本格4WDを乗用車にクロスオーバー、『チャレンジャー』は三菱SUVの先駆けだった【懐かしのカーカタログ】
レスポンス / 2024年3月31日 15時0分
1996年7月に登場した三菱のSUVの『チャレンジャー』。『パジェロ』が“本格4駆”のキャラクターを持つのに対して、当時の『ハイラックス・サーフ』『テラノ』などと並ぶ、より乗用ユースも意識したクルマに仕立てられていた。
とはいえ2代目パジェロと共通のラダーフレームを採用。ドライブトレーンにはビスカスカップリングとセンターデフ方式のフルタイム4WD機構をもつ“スーパーセレクト4WD”を採用。走行モードは2H、4H、4HLc、4LLcの4パターンが用意され、一般道から雪道、極悪路までオールマイティにカバー(ほかにイージーセレクト4WDも設定)。
サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リヤが3リンクコイルスプリング式で、約240mmのホイールストロークも確保していた。最低地上高は215mmの設定だった。
搭載エンジンは3リットルのV6ガソリンエンジンのほか、2.8リットルと2.5リットルの2機種のインタークーラーターボディーゼルを用意。ディーゼルの2機種には5速MTも設定された。
ホイールベースは2代目パジェロのロングボディと共通の2750mm。ただし乗車定員は5名の2列シートとし、その分、使いやすいラゲッジスペースが確保された。
カタログ中には「下半身には本格4WDの資質にこだわった先進の走行&安全メカニズムを組み込みながら、上半身はスマートな使いやすさと快適さを目指し、まったく新しい洗練された美しさを感じさせるパッケージングにチャレンジしました」とある。シートアレンジの多彩さは、RVとも呼ばれた当時のクルマらしい充実ぶりだった。
ワイパーディアイサー、ヒーター付きドアミラー、カーゴネット、オーバーヘッドコンソール、リヤヒーターといった機能、装備も用意。4WDの機動性と乗用車らしい快適性を高くバランスさせたクルマだった。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ピックアップ再燃か、三菱「トライトン」の実力 働くクルマの性能とSUVの楽しさを併せ持つ1台
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 10時0分
-
ピックアップ再燃か、三菱「トライトン」の実力 働くクルマの性能とSUVの楽しさを併せ持つ1台
東洋経済オンライン / 2024年4月22日 12時0分
-
「さすがにデカすぎるだろ…」→まさかのバカ売れ!? 新型ピックアップトラック絶好調 一体何がいいのか?三菱「トライトン」
乗りものニュース / 2024年4月21日 16時12分
-
“パジェロ”超えのミツビシ新型「本格4WD」誕生! ランエボ+パジェロな本格オフロードマシン! 新型「トライトン」の実力とは
くるまのニュース / 2024年4月12日 22時10分
-
トライトン「パジェロの代役」としての素質 乗り心地も良好「新たなSUVの選択」になるか
東洋経済オンライン / 2024年4月11日 12時20分
ランキング
-
1Googleの「約束破り」が示す検索市場の"危うさ" ヤフーへの技術提供制限で公取委が初の処分
東洋経済オンライン / 2024年5月2日 7時20分
-
2米スターバックス、3年ぶりの減収…中東での不買運動や北米の節約志向が重荷
読売新聞 / 2024年5月1日 22時24分
-
3GWの平均予算は「2万7857円」 過ごし方の3位「買い物」、2位「外食に行く」…「海外旅行」は1%
まいどなニュース / 2024年5月2日 7時50分
-
4円下落、一時158円台に迫る 介入観測後も円安止まらず
共同通信 / 2024年5月1日 18時30分
-
5観光業で働く人のためにも「GWは廃止すべき」 こう提言しても、何も変わらなかった理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月1日 6時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください