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新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、世界的ベストセラーとして「再発見」された文学の至宝をわかりやすく解説。『NHK100分de名著ブックス アルベール・カミュ ペスト 果てしなき不条理との闘い』発売

PR TIMES / 2020年9月29日 14時45分

ノーベル賞作家カミュによって第二次世界大戦直後に刊行された、フランス文学の金字塔『ペスト』。難解で格調高い哲学的表現に満ちている本作を、数々の翻訳で知られる中条省平さんが、ひもといてゆきます。



[画像: https://prtimes.jp/i/18219/230/resize/d18219-230-316825-0.jpg ]

終わりなき災厄に見舞われたとき、人はそれにどう向き合うのか?

小説の舞台は、治療法のない疫病ペストに突如襲われ、封鎖されたアルジェリアの都市オラン。それは現代のコロナ禍に襲われロックダウンを余儀なくされた世界の都市そのままの状況です。そこで繰り広げられる医師や旅行者、記者、宗教家といった面々による群像劇が『ペスト』のストーリーの中心となります。そこには、絶望的な状況に立ち会った人々がどのようにして難局に立ち向かうのかが、繊細かつ劇的に描かれます。

『ペスト』が刊行されたのは1947年。70年以上も前に書かれたとは思えない、その先見性と人間への透徹したまなざしは、古典文学というイメージを振り払って余りある作品です。

しかし残念なことに、登場人物のセリフや行動が抽象的に描かれる傾きがあり、また入手可能な日本語訳はやや古びていて、一読しただけでは意味がとりづらい描写が頻出します。そんな「難解な名著」をわかりやすく解説するのが本シリーズ最大の特徴、本書では仏文学やサブカルチャーの世界で活躍する学習院大学教授の中条省平さんが、カミュの生い立ちや当時フランスが置かれていた状況などをまじえつつ、カミュが本作に込めたメッセージを、場面ごとにわかりやすく解説します。

コロナ禍を経験している私たちだからこそ、『ペスト』が問いかけるその意味をより深く理解でき、その先見性や深い洞察を感じ取ることができる――。「いまこそ必読の一冊」への近道となる本書を、ぜひご一読ください。


【本書の構成】
◎はじめに/海と太陽、不条理と犯行の文学
◎第1章/不条理の哲学
◎第2章/神なき世界で生きる
◎第3章/それぞれの闘い
◎第4章/われ反抗す、ゆえにわれら在り
◎ブックス特別賞/コロナ後の世界と『ペスト』

【商品情報】
出版社:NHK出版
発売日:2020年9月25日
定価:1,000円+税
判型:四六判
ページ数:160ページ
ISBN:978-4-14-081829-9
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4140818298

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