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施行15年の裁判員制度「おおむね安定的に運営」 戸倉三郎最高裁長官 憲法記念日

産経ニュース / 2024年5月3日 5時0分

憲法記念日に当たり会見する最高裁の戸倉三郎長官(代表撮影)

最高裁の戸倉三郎長官が3日の憲法記念日に当たって記者会見し、5月に施行15年を迎える裁判員制度について「多くの国民の理解と協力で、おおむね安定的に運営されている」と話した。

戸倉長官は会見で「法の支配の理念の重要性を改めて自覚し、司法の役割を十全に果たしていくために力を尽くす」とあいさつ。

裁判員制度については「分かりやすい審理が行われることは、刑事裁判に対する国民の信頼を確保する上でも大きな意味がある」と説明。課題に公判前整理手続きの長期化を挙げ、「裁判官が争点整理の在り方などについて議論を深め、法曹三者でも共通認識を形成するなどの努力が引き続き求められる」とした。

近年は下級審も含めて、性別変更や同性婚といった、多様な価値観を巡る裁判が注目を集めている。

戸倉長官は「国民の価値観や意識の多様化に伴って生じる問題に、裁判官は広い視野をもって主張に耳を傾け、適切な判断を示す姿勢が求められている」との考えを示した。

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