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遊び人が「神夫」に! 話題の婚活塾「ハイスぺ総研」しの所長直伝「ハイスペ旦那の育て方」

集英社オンライン / 2022年5月26日 13時1分

「ハイスペック男性」の生態を調査し、その結果を反映させた婚活塾が人気の「ハイスペ総研」。代表・吉沢詩乃所長の夫は「元遊び人、現イクメン・神夫」だという。なぜ彼は激変のか? しの所長はいかに彼を変えたのか? その技を伝授してもらった

遊び人と結婚したら「神夫」に変わった

20〜40代で年収1,000万〜数億円を稼ぐなど、いわゆる「ハイスペック男性」との結婚をテーマに、婚活塾を開催している「ハイスペ男子総合研究所(以下、ハイスペ総研)」。

その代表者である吉沢詩乃所長(以下、しの所長)は、自らの離婚をきっかけにハイスペ総研を立ち上げた。そして2020年には、複数企業を経営するハイスペ男性と再婚し、第一子も出産。現在、仕事と育児を両立する生活を送っている。

ハイスペ総研代表・吉沢詩乃

しの所長(以下略)「私の夫は筋金入りの遊び人でした。独身時代は毎晩六本木に繰り出し、常に複数の女の子と同時進行していて、誰とも本気で付き合わない。そして『結婚する気はないからね』と明言する始末です。

そんな彼とはハイスペ総研を立ち上げてから出会いました。経営者として成功していて、仕事上は尊敬できたんですよね。でも、私と付き合うようになってからは、素行もよくなりました(笑)」

二人はその後結婚し、子宝にも恵まれる。結婚前の彼を知っている人に報告したら「嘘でしょ!」と信用してもらえないほどの元遊び人。しかしそんな彼は、妊娠中のしの所長を自宅から職場まで送り迎えし、産後のケアを重要視するなど、予想を上回る「神夫」になったそうだ。

「今は『娘に会いたいから』と残業なしで帰宅し、家事や育児を私以上に積極的に行っています。ママ友を作って子育てに関する情報収集もするし、会社の売上もアップさせていて……激変っぷりに驚かれますね」

男性は「女性を幸せにしたい生き物」

なぜ神夫が生まれたのだろうか? まず、結婚前から意識していたことを聞いた。

「私は結婚前から、彼を『高性能AI』だと思って接していました(笑)。女性は先回りして物事を捉えるのが得意ですよね。しかし男性は女性に比べて、察することが苦手な方が多いです。

つまり彼は、私が何をすると喜ぶのか、どうしてほしいのかを知らないだけ。でも、伝えてもいないことを”察してほしい”と求めるのは男性にとっても難易度が高すぎますよね。察してもらうことに期待をせずに、自分から彼に情報をインプットするようにしていました。

男性は『いつもの』が多いと思いませんか? よく行く居酒屋がいつも同じだったり、ずっと同じヘアサロンに通っていたり。だから、女性がしてほしい『いつもの』を増やして、自分好みの男性に育てていくのがおすすめです。

例えば『〇〇のケーキが好きだな』とインプットしておくと、そのうち何かある毎に、あなたが好きなケーキを毎回買ってくるようになると思います。

ちなみに私は『コーヒーが好き。特にスターバックスコーヒーのラテ、デカフェの無脂肪が好み!』と何度も伝えてインプット。そのうち自然にコーヒーを買ってきてくれたり、お気に入りのカスタマイズを覚えてくれたりするようになりました。代わりに私も彼のカスタマイズを把握していますよ」

しの所長いわく、男性と女性は大前提が違うという。男女に「どんなこと・どんなときに幸せを感じるか」というアンケートを取ると、男性からは「女性を幸せにすること」「女性が幸せでいるとき」という回答が出てくる。一方の女性からは「優しさを感じたとき」「大切にされていると感じたとき」という回答に。

「つまり基本的に、男性は『女性を幸せにしたい生き物』であり、女性は『幸せでいたい生き物』なんです。今パートナーがいる方は、自分がどうしたら幸せでいられるのかを彼に伝えてみてください。きっと彼は喜ぶと思いますよ」

もうひとつ、しの所長が結婚前から実践していたことがある。それは「感謝を伝えること」だ。

「夫に限らず、ハイスペ男性に聞くと『だんだん感謝されなくなるのが悲しいんだよね』と言います。相手にわざわざ『お礼を言ってよ』とは言わないけれど、モチベーションは下がるんだそう。

だから男性に何かしてもらったら、毎回必ず感謝を伝えるようにしています。これを忘れずに実践していたら、夫がさまざまなことを率先してやってくれるようになりました」

数字で伝え「〜してくれたら嬉しいな構文」を使い倒す!

自分の夫や彼に不満をもち、そんな自分に幻滅してしまう女性も少なくない。夫婦関係や男女関係を改善する秘訣はあるのだろうか。

「まずは、共通認識を作るとよいと思います。先ほどお伝えした通り、男性は察するのではなく、知って理解する傾向があります。

私は妊娠中のときに、男性が子育てに関する情報をほとんど持っていないことを痛感しました。たしかに、妻の妊娠中に男性同士が妊娠や子育ての話をする機会は、まずないですよね。

そこで妊娠中に女性の体内では何が起こっているか、理解しやすいように数字で伝えました。例えば妊娠中に息が上がりやすい現象は、『妊娠中は血液量が1.4倍になって、心臓が1分間に押し出す血液の量も、妊娠後期だと40%も増えるんだって』とか。

子育て漫画や書籍なども使って共有したら、より理解してもらいやすかったですね」

改善してほしいことがあっても、なかなかうまく伝えられないこともある。そんなときは、あるポイントを意識してほしい、としの所長。

「意識してほしいのは、『〜してくれたら嬉しいな構文』を使うことです。男性は女性を幸せにしたいからこそ、『あなたのこういうところが嫌なの!』と嫌悪感から伝えてしまうと、女性が思っている以上に傷ついてしまいます。

そこで 『〜してくれたらほしいな』『〜してくれたら嬉しいな』など、パートナーの行為が自分の幸せにつながることを伝えてみてください。きっと相手の対応が変わるはずです。

これに付随して、本音を我慢しすぎるのもよくありません。本音をため込んでいると、そのうち本音が不満に変わって、爆発してしまうからです。だからこそ、本音のうちにきちんと相手に伝えてほしいです」

夫婦関係で悩んだのがきっかけで、ハイスペ総研を立ち上げたしの所長は、夫婦関係やパートナー関係には学ぶことがたくさんあるという。うまく立ち回れない自分をせめず、周囲を見てよいやり方を学び、より幸せな夫婦関係を築いてほしい。

しの所長が、恋愛や婚活の迷路を抜け出したい方向けに書いた著書2冊(共に大和出版より発売中)

取材・文/金指 歩

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