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「チームのベースを上げたい本当の力をぶつけ合える年。今大会はどこもチャンピオンを取りにいくはず」。齊藤祐也、廣瀬俊明が語るシックス・ネーションズの見どころ

PR TIMES / 2018年2月8日 20時1分

「ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ」WOWOWで全試合生中継!



[画像: https://prtimes.jp/i/1355/4189/resize/d1355-4189-545527-0.jpg ]


2月3日についに開幕したラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ。例年どおり列強同士がしのぎを削る中、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)率いるイングランドが3連覇を果たすのか、他国がそれを阻止するのか、世界中から注目を集めている。そしてさっそく第1節から、期待を裏切らない熱戦が繰り広げられている。

開幕翌日の2月4日(日)、特に白熱したフランスvsアイルランドの試合映像を観戦するイベント「ビューイングパーティ」が行われ、ラグビーファンが詰めかけた。まずは元日本代表の齊藤祐也さん、廣瀬俊朗さんがゲストとして登壇し、試合の注目ポイントを解説。齊藤さんは両チームのSO(スタンドオフ)、フランスのマチュー・ジャリベル(初キャップ)、アイルランドのジョナサン・セクストン(69キャップ)の経験値を引き合いに出し「10番のゲームコントロールの差がどう出るか」をポイントとして挙げた。一方、廣瀬さんはジャック・ブリュネル新HC体制となったばかりの「フランスの情熱が見たい」と、その戦いぶりに期待を寄せた。

試合は序盤から激しい展開となる。互いに力が拮抗し、ペナルティゴールによる3点の取り合いで3-9とアイルランドが6点をリードして前半を終えた。両SOに注目していた齊藤さんは「セクストンのキックの使い方が光っている。ジャリベルはケガで退いたがゲームの中で成長していた」と評価。廣瀬さんは「フランスの規律のなさが6点差の原因」とその差を分析した。

後半もペナルティゴールを両チームともに追加。6-12となって迎えた後半31分、フランスのWTB(ウイング)、テディー・トマが相手ディフェンスをかわす鋭いランと見事なコース取りでこの試合初トライ!ゴールも成功し、ホームのフランスが13-12と逆転に成功した。しかし後半42分、アイルランドは41フェーズもの長い攻撃の末に、SOのセクストンがインゴールまで約45メートルの距離からドロップゴールを放つ。楕円球は放物線を描いてH型のポールに吸い込まれ、13-15でノーサイド。アイルランドの劇的な逆転ドロップゴールに、イベント会場はこの日一番大きな拍手喝采に包まれた。

試合後、齊藤さんは敗れたフランスについて「目立ったアタックはなかったが、1回のチャンスをトライに結び付けた」と評価。そしてアイルランドのセクストンについては「アドバンテージの出ていない状況であのキックは、自信と精度が高くないとできないプレー」と褒め称えた。廣瀬さんも「最後はキャップ数の違いが出た。どこで仕掛けるかは経験がないと判断できない。フランスは初キャップの選手が多く、そういう選手がいなかった」とフランスの敗因を分析した。

そして、齊藤・廣瀬両氏が今大会の優勝チームを大胆に予想した。齊藤さんの予想は敗れたフランスで、「初キャップが6名というなかでアイルランドを相手にこれだけ堅い試合ができた。それはチームとして一つにまとまっているから」と分析。廣瀬さんの予想は「総合的に見て充実しているイングランド。選手のメンタリティーには必ず波が出てくるが、エディーさんはそれも周知している」と自身の経験を踏まえて予想した。

イベント後、取材に応じた齊藤さんは「こうしてパブリックな環境で試合を見ながらみなさんと共有できるのはすごくおもしろい」と率直な感想を述べると、廣瀬さんも「放送の解説のお二方(栗原徹さん、菊谷崇さん)の専門的な観点もおもしろかった。お客さんは僕らがしゃべらなくても十分楽しめたのでは(笑)。ピュアな目線で楽しめた」と純粋にラグビー観戦を楽しんでいた様子だった。

そしてシックス・ネーションズの今後の展望について、齊藤さんは「やはり3連覇を狙うイングランドに対して他の国がどう戦っていくかが楽しみ。フランスがブリュネルHCに変わってどういうラグビーをするのか、今大会でどれだけ成長できるかにも注目している」と優勝を予想したフランスに期待を寄せた。一方の廣瀬さんは、「(ワールドカップの大会間の)4年間の中で言うと今年は3年目で、チームのベースを上げたい本当の力をぶつけ合える年。今大会はどこもチャンピオンを取りにいくはず」と引き続き本気の好勝負が見られると断言した。

最後に、このシックス・ネーションズからも感じられるラグビーの魅力について伺った。廣瀬さんは「大きい人も小さい人も足が遅い人も、みんなどこかのポジションで活躍の場があること。蹴ってもいいし、走ってもいいし、パスしてもいい、そういう選択肢が与えられていて自由なところも魅力」と回答。齊藤さんは「それに加えてチームワーク、メンタリティーの部分で感動を共有できること。走って当たってというハードなスポーツだからこそ一体感、チームワークができ、そこにリーダーシップが生まれる。それこそがラグビーの魅力」と締めくくった。

そんなラグビーの真髄が詰まった世界最高峰の国際大会、シックス・ネーションズ。第2節以降も注目カードが目白押しで、どのチームも優勝に向けて素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるはずだ。WOWOWでは、欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズを最終節まで全試合生中継で放送する。


◆◆ WOWOW番組情報 ◆◆◆

★「ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ」
ラグビー欧州最強を決める戦い、3/17(土)まで全試合を生中継!

第2節:
アイルランドvsイタリア 2/10(土)夜11:00~ [WOWOWライブ]
イングランドvsウェールズ 2/10(土)深夜1:30~ [WOWOWライブ]
スコットランドvsフランス 2/11(日・祝)夜11:50~ [WOWOWプライム]

第3節:
フランスvsイタリア 2/24(土)午前4:45~ [WOWOWプライム]
アイルランドvsウェールズ 2/24(土)夜11:00~ [WOWOWライブ]
スコットランドvsイングランド 2/24(土)深夜1:30~ [WOWOWライブ]

第4節:
アイルランドvsスコットランド 3/10(土)夜11:00~ [WOWOWライブ]
フランスvsイングランド 3/10(土)深夜1:30~ [WOWOWライブ]
ウェールズvsイタリア 3/11(日)夜11:50~ [WOWOWプライム]

最終節:
イタリアvsスコットランド 3/17(土)夜9:15~ [WOWOWライブ]
イングランドvsアイルランド 3/17(土)夜11:35~ [WOWOWライブ]
ウェールズvsフランス 3/17(土)深夜1 :50~ [WOWOWライブ]

■詳しくは、WOWOWラグビーオフィシャルサイトをチェック!
http://www.wowow.co.jp/sports/rugby/

■『WOWOWラグビー公式ツイッター』(@wowow_rugby)
WOWOWのラグビー公式アカウントです。WOWOWで放送するラグビーの放送スケジュール、最新ニュース等を中心につぶやいていきます。

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