米国Formlabs社製のSLA方式3Dプリンター“ Form 2 ”の販売を開始
PR TIMES / 2017年6月20日 17時49分
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下キヤノンMJ)は、米国Formlabs社(フォームラブズ)製のデスクトップ型ステレオリソグラフィー(SLA)方式3Dプリンター“ Form 2 ”の販売を2017年7月中旬より開始します。
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キヤノンMJは2013年10月に3D SYSTEMS社と販売契約を締結し、製造業を中心に3D関連ソフトウェアを活用した3Dリューション事業を展開してきました。また、デスクトップクラスのラインアッ プの充実を図るため、2016年4月より、フュージョンテクロジー社製のFDM方式3Dプリンター「LDEVOシリーズ」の取り扱いを始めました。このほど、デスクトップクラスのさらなる拡充を図るため、米国Formlabs社製のSLA方式3Dプリンター“ Form 2 ”の販売を開始します。“ Form 2 ” は、より大型で高精細な造形が可能で、9種にわたる多様なマテリアルを使用することにより、 試作や金型に代わる樹脂型の作成、最終製品の製造に活用でき、高い生産性を実現します。
■“ Form 2 ”の特長
“ Form 2 ”は、従来機に比べ約1.5倍のレーザー出力をもち、レーザー焦点サイズを小さくすることにより、より高精細にプリントできます。デスクトップ型としては大型のx145×y145× z175mmの造形範囲を実現し、より大型の試作品や製品を造形できるだけでなく、製品の樹脂型を 造形することによる最終製品の製造にも活用が可能となりました。スライド式のピールメカニズム※を採用することで、これまでよりも少ない剥離力で、大きな固形パーツをプリントできるよ うになり、またレジンタンクを自動的に35℃に加熱することで、レジンの流動性を維持し安定し たプリントを実現します。
※ 造形物をレジンタンクから剥離させるための機構
[表: https://prtimes.jp/data/corp/13943/table/263_1.jpg ]
キヤノンMJ 3D プリンターホームページ:canon.jp/3dp
■発売の背景と目的
キヤノン MJ はこれまで、プロフェッショナル 3D プリンターを製造業の上流工程であるデザイ ン、設計、試作用途を中心に販売してきました。このたび、最終製品の製造にも活用できる本製品の取り扱いを開始することでラインアップを拡充し、より多くの顧客要望に対応します。 デスクトップクラスでありながら、高精度かつ、より大きな造形範囲を持つ“ Form 2 ”の製 品力と、日本全国に営業拠点を展開するキヤノン MJ の販売力が連携することにより、日本国内 におけるデスクトップ型 SLA 方式 3D プリンターの市場拡大を目指します。
“ Form 2 ”を 2017 年 6 月 21 日より東京ビッグサイトにて開催される「第 28 回設計・製造 ソリューション展」の株式会社フュージョンテクノロジーブースにて展示します。
第 28 回設計・製造ソリューション展 http://www.dms-tokyo.jp/ja/
<デスクトップ型 SLA 方式 3D プリンター“ Form 2 ”>
1.主な特長
・デスクトップ型 SLA 方式 3D プリンター
・高精細な 3D プリント
・大きな造形範囲(145×145×175mm)
・新しいピールメカニズムと自動加熱式レジンタンク
・樹脂の自動補充システム
・簡単な操作
・豊富なマテリアル
2.主な仕様
・本体サイズ :350 x 330 x 520mm
・本体重量 :13kg
・造形範囲 :145 x 145 x 175mm(x,y,z)
・積層ピッチ :25、50、100 ミクロン
・マテリアル :クリア樹脂/ブラック樹脂/ホワイト樹脂/グレー樹脂
キャスタブル樹脂(ロストワックス鋳造に対応)
フレキシブル樹脂(80A デュロメーターゴムを模倣した樹脂)
タフ樹脂(伸張強度係数が比較的高い ABS 樹脂ライク)
デュラブル樹脂(ポリプロピレン(PP)樹脂ライク)
ハイテンプ樹脂(曲げ応力 0.45 Mpa で熱変形温度(HDT)289℃の耐熱性)
<Formlabs 社の概要>
社名 :Formlabs, Inc
本社所在地 :Somerville, MA
President & CEO :Maxim Lobovsky
設立 :2011 年
事業内容 :3D プリンターの開発・販売
主製品 :3D プリンター URL :formlabs.com/
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