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ファーウェイの2024年パートナー大会、「努力を通じて経営が常態を回復」と宣言

Record China / 2024年3月18日 10時10分

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ファーウェイ常務取締役でICTインフラ業務管理委員会主任の汪涛氏は同社の成果と展望の発表で、厳しい努力により同社の経営は常態に戻り、健全化したと紹介した。

華為技術は広東省深セン市内で14日から15日にかけて、2024年パートナー大会を開催した。テーマは「因聚而生、数智有為(集結により出現させ、デジタルの知恵で実行)」だった。

世界の電気通信設備市場でトップ、ファーウェイだけがシェア伸ばす

ハイテク産業関連の情報を扱う米企業のデローログループによると、23年の世界の電気通信設備市場では、ファーウェイはシェア30%でトップだった。またシェア率は前年比で2ポイント上昇した。以下はノキア(15%)、エリクソン(13%)、ZTE(11%)、シスコ(6%)、シエナ(4%)、サムスン(2%)と続いた。さらに注目すべきは上位4社のうち、ファーウェイだけがシェアを上昇させたことだ。

また、海南日報によれば、電気通信会社の中国移動傘下の海南移動と華為技術はボアオ・アジアフォーラムの開催地である瓊海市ボアオ鎮の東嶼島でこのほど、5G-Aの新たなモデルエリアを構築した。現地での実測下り速度は最高で4Gbpsを超えた。この新技術によるネットワーク能力は通常の5Gの10倍に達し、高精細度動画、ネットライブ配信、裸眼3D、VRなどに質的な飛躍をもたらすという。

24年パートナー大会ではファーウェイ常務取締役でICTインフラ業務管理委員会主任の汪濤氏が基調講演を行い、「パートナーの皆さまとは、いかにしてパートナーシステムを強化し、そのことを通じて私たちにとって共通の顧客がデジタル移行の大きなチャンスをつかみ、スマートな世界への歩みを加速させられるのかを、共に検討していきたい」と述べた。

経営は常態を回復、研究開発費は世界で5本の指に

汪主任はまた、「われわれは厳しい努力により、長年にわたる厳しい試練に耐えた。ファーウェイ社の経営は23年には基本的に常態に戻り、全体的に健全化した。全世界における売上高は9%以上の成長を実現して7000億元(約14兆7000億円)を超えた。中国地区の売上高は25%以上の急成長を遂げた」と紹介した。


ファーウェイの胡厚崑輪番会長も23年12月29日に行った24年の新年のあいさつで、汪主任と同様の紹介をした上で、「ICTインフラ事業は堅調を維持した。端末事業は予想を上回った。デジタルエネルギーとクラウド事業は良好な成長を実現し、スマートカーソリューションの競争力は著しく向上した」と説明していた。

汪氏は基調講演で、研究開発への注力にも言及して、「ファーウェイは常に研究開発への強力な投資を続けており、技術革新を通じて製品とソリューションの競争力を構築している」と述べた。同社の21-23年の3年間の研究開発投資はいずれも売上高の20%を超えた。企業の研究開発費の世界ランキングは発表主体により異なるが、23年にはファーウェイの研究開発投資総額が上位5位以内に入ったとされる。

さらに「このような成長を遂げるには、ファーウェイ自身の努力だけでは十分ではない。ファーウェイの業務パートナーは前年同期比で15%以上増加して4万社を超えた。パートナーの広範な支持と信頼があってこそ、弊社は業務の持続的発展の強固な礎を築けている」と述べた。

複数の市場で大きな成果、多くの優秀パートナーを獲得

汪氏はさらに、3種類の市場別に23年の成果を振り返った。

まず、大手顧客向け市場では、中国地区の売上高が20%以上増加した、また、新たに69の業界向けソリューションプランを発表し、累計898社の専門的なパートナーを支援し、2万3000件にファーウェイ認証を付与した。

ビジネス向け市場では、中国地区での売上高が2倍以上になった。新たに72の状況特化型のソリューションプランを発表し、累計7000以上のビジネス向け市場でのパートナーを獲得した。

流通向け市場では、中国地域のパートナーの20%受注増を促進し、坤霊シリーズ(eKit)を287種リリースし、初のオンライン取引プラットフォームを立ち上げ、600を超える流通ゴールドパートナー、6700を超える流通エリートパートナーを出現させた。

ファーウェイは今後も急速進行する世界のデジタル化に貢献

汪氏はさらに、「私たちはデジタル経済の急発展の最前線にいる。よく知られるデジタル化、スマート化、低炭素化はすでに経済と社会の発展の鍵となる駆動力になっている」と述べた上で、「デジタル化転換はすでに(思わぬ困難に直面する可能性もある)区域に入っており、同時に業界のより多くのシーンに深く融合しつつある」と述べた。

汪氏は、「(情報技術や通信関連の情報を扱う)IDCによると、世界のデジタル化モデル転換投資の年平均成長率は27年には16.1%に達する。うち、全世界でのAI投資に関する年平均成長率は26.9%で、中国国内のICT市場での総支出は6888億ドル(約103兆円)に達する」と紹介し、これらの数字はデジタル化の加速に対する企業の決意と多大な投資を十分に物語っていると指摘した。

汪氏はさらに、ファーウェイはこのような状況が進行する中で、緊密なファーウェイとパートナーによる市場に対応する体系を構築し、より豊富な製品ソリューションとデジタル化とツールを提供し続け、多くの顧客のデジタル化に貢献すると説明した。

汪主任は「今後5年間には中国における企業向け業務が毎年30%を超える急成長を遂げると期待している。あらゆる業種のパートナーと互いに支え合い、互いに成果を上げ、業界のデジタル化によるモデルチェンジの無限の可能性を共に享受し、中国の行政や企業業務の急成長を共に実現していくことを期待している」とも述べた。(翻訳・編集/如月隼人)

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