【新人議員特集】候補者たちはなぜ地域政党を選んだのか
政治山 / 2019年7月26日 10時0分
地域政党を選んだ候補者たちは、なぜ政治家を志し、なぜ地域政党を選択したのか。2019年4月の統一地方選挙で初当選を果たした新人議員たちの思いをご紹介いたします。
京都市議会議員 神谷修平(京都党)政治家を目指したす経緯
「日本の文化を守りたい」その想いがきっかけです。京都で文化財修復師として働いてきた私は、多くの日本文化や伝統に触れ、その素晴らしさを守り継承したいと思うのと同時に、現在の文化財保護行政について改善の必要性を強く感じました。そこから政治に興味をもち様々なことを学び調べ、京都党政治塾に参加する中で現在の京都が多くの課題を抱えていることを知り、政治家という立場から現状を変えたいと思うようになりました。
地域政党で実現したいこと
財政・人口・文化、どの観点からも「市民が未来に希望を持てる豊かな街づくりの実現」を第一に考えています。具体的には、市民主導の政治、無借金経営、地域資源を活かした京都経済圏の確立を実現することで、京都の自立を目指します。またそれらを達成することは、決して京都のみの発展にとどまらず、京都が自立した地域の在り方を他の地域に向けて提示することが、ひいては日本という国全体の豊かさへとつながると考えています。
政治家を目指した経緯
障がいを持つ身内がいる家庭で育ち、社会で自立して生きることの難しさに触れ「誰もが幸せに暮らせる社会」を作りたいと思うようになりました。海外移住経験を経て上智大学にて社会福祉を専攻し、福祉の基礎や概念を変えるために政治家となり福祉政策に携わることを目指し始めました。一度は政治が嫌いになるものの、母となり、これ以上誰かに大切な子どもの未来を任せてはいられないと、「福祉」への強い想いと共に初心に立ち返り、江東区政へ挑戦し当選させていただきました。
地域政党で実現したいこと
議会制度改革と、国政にとらわれない地方自治を実現したいと思っています。現在の区議会は国政政党が大きな会派を組んでおり、会派を中心とした議会運営が進められているために、個々の議員の活動が制限されている状態です。国政政党とは一線を画す地域政党に所属する立場から、行財政改革・議会改革に取り組みます。同時に、地域の抱える課題に一つ一つ丁寧に対応し、区民がもつ区政に対する諦めをなくしていきたいです。
政治家を目指したす経緯
10年前まで政治には何の関心もなく、普通に暮らしていました。次男が障がいを持って産まれてきたことがきっかけで、それまでの考えが一変しました。障がいを持って生きていくことの大変さ、家族の負担、そして周りにはそういった苦労をしている方が多いことを知りました。なんとかしたい。その思いで、政治を勉強し、政治家を目指しました。
地域政党で実現したいこと
子どもの多い地域、高齢者の多い地域、労働者の多い地域、地域の課題は様々です。さらには、それぞれの地域で現状や背景が違います。障がいをお持ちの子どもさんの子育て環境、教育、就労について、当事者や家族の声を聴いて議会で提案をしたいと思います。最良の提案をするために、つべこべ言わずに、地域の皆さんの声を聴いて地域の現状を見て回ります。
政治家を目指すした経緯
長女が生まれたのを機に、都会で子育てすることの孤独、困難さを痛感しました。もっと世代を超えて支え合える「まち」を創り、そして次の世代に引き継いでいきたいと考えるようになりました。プロとして、「まち」に関わっていくことができる職業は何だろう。政治家?不動産屋?警察官?・・・あれこれ悩みながら、地域に密着した不動産屋さんを創業しました。事業が軌道に乗ってきたのを機に、後任に任せて他の手段、政治の道へと進みました。
地域政党で実現したいこと
国政の動向を忖度せずに地域に根ざした課題解決に専念できるのが、地域政党の強みだと考えています。文京区では私は一人会派で孤軍奮闘していますが、孤立無援ではありません。ぶつかる壁を豊富な経験で超えさせてくれる先輩、自治体を飛び越えて切磋琢磨しあえる若手議員が一緒です。地域政党ならではのフットワークの軽さで、他自治体のイイトコロをマネしながら、この大好きな文京区をもっともっと素敵な「まち」として次の世代に引き継いでいきます。
政治家を目指したす経緯
子どもを授かり、働きながら子どもを産み育てる時に、用意された制度と現実の差に困惑しました。地域活動をする中で行政の仕組みに関心を持つようになり、市政や市議会について研究していくうちに自分も役に立てる場なのではないかと考えました。そして我が子の故郷となる川崎市のために働きたいと決意し、地域のために全力で働ける地域政党を選択し挑戦しました。
地域政党で実現したいこと
何ごとにおいても「優先すべきは市民生活」だと思っています。地方政治の本来の醍醐味は、今後の動きを考える時に国ではなく市民生活そのものを間近に見て感じて決定できることです。そういった意味では、行政や国政政党さんの盲点になってしまっている課題に対して、地域政党がチカラを注ぐことは非常に有意義で本質的な気がします。私たちにしかできない方法で納税者を筆頭とした市民の生活を向上させられるように頑張りたいです。
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