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世代を超えて、地域コミュニティを支える地方のシニアたち。頼りにされること、人とのつながりが活力に。<花王 生活者研究センター調べ>

PR TIMES / 2018年12月11日 10時40分



[画像1: https://prtimes.jp/i/9276/809/resize/d9276-809-796071-0.png ]

 2010年に超高齢社会に突入した日本は、その後も高齢化率が上昇し続け現在に至っています。平均寿命だけでなく、健康寿命においても世界で常に上位にランキングされる日本のシニア世代。花王株式会社「生活者研究センター」(※1)では、2015年から継続して地方に暮らす人々の日々の生活を調査。2016年に報告した、くらしの現場レポート『「見えるつながり」を大切に 家族と地域のおもいを引き継ぐ学生たち』に続き、いきいきと活動する地方のシニアの暮らしに注目しました。家族だけではなく、世代を超えて地域の人々とつながり合い、地域も支えて暮らしている姿がありました。

【主な調査結果のポイント】
●子ども世代を支え、頼りにされる地方のシニア世代
●世代を超えてつながり、地域コミュニティを支える~日常の暮らしとそのおもい~
●不便を感じても、自分が「今できることでお互いが支え合う」


●子ども世代を支え、頼りにされる地方のシニア世代
 調査で訪れたエリアのシニア世代は、自らの生活にくわえ、彼らの子ども世代の日常を支えながら暮らしていました。自分たちもかつて親世代に助けてもらった経験から、同居・別居にかかわらず、共働きの息子や娘世帯の食事の支度や洗濯、孫の送り迎えなどを当たり前のように自分の役割としてこなしていました。子ども世代からは、感謝され、そして頼りにされる存在になっていました。ときには親子の間で面倒なことがあっても、日々会話を交わし、一緒の時間を過ごし、お互いに家事や暮らしの情報をやり取りしながら、深く関わり合い、支え合って暮らしていました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/9276/809/resize/d9276-809-901063-1.png ]

 世代間における読者アンケートでも、子ども、孫世代が祖父母に食事の面倒をみてもらったり、送り迎えをしてもらったといった、日々の暮らしを通した祖父母との関わりがみられ、シニア世代に対する感謝の気持ちや、懐かしい思い出などの言葉が多く寄せられました。また、シニア世代からは孫との何気ない会話や、頼りにされること、身体の心配をしてくれることなど、若い世代に対して嬉しい気持ちも感じていました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/9276/809/resize/d9276-809-660074-2.png ]


●世代を超えてつながり、地域コミュニティを支える~日常の暮らしとそのおもい~
 家族を支えるだけでなく、行事をはじめ、民生委員、自治会、婦人会など、地域の活動の中心にいるのもシニア世代でした。町内会での旅行を企画したり、その地域で受け継がれ伝統文化となっている踊りを小学校に教えに行ったりと幅広く活躍していました。世代を超えて人々とつながり、地域コミュニティを支える役割を担っているようです。買い物をするのも「地域にお金を落としたいから」と、近場や知り合いの店で購入するなど、地域へのおもいが感じられました。そうした見知ったつきあいのなかで「人に会わない日はないから、毎日お化粧をする」と、髪型やおしゃれを楽しみながら、身だしなみに気を遣う姿もみられました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/9276/809/resize/d9276-809-606621-3.png ]

●不便を感じても、自分が「今できることでお互いが支え合う」地方の暮らし
 少子高齢化や過疎化、特に地方では交通手段の減少など、深刻な社会問題があります。調査エリアでも、地域の過疎化や買い物問題など、シニア世代はこの先の生活の不便や不安を意識して過ごしていました。なかには「これから先、車の運転ができなくなったら、みんなで一緒にタクシーに乗って買い物に行こうね」と話し合った、という声もありました。また、メイク品を共同で購入するなど、今できることで協力し合っていました。「気が合う人と仲が良いのは当たり前。気が合わない人とも仲良くすることが大事」と、支え合うためにコミュニティを大切にして、深くつながり合う様子がみられました。

 家族をサポートするだけではなく、住む地域においても今の暮らしを続けていけるように、コミュニティの活動をうまく回そうとがんばるシニア世代。そうした役割を持ち続け、日々コミュニケーションを交わし合うことが、元気に過ごせる力の源になっているようでした。これから先、買い物や移動で不便なこともあるだろうと感じながらも、今自分たちにできることをやり、自分たちで解決していこうというおもいが感じられました。シニア世代の暮らしに対する前向きなおもいや、次世代を支え暮らしをつないでいく姿は、こころ豊かな毎日に大切なことは何かを考えさせてくれます。

【調査概要】
「地方のくらし研究 シニア世代の人づきあい・買物・情報について」
◎2015年3月~2018年2月/家庭訪問インタビュー/茨城県日立市・福井県福井市・長野県長野市・
京都府福知山市・兵庫県豊岡市・鳥取県鳥取市・鳥取県八頭町・宮崎県日南市在住/13世帯(22人)

「世代間で嬉しかったこと、感謝、感動するような出来事」
◎2018年8月/インターネット調査/くらしの研究』読者/9,239人

詳しくは以下URLをご確認ください。
▶ くらしの研究「くらしの現場レポート」
www.kao.co.jp/lifei/life/report-49/?cid=lifei_prtimes20181211a
www.kao.co.jp/content/dam/sites/kao/www-kao-co-jp/lifei/report/pdf/49.pdf
(2018年12月掲載)
[画像5: https://prtimes.jp/i/9276/809/resize/d9276-809-885860-4.jpg ]

■「地方にある暮らしの知恵や資源を、次世代につなぐ」
日本各地を巡り、90歳前後の方々へのヒアリングを続けている古川柳蔵先生へのインタビュー記事も紹介しています。地方にある先人の知恵から次世代に伝えていく取り組み、持続可能なライフスタイルを見つけるために必要なこととは?


▶ くらしの研究「達人コラム」 www.kao.co.jp/lifei/life/column-48/


※1 花王株式会社「生活者研究センター」 www.kao.co.jp/lifei/about/?cid=lifei_prtimes20181211b
 「生活者研究センター」では、花王グループの使命である「よきモノづくりを通じて人々の豊かな生活文化へ貢献すること」の実現をめざし、生活者ひとりひとりの暮らしを見つめた生活者研究を行っています。生活現場での観察と対話を重ねながら、行動に表れない本音、説明できないこだわりなど、行動の裏にひそむ「おもい」まで読み解いて、課題を発掘し、商品やコミュニケーション開発に活かすとともに、生活者研究のウェブサイト、花王「くらしの研究」から、広く社会に発信しています。

花王「くらしの研究」 www.kao.co.jp/lifei/?cid=lifei_prtimes20181211c

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