合わせガラスの市場規模、2026年に278億米ドル到達予測
PR TIMES / 2022年1月21日 15時45分
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「合わせガラスの世界市場 (~2026年):中間膜 (ポリビニルブチラール・イオノプラストポリマー)・エンドユーザー産業 (建設・自動車)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を1月20日より開始いたしました。
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合わせガラスの市場規模は、2021年の208億米ドルから2026年には278億米ドルに達すると予測されています。ポリビニルブチラール中間膜を使用した合わせガラスは、2020年の合わせガラス市場において金額ベースで42.0%のシェアを占めており、2026年には6.2%のCAGRで118億米ドルに達すると予測されています。また、同市場では、建設業が最も高いCAGRである6.1%を示し、2021年の123億米ドルから2026年には165億米ドルに成長すると予測されています。
COVID-19が合わせガラス市場に与える影響
Glass Alliance Europeが提供するデータによると、欧州全体のガラス生産量は、2020年には3,950万トンに達し、2019年の4,060万トンと比較して2.6%減少となりました。ガラス市場は、ガラスサブセクターごとに異なるレベルでCOVID-19パンデミックの影響を受けており、欧州における板ガラスの生産量は、2019年の1,260万トンから2020年には1,190万トンに減少しました。また、ロックダウンは自動車産業にも悪影響を及ぼし、複数の工場で操業停止が発生し、需要減による購買活動の鈍化も見られ、合わせガラス市場においても世界的な悪影響を及ぼしました。
建設業界はCOVID-19の影響で不可欠な活動が制限され、世界中でほぼ停止状態に陥りました。国際エネルギー機関(IEA)によると、2019年、世界の建築分野におけるエネルギー効率化への投資額は、2%増の約1,520億米ドルに達しました。しかし、このパンデミックにより、新規・既存プロジェクト、現場の生産性、契約額など、さまざまな建築物の建設活動が、2020年は前年度比24%減速したと推定されています。しかし、2021年には活動が回復しており、非住宅部門を中心に合わせガラスの使用が増加しています
高い投資額が市場の成長を妨げる
合わせガラスは通常の工程で作成されたガラスよりも高価であるため、発展途上市場での採用率が低下しています。これらの地域では、合わせガラスの用途は商業ビルに限られており、南米やアフリカなどの地域での採用率は最低となります。合わせガラスの価格は、用途、厚さ、中間膜やガラスの枚数などに直接影響を受けます。合わせガラスは2枚のガラスと1枚の中間膜のダブルレイヤーが最も一般的ですが、市販されているものでは7枚までのレイヤーが可能で、必要に応じてレイヤーを増やすオプションもあります。合わせガラスのもう一つの問題点は、木やレンガ、コンクリートなどの他の建築材料に比べて、修復性が低いことです。破損したガラスは交換しなければならず、このガラスを主要な建築部材として採用することはできません。
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