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性的虐待容疑のR・ケリー、男性告発者が「秘密の関係」暴露

Rolling Stone Japan / 2021年9月5日 6時45分

法廷でのR・ケリー被告(Elizabeth Williams/AP)

シンガーのR・ケリーを性的暴行で公然と非難した最初の男性が、現地時間8月30日、米ニューヨーク・ブルックリンで行われた公判で証言した。

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ニュースサイトVultureによれば、ルイスと名乗るその男性は、17歳の時にR・ケリーから暴行を受けたと主張。

ルイスの話では、ケリーと出会ったのは2006年、ルイスの勤務先だったマクドナルドにケリーが来店した時だった。ミュージシャンを目指していたルイスは、イリノイ州オリンピアフィールズにあるR・ケリーの自宅のパーティに何度か顔を出した。初めのうちは両親同伴だったが、次第に一人で出向くようになったという。時折ケリーのスタジオで作業することもあったが、どれも形にはならなかった。

ルイスの主張によれば、ある日ケリー宅を訪れた際、ケリーはルイスを離れのガレージへ連れていった。ボクシングリングのような作りのそのガレージで、2人はルイスの夢について話し合った。ケリーがルイスに「音楽のためなら喜んでする」ことは何かと尋ねると、ルイスはケリーの鞄持ちのような「クレイジーな」仕事をしましょう、と申し出たという。最終的にケリーは、妄想することはあるかとルイスに尋ねたそうだ。

「僕は、あると答えました」とルイスは証言した。「1度に2~3人の女の子とするというような妄想だ、と彼に言いました。彼が『男との妄想をしたことはあるかい?』と言ったので、僕はないと答えました。彼は膝をついてにじり寄り、僕にオーラルセックスをしました」

ルイスの主張によれば、自分は「こういうのは好きじゃない」「こういうのは趣味じゃない」と言うと、ケリーは止めた。「彼は『俺たちだけの秘密だ。俺たちはもうファミリーだ。ブラザーなんだ』とだけ言いました」とルイス。

ルイスはその後もケリーのパーティに参加したが、ケリーは2人の性行為を録画していたとルイスは主張した。またケリーがルイスを見知らぬ人と性交渉させ、その様子を眺めていたとも非難した。ケリーとルイスが性的関係をいつ終わらせたのかは定かでないが、2人は少なくとも2018年まで連絡を取り合っていた。

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R・ケリーは現在11件の加重性的虐待の罪に問われている。この11件には、4件の加重性的暴行罪、2件の強制性的暴行罪、2件の加重性的虐待罪、3件の13〜16歳に対する加重性的虐待罪が含まれる。特に4件の加重性的暴行罪は、イリノイ州の重罪レベル区分で最も凶悪なクラスXに分類され、最高で禁錮30年の実刑判決が下される可能性がある。

ルイスは証言の終盤で、ケリーの裁判の証人を買収しようとして逮捕された後、司法取引の一環で捜査に協力していることを明らかにした。今も音楽業界での成功を望むルイスは、業界での「自分の評判に傷がつく」ことを恐れ、事件の詳細を証言しないように金銭を渡したという。また、ケリーが自分のキャリアを後押ししてくれたことはあるかという質問には、「何もありません」と答えた。

from Rolling Stone US

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