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12月に土星と木星が397年ぶり大接近。日に日に近づく星を観察しよう

sorae.jp / 2020年10月22日 17時26分

ラヴァレードの三峰の真上で輝く土星と木星

ラヴァレードの三峰の真上で輝く土星と木星(Credit: Giorgia Hofer)

2020年12月21日から22日にかけて、土星と木星は見かけ上大接近を迎えます。これからの2ヶ月間、夜空に輝く2つの明るい惑星の位置をチェックしてみると、日を追うごとに近づいていくのが分かります。

2つの惑星は0.1度まで近づくのですが、これはちょうど満月の見かけの直径の5分の1にあたり、重なり合ってしまうのではないかと感じるくらいの大接近となります。土星と木星が接近するのは約20年に1度の天文現象として知られていますが、今回ほど大接近するのは1623年以来のことで397年ぶり。今回を逃すと再び大接近を見られるのは60年後の2080年となってしまいます。

また、土星と木星の大接近は観測するのが非常に簡単で、夕方から日没に南南西から西南西の空を見てみると輝く2つの星が目に入ってきます。当日までにどんどん接近する2つの星を是非意識して観察してみてください。

冒頭の写真は、天体写真家とそのパートナーが、約2週間前にイタリアアルプスにあるトレ・チーメ・ディ・ラヴァレード(ラヴァレードの三峰)の真上で輝く惑星のデュオ(土星と木星)を見ているところで、NASAの今日の天体写真(APOD)に2020年10月20日に掲載されたものです。

 

Image Credit: Giorgia Hofer
Source: APOD(https://apod.nasa.gov/apod/ap201020.html)
文/吉田哲郎

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