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布施琳太郎 個展「新しい死体」8/11(木祝)よりPARCO MUSEUM TOKYOにて開催

PR TIMES / 2022年8月2日 21時15分

布施琳太郎 個展「新しい死体」 RINTARO FUSE SOLO EXHIBITION “DEAD CORPUS”

株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区、以下パルコ)は、PARCO MUSEUM TOKYOにおいて、アーティスト・布施琳太郎による個展「新しい死体」を開催します。
他に例を見ない「物語(キュレーション)」を矢継ぎ早に繰り出し、突出した存在感を放つアーティスト・布施琳太郎が、PARCO MUSEUM TOKYOと渋谷を舞台に、型破りな「個展」を行います。
本展会場では、限定Tシャツやオリジナルグッズ、関連書籍などを販売します。
さらに、SUPER DOMMUNEで本展開催を記念した番組《布施琳太郎presents「個なき孤独」》を8月12日(金)に配信予定です。




[画像1: https://prtimes.jp/i/3639/2079/resize/d3639-2079-603129a0af4b91ae4074-0.jpg ]



開催概要 

タイトル:布施琳太郎 個展「新しい死体」
RINTARO FUSE SOLO EXHIBITION “DEAD CORPUS”
会期:2022年8月11日(木祝)‐8月29日(月) 11:00-20:00
※入場は閉場の30分前まで ※最終日は18時閉場
会場:PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)東京都渋谷区宇田川町15-1
入場料:一般1,000円・22歳以下300円・小学生以下無料
主催:パルコ
企画制作:パルコ / 亜洲中西屋(ASHU)
宣伝デザイン :八木幤二郎
※営業時間は感染症拡大防止の観点から変更の可能性があります。ご来場の際は渋谷パルコHPをご確認ください。

展覧会趣意

“これは「人類最後の個(展)」である。ここで僕は「個」という権利の、新たな形式を開発したい。それは海へと流れ込むことを忘れられた渋谷川を動力として駆動する、忘却の旅(エクスプローラー)である”——布施琳太郎

ウェブページを「会場」とした展覧会《隔離式濃厚接触室》(詩人・水沢なおとの二人展)を開催し、大きな注目を集めたアーティスト布施琳太郎。
翌2021年、布施琳太郎は、600ページにおよぶ冊子を「入場券」として配布し、1フロア1,200平方メートルの造船所跡地をめぐる展覧会《沈黙のカテゴリー》のキュレーションを手がけ、若手アーティストや批評家、詩人、学究の協働によって、ソーシャルメディアによって失われた「言葉」の奪還を試みた。
そして今年2022年5月、製本工場跡地ビルの6フロアを使い、自身を含む総勢17名の作品を展示した展覧会《惑星ザムザ》は、10日間(延長2日間を含む)の会期中に4,800人を動員し、布施琳太郎によるキュレーションは「現象」になった。
本展は、アート界の風雲児・布施琳太郎によって「個へのレクイエム」として企図され、個展の概念を葬り去る「最後の個展」である。

<参考作品>
[画像2: https://prtimes.jp/i/3639/2079/resize/d3639-2079-4fa8b5e4640a128b7e9f-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/3639/2079/resize/d3639-2079-e796560445a3fc2b8a6f-2.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/3639/2079/resize/d3639-2079-8ea604d096f1c78737d3-3.jpg ]



DOMMUNEにて展覧会開催記念番組《布施琳太郎presents「個なき孤独」》

SUPER DOMMUNE(渋谷PARCO 9F)にて、本展開催の記念番組《布施琳太郎presents「個なき孤独」》を8月12日(木)に配信を予定しています。


街頭ビジョンにて会期中日没に合わせ映像作品を公開

渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョンにおいて、会期中の日没時刻に合わせ映像作品を放映します。
●グリコビジョン渋谷
●日時:8月11日(木祝)-8月29日(月)各日18:35頃放映予定
●放映作品:いつまでも明け続ける夜のなかで(2分11秒)

Artist Statement

ひとつの空間に与えられた言葉として「新しい死体」は強すぎるかもしれない。しかし今の僕が考えたいこと、そして表現したいことを一言で述べるなら、この言葉しかなかった。

「死体」はあまりに美術史的な言葉だと思う。「芸術」という言葉が西洋から輸入されたものだとしたら、その起源を考えるときに僕の脳裡をかすめるのは、フランスやイタリアのミュージアムに絵画や彫刻として陳列された夥しい量の死体のことである。それは美術解剖学の専門家だった父の仕事道具である解剖図や骨格標本などが、生まれ育った実家に並べられていたせいで抱いた美術史の印象なのかもしれない。しかしそれでも、僕にとっての美術史とはまず描かれた死体たちである。

死体とは、なにものかが不在に到達することによってのみ可能な、存在の形式である。それは僕がこれまで思考を重ねてきたインターネットを通じて出会い/別れる人々の身体の、もうひとつの可能性だ。

この展覧会を準備するなかで、ちょうど100年前に書かれたひとつの小説を読み直した。芥川龍之介による短編小説『藪の中』である。その中心にあるのはひとつの死体で、小説は死体についての4つの目撃談と、3つの殺害の告白によって構成されている。覆せないのはひとつの死体があることだけで、読み込めば読み込むほどに、その死因は霧散していく。死体の死因は、謎のまま放置されている。

『薮の中』において芥川龍之介は、物語内の真相や目的を組み立てる主体ではない。むしろ、そこでうつりかわる女の印象や殺害の理由、そして恥や嫉妬といった行動原理が、それぞれの発言のあいだで浮遊していく。ひとつの死体を理由としてのみ展開し、作者すら置き去りにしていく劇的独白。

「新しい死体」は、こうして霧散し、不在にいたる個についての個展である。

布施琳太郎

Artist Profile

●布施琳太郎プロフィール
1994年、東京生まれ。アーティスト。恋愛における沈黙、情報技術や詩によってアナグラム化された世界、そして洞窟壁画において変質する形態についての思考に基づいて、iPhone発売以降の都市で可能な「新しい孤独」を実践。絵画やテキストによる描写、展覧会や映像の編集などを、アーティスト、詩人、デザイナー、研究者、音楽家、批評家、匿名の人々などと協働して行っている。
主な個展に「すべて最初のラブソング」(2021/東京・The 5th Floor)、「イヴの肉屋」(2022/東京・SNOW Contemporary)、参加企画展に「ニュー・フラットランド」(2021/東京・NTTインターコミュニケーションセンター[ICC])、「新しい成長の提起」(2021/東京藝術大学美術館)、「身体イメージの創造――感染症時代に考える伝承・医療・アート」(2022/大阪大学総合学術博物館)、キュレーターとしての展覧会企画に「iphone mural(iPhoneの洞窟壁画)」(2016/東京・BLOCK HOUSE)、「新しい孤独」(2017/東京・コ本や)、「ソラリスの酒場」(2018/横浜・The Cave・Bar333)、「The Walking Eye」(2019/横浜赤レンガ倉庫一号館)、「隔離式濃厚接触室」(2020/ウェブページ)、「沈黙のカテゴリー」(2021/名村造船所跡地[クリエイティブセンター大阪])、「惑星ザムザ」(2022/東京・小高製本工業跡地)などがある。
公式サイト: https://rintarofuse.com/

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