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3万人を感動させた人気写真展が大阪に!小林修写真展「司馬遼太郎『街道をゆく』の視点 歩いた風土、見抜いた時代」5月11日まで開催 富士フイルムフォトサロン大阪

PR TIMES / 2022年4月22日 16時45分

 週刊朝日の人気連載「司馬遼太郎シリーズ」を担当する小林修の写真展「司馬遼太郎『街道をゆく』の視点 歩いた風土、見抜いた時代」が4月22日(金)~5月11日(水)、富士フイルムフォトサロン大阪で開催中です。司馬氏のライフワークともいえる紀行文学の金字塔「街道をゆく」は1971年から亡くなる1996年まで、25年にわたって「週刊朝日」で連載。現在も続く「司馬遼太郎シリーズ」では、「街道をゆく」の最後の担当だった週刊朝日の村井重俊編集委員とともに小林カメラマンが司馬作品ゆかりの地を取材しています。本展は、2019年に刊行した小林氏の写真集『司馬遼太郎「街道をゆく」の視点』の作品を中心に約90点を展示します。先行した東京展(2019年11月1~20日、フジフイルムスクエア)では延べ入場者約3万人と人気を博しました。大阪を拠点に名作を書き続けた司馬氏ゆかりの地で、視覚的なイメージが広がる作品世界をお楽しみください。



[画像1: https://prtimes.jp/i/4702/1443/resize/d4702-1443-a91b2327a1710ecaf112-0.jpg ]

 富士フイルムフォトサロン大阪の会場に入ると、モンゴル・ゴビ砂漠で撮影した写真が目に飛び込んできます。モンゴルの大地、そして青空に浮かぶ圧倒的な白い雲の群れ、日本では決して見ることのできないスケールがそこにあります。司馬さんは少年時代からモンゴルに憧れ、1976(昭和51)年に『街道をゆく モンゴル紀行』の取材のため、はじめてモンゴルの大地を踏みました。少年の日の憧れ、遊牧民族のスケール、数奇な歴史をたどる旅を体現した写真です。この1枚がまず、写真展に来ていただいた方々を司馬さんの「旅」へと誘います。

[画像2: https://prtimes.jp/i/4702/1443/resize/d4702-1443-c617ac522ecbd298c3c0-1.jpg ]

 司馬さんの作品に熱中した人も多いでしょう。『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『坂の上の雲』といった小説、『この国のかたち』『風塵抄』などのエッセー、そして「週刊朝日」に25年間連載された紀行文学『街道をゆく』(朝日文庫1~43巻)があります。司馬さんは国内外を旅し、時空を自在に行き交い、時代を鋭く見抜きました。小説の世界とも有機的なつながりがあります。『街道をゆく』は司馬文学を読み解く鍵かもしれません。

 その『街道をゆく』をメインにした写真展で展示されているのは約90点。アイルランドの断崖絶壁があれば、高度1万3千メートル上空から見た東京、早朝の日の出に輝く白髭神社(琵琶湖西岸)といった魅力的な風景が続きます。そして坂本龍馬の新婚旅行の思い出、土方歳三の愛刀、西郷隆盛の怒りなど、司馬さんの歴史小説の世界を体感することもできます。司馬文学の「引き出し」の多さを、写真で実感していただければ。
[画像3: https://prtimes.jp/i/4702/1443/resize/d4702-1443-89422b0fc66db71026b5-2.jpg ]

 小林修カメラマンは現在、朝日新聞出版写真映像部長。司馬作品の視覚化に挑戦し始めて16年目になります。司馬シリーズの連載により、2017、2018、2019年と3年連続で日本雑誌写真記者会賞最優秀賞を受賞しました。2019年には初めての写真集『司馬遼太郎「街道をゆく」の視点』を出版し、好評発売中です。この写真展に展示されたほとんどの写真が収録され、モンゴル・ゴビ砂漠の写真が表紙になっています。写真集の末尾に小林は書いています。

「写したいという欲求を傍らに置き、その場所にしばしたたずむ。吹いてくる風や差し込む光に身をゆだねる。それから少しだけ司馬さんの言葉に思いをはせる。すると、何気ない日常のなかに歴史を超えた風景が立ち上がってくることがある」

 風化していく風景、消えていく歴史を撮る思いがよく伝わります。写真集にはふんだんに司馬さんの作品の言葉が引用されています。写真と言葉がシンクロし、共鳴し、いっそう歴史的な風景が心に刻まれていきます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/4702/1443/resize/d4702-1443-eb6ebcacb2f2e210079b-3.jpg ]

 この写真展は2019年11月に東京・六本木で開催され、その後2020年3月に大阪で開催されることになっていました。しかし新型コロナのため2021年4月開催として調整したものの感染拡大のため再延期。今回、3年越しでようやく写真展の開催となりました。司馬さんは大阪で一生を過ごしました。『街道をゆく』では近畿がよく舞台となっています。東大寺の大仏やお水取り、若草山から奈良市内を見下ろすシカ、明智光秀ゆかりの「朽木街道」など、関西に住む方々には懐かしい風景を堪能することができます。東京展にはなかった撮りおろしの写真もあります。司馬さんの母方の故郷である奈良・竹内街道の写真で、司馬さんは竹内で少年時代の思い出をたくさん作りました。その竹内で大きな二重の虹を見つめていた少年に偶然出会った小林は、令和から昭和にタイムスリップし、「司馬少年」を見た思いがしたようです。写真展の入場は無料です。どうぞお気軽にお立ち寄りください。

(週刊朝日編集委員・村井重俊)


■写真展概要
小林 修 写真展
司馬遼太郎『街道をゆく』の視点 歩いた風土、見抜いた時代
開催期間:2022年4月22日(金)~5月11日(水)
会場:富士フイルムフォトサロン大阪
大阪市中央区本町2‐5‐7 メットライフ本町スクエア<旧大阪丸紅ビル>1F
作品点数 : 約90点(予定)
主催 : 富士フイルム株式会社
特別協力 : 公益財団法人 司馬遼太郎記念財団
協力 : 株式会社朝日新聞出版、週刊朝日編集部
監修 : 村井重俊(週刊朝日編集委員)
企画 : 株式会社フォトクラシック
https://www.fujifilm.co.jp/photosalon/osaka/2004030123.html
[画像5: https://prtimes.jp/i/4702/1443/resize/d4702-1443-e909fdd4f688a7681eb0-4.jpg ]

小林修写真集『司馬遼太郎「街道をゆく」の視点』
発売日:2019年10月31日(木曜日)
定価:3520円(本体3200円+税10%)
判型:A4判変型・192ページ
ISBN:978-4-02-331847-2
https://www.amazon.co.jp/dp/4023318477

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