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関根勤×明石家さんまが語るお笑い論「東京と大阪の笑いには厚い壁があったから……」

日刊SPA! / 2024年2月1日 8時45分

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 お笑い界を引っ張る、レジェンド2人の共通点は「嫌われないこと」。普段、雑誌インタビューを受けない多忙な明石家さんまが、関根勤の芸歴50周年を記念した書籍『嫌われない法則』のため対談が実現! ずっと好かれる2人が出会いや東京・大阪のお笑い論を語った!
――長いお付き合いのお二人ですが、そもそもの出会いはいつ頃だったのでしょうか?

明石家さんま(以下、さんま) 僕が19歳か20歳かの、デビューしたての頃ですね。当時大阪にあったうめだ花月という劇場に出演して「京子ちゃんシリーズ」(※1)というネタをやっていたんです。そしたら、1階席に座っている数少ないお客さんがほとんど笑っていないのに、バルコニー席からキャッキャと笑っている声が聞こえるんですよ。

(※1)さんまが高校3年生のときに文化祭で披露したネタ。「京子ちゃん、パーマあてたん?」「ううん、昨日洗濯機の脱水機に頭から突っ込んだの」という実話をもとにシリーズ化された

関根勤(以下、関根) 僕はまだ22歳でね。大阪のテレビ局での仕事帰り、当時のマネジャーに「本場の笑いを勉強しよう」と言われて、うめだ花月に行ったんです。そしたら、他の芸人さんとは違う、シュッとした人が舞台に出てきてね。

さんま まだ若かったから(笑)。それから数年後、ある番組でお会いしたときに「舞台観ました」と言われて、バルコニー席で笑っていたのが関根さんだったことがわかったんです。

関根 とにかくネタの「間」がカッコよくて。それに、自分のセンスと近いものを感じました。

さんま 当時は、東京と大阪の笑いには厚い壁があったから、わかってくれる人がいたことがうれしかったし、僕も不思議なことに関根さんと小堺君の「コサキン」の笑いが大好きだった。考えてみたら、不思議なエネルギーの惹きつけ合いですよね。68歳と70歳になった今も一緒に仕事をしているわけですから。

◆僕らはアマデウスとサリエリのような関係

――数々の番組で共演されてきましたが、お互いをどのような存在だと思っていますか?

さんま 僕が司会で先発ピッチャーだとしたら、関根さんは絶対に抑える中継ぎのような存在。今でも一番だと思っているので、スペシャル番組でもスタッフに「ゲストは誰がいいですか」と聞かれたら関根さんをリクエストさせていただいてます。

関根 僕にとってのさんまさんは「アマデウス」。超天才を横で見ていられる喜びはすごい。その視点からいえば、僕はサリエリでしょうね。まあそこまで偉大じゃないからサリエリにはちょっと申し訳ないですけど。

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