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「2960」恐怖と絶望の中、死の直前に絞り出したメッセージ――。大崎善生氏最新作『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』11月30日(水)発売!

PR TIMES / 2016年11月28日 11時18分

『聖の青春』の著者、渾身の長編ノンフィクション

株式会社KADOKAWAは、デビュー作『聖の青春』の映画化で話題の作家、大崎善生氏最新作『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』を11月30日(水)に発売いたします。
2007年、夏。闇サイトで集まった凶漢たちに命を奪われた女性がいた――。
彼女は命を賭して何を守ろうとし、何を遺したのか。そして、死の直前に遺した「2960」の意味とは。
被害女性の生涯に寄り添いながら、事件に迫る長編ノンフィクションです。



「娘が遺した最後の言葉に、ただただ胸がかきむしられる思いです。」
――磯谷富美子氏

「私にとって、この作品がひとつのピリオド。
『聖の青春』からはじまった作家人生は、この物語を書くためだったのかもしれない。
これで終わっても、引退してもいいと思うほど書ききった。」
――大崎善生氏

[画像: http://prtimes.jp/i/7006/2875/resize/d7006-2875-551396-0.jpg ]

【内容】
2007年8月、深夜。名古屋の高級住宅街の一角に、1台の車が停まった。車内にいた3人の男は、帰宅中の磯谷(いそがい)利恵さんに道を聞く素振りで近づき、拉致、監禁、そして殺害。非道を働いた男たちは3日前、携帯電話の闇サイト「闇の職業安定所」を介して顔を合わせたばかりだった。車内で脅され、体を震わせながらも悪に対して毅然とした態度を示した利恵さん。彼女は命を賭して何を守ろうとし、何を遺したのか。そして、死の直前に遺した「2960」の意味とは。
利恵さんの生涯に寄り添いながら事件に迫る、慟哭のノンフィクション。

■名古屋闇サイト殺人事件
名古屋市千種区の路上で2007年8月、帰宅途中の会社員磯谷利恵さん(当時31歳)が男3人に拉致、殺害され、遺体は岐阜県瑞浪市の山林に捨てられた。3人はインターネットサイト上の「闇の職業安定所」を通じて知り合い、犯行に及んだことから、「闇サイト」が社会問題となった。名古屋地裁は09年3月、神田司、堀慶末の両被告に死刑、自首した川岸健治被告に無期懲役の判決を言い渡した。3人は判決を不服として控訴したが、神田被告は同年4月に控訴を取り下げたため死刑が確定。2015年6月に死刑が執行された。残り2人は12年までに本事件での無期懲役が確定。母の富美子さんは事件後、日本の司法の下では被害者が1人の殺人事件で死刑判決が言い渡されるのはまれだと知り、被告人3人への極刑を求めて、署名活動を展開。署名は最終的に33万人分に達した。

【著者紹介】
大崎善生(おおさき・よしお)
1957年北海道札幌市生まれ。日本将棋連盟に就職。「将棋世界」編集長を経て、2000年『聖の青春』でデビュー、新潮学芸賞を受賞。以後、『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞、『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞。06年には『アジアンタムブルー』が映画化。近著に『赦す人』『さようなら、僕のスウィニー』など。

★デビュー作映画化!
『聖の青春』
2016年11月19日(土)全国ロードショー
松山ケンイチ 東出昌大 
監督:森義隆
http://satoshi-movie.jp/ 
配給:KADOKAWA


【書誌情報】
作品名:『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』
著者名:大崎善生
発売予定日:2016年11月30日(水)
頁数:376頁
装丁:鈴木成一デザイン室
発行:株式会社KADOKAWA
初出:「小説 野性時代」2016年2月~2016年10月号
★情報ページ  http://www.kadokawa.co.jp/product/321409000110/
★電子書籍同時配信予定

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