長野県白馬村でAIオンデマンド乗合タクシー「ふれAI号」運行開始…地域住民向けに
レスポンス / 2024年4月1日 17時10分
長野県白馬村において、新たな公共交通手段としてAIオンデマンド乗合タクシー「ふれAI号」の運行が開始される。このサービスは、SWAT Mobility Japanが運行アプリを提供し、地域住民の移動を支援するものだ。
白馬村では、これまで観光客を対象にしたAIオンデマンド乗合タクシーを期間限定で提供してきたが、その好評を受け、2024年4月より住民向けの「ふれAI号」の運行を開始する。これまでの観光型サービスから一歩進み、日中の住民の生活交通としての利用を目指す。停留所数は29か所から108か所に増加し、商業施設や公共施設へのアクセスが向上。また、移動が困難な住民にはドアツードアの運行や乗車介助も提供される。
ふれAI号では、アプリ内決済を推奨することで、運転手の現金収受の手間や紙面での運賃管理を削減する。クレジットカード決済を選択すると、10%割引が適用されるなど、決済手段に応じた割引も実施。これにより、白馬村のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、利便性と効率性を高めることを目指していく。
白馬村は、ウインターシーズンを中心に多くの観光客を迎える一方で、地域内の移動手段が限られているという課題を抱えていた。この課題に対応するため、2022年冬には「チャレンジナガノ」プログラムを通じてAIオンデマンド乗合タクシー「白馬ナイトデマンドタクシー」の運行が開始され、その成功を受けて通年での本格運行が決定した。
SWAT Mobilityは、オンデマンド交通運行システムなどを提供する企業で、最少の車両台数で効率良く相乗りさせるルーティング・アルゴリズムを世界トップクラスで提供している。今回の「ふれAI号」の運行においても、その技術が活用され、地域の交通課題解決に貢献している。
運行期間は2024年4月1日から2025年3月31日までで、サービス提供エリアは白馬村内となっている。利用者はアプリ「白馬デマンドタクシー(HDT)」を通じてサービスを利用でき、運賃は通常1乗車300円、アプリ内決済で270円。高齢者や障がい者にはさらなる割引が適用される。
この新しい取り組みにより、白馬村の住民はより便利で快適な移動手段を手に入れることになります。また、観光客にも引き続きサービスが提供される予定で、白馬村の交通環境は大きく改善されることが期待されている。
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