――映画『変な家』は、YouTube再生回数1600万回を超え、原作シリーズは累計160万部を突破したウェブライター雨穴さんのベストセラー書籍を実写映画化した作品です。間宮さんは主人公のYouTuber・雨宮、佐藤さんはミステリー好きの設計士・栗原を演じていますが、おたがいに共演すると聞いたときは、どう思いましたか?
佐藤二朗(以下、佐藤) 以前共演したときはコメディ作品『ニーチェ先生』だったのですが、今回、まったく毛色の違う作品。しかもバディと聞いて、撮影を楽しみにしていました。
現場でいろいろと話しながら撮影を進めていくうちにバディ感が高まったと思います。年齢も違うし、顔の濃さも違うし、間宮は年齢の割に落ち着いているけど、僕は年齢の割に落ち着いていない……。すべてが真逆なふたりがバディを演じるというのが面白かったですね。
間宮祥太朗(以下、間宮) 本当にいろいろと細かいところまで二朗さんと話し合って役を作っていきました。観客の皆さんが知ったら「そんな細かいところまで!」ときっと驚くくらい。二朗さんと撮影でこんなに話し合ったのは初めてかもしれないですね。