倫理観と自立心を養う教育」という4つの柱に基づき、学力や芸術教育、倫理教育など、人として生きていくうえでの基礎基本の習得を目指している。児童数707名(2021年2月1日時点)。

〔株式会社アキュラホーム〕
1978年創業。木造注文住宅を手掛け、高品質、適正価格の住まいを提供している。木を活かし、守る活動として「木望(きぼう)の未来プロジェクト」を実施。間伐材でつくった天板を小学校に寄贈し、木育授業を実施している。2018年カンナ削りから着想を得て、間伐材等を活用した木のストローを開発し、注目を集める。社名 株式会社アキュラホーム/代表取締役社長 宮沢俊哉/所在地 東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビル34F/従業員数 1,271名(平成31年4月1日現在)/事業 建築工事・設計施工・販売、住宅総合研究・開発・コンサルティング/ホームページ http://www.aqura.co.jp
[画像3: https://prtimes.jp/i/8413/185/resize/d8413-185-928739-2.jpg ]


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