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全国で991選挙が執行、女性当選者は11.5%―2017年選挙振り返り

政治山 / 2017年12月28日 17時30分

 政治山では、2017年に実施された全国の選挙結果を集計してまとめたところ、国政1、地方990、合計991の選挙が執行され、前年の646を大きく上回りました。その内訳を見てましょう。

 2017年に知事選挙が実施されたのは、投票日順に山形、岐阜、千葉、秋田、静岡、兵庫、茨城、宮城、広島の9県で、都道府県議会の一般選挙は7月2日に執行された東京都のみでした。東京都議会議員選挙では小池都知事率いる「都民ファーストの会」が大躍進して第1党となり、与党会派であった都議会自民党は歴史的な敗北を喫しました。

特集「東京都議会議員選挙2017」
https://seijiyama.jp/article/special2/togisen2017/

 市区町村で見てみると、509の首長選挙(うち無投票189)、471の議会議員選挙(うち補選145、無投票85)が実施されました。

2017年地方選挙の月別執行数

 首長選挙の全国平均投票率は62.54%で、最高は多良間村長選挙(沖縄県)の97.80%、最低は蟹江町長選挙(愛知県)の25.03%でした。議会議員選挙は全国平均が61.00%、最高が多良間村議会議員選挙(沖縄県)の97.55%で、最低が伊勢崎市議会議員補欠選挙(群馬県)の10.73%です。

 国政では、安倍首相が9月末に召集された特別国会の冒頭に衆議院を解散。第48回衆議院議員選挙(定数465)が10月22日に執行されました。2014年12月以来3年ぶりの総選挙は、自民党が284議席を獲得して単独で絶対安定多数を上回る圧倒的な勝利を収めました。自公両党では計313議席と、衆院で法案の再可決が可能となる3分の2の議席を確保しました。

 一方野党は、民進党が小池都知事の立ち上げた希望の党への合流を表明し、政権交代への勢いがつくかに見えましたが途中で失速。合流に異を唱えた勢力が結集した立憲民主党が55議席を獲得して第1党となり、希望の党は公示前の議席を減らして50議席で第2党に後退しました。

特集「衆議院議員選挙2017」
https://seijiyama.jp/article/special2/shuinsen2017/

 また、政治山で収集可能だった候補者の情報を調べたところ、2017年の候補者数はのべ1万122人で、衆院選の影響もあり昨年の4732人を大幅に上回りました。候補者の平均年齢は58.1歳で、最年少は25歳、最高齢は87歳、当選者に限ると平均年齢は59.4歳、最年少25歳、最高齢は86歳ということが分かりました。

 女性候補の数は1288人で全候補の12.7%、うち当選したのは799人で全当選者の11.5%でした(性別非公表のケースを含む)。女性活躍が叫ばれる中、女性当選者の割合は前年の8.1%から微増しているものの、世界全体の女性議員の割合23.3%(2016年、列国議会同盟=本部ジュネーブ)には程遠く、政治分野への女性の進出が進んでいるとは言えないのが現実です。

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