【プレスリリース】シリア内戦 学校や民間人への攻撃を強く非難
PR TIMES / 2014年5月1日 12時41分
人が多くいる場所を狙った無差別攻撃の即停止を
※本信は ユニセフ本部の発信を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、編集したものです
※原文は http://childrenofsyria.info/2014/04/30/unicef-condemns-latest-attacks-
on-children-in-syria/ でご覧ください
【2014年4月30日 アンマン発】
ユニセフは、シリア全土で学校や民間人への残虐な無差別攻撃が続き、多くの子どもたち
が死傷していることに強い憤りを表します。
4月29日火曜日には、少なくとも無差別攻撃3件が発生。まず、ダマスカスのシャグール
(Al-Shaghour)でバドル・アルデディン・フセイン技術研究所(Badr Al Din Al Hussein
technical institute)に迫撃砲が撃ち込まれ、生徒が死傷しました。生徒14名が死亡し、
80名以上が負傷したと報道されています。
続いて、ダマスカス郊外県のドラ(A'dra)地区で、国内避難民が生活していたシェルター
に迫撃砲が着弾し、子ども3名が死亡。さらに、ホムスの人通りが多い場所で、自動車に
仕掛けられた爆弾で少なくとも100名が死亡、その多くは女性と子どもでした。また、
100名以上が負傷しました。
ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所代表のマリア・カリビスは「シリア中で、人が多く
いる場所を狙った無差別攻撃により、いつも通りの生活を送ることを願っているシリアの
子どもたちが殺され、傷を負っています。こうした無差別攻撃は激しさを増しています。
これは、常軌を逸した暴力の連鎖を断ち切り、国際法への侵害をやめるように求める
我々の要請を完全に無視したものです」と述べました。
シリア内戦は4年目に突入し、国中のいたるところで、人が多くいる場所を狙って
“たる爆弾“を含む空爆や砲撃、迫撃砲、自動車爆弾による無差別攻撃が起きています。
国際人道法は、このような無差別攻撃を禁じています。
ユニセフはシリア内戦に関わるすべての当事者に対し、市民へのあらゆる攻撃を直ちに
停止し、国際人道法や人権法で謳われている子どもへの特別な保護を完全に順守する
よう求めます。
* * *
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Simon Ingram, ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所 広報チーフ
singram@unicef.org, +962-79-590-4740
Juliette Touma, ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所 広報官
jtouma@unicef.org, +962 79 867 4628
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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