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「お前みたいなヤツを給料泥棒って言うんだよ!」新入社員に怒鳴るパワハラ部長を黙らせた“女性社員の一言”

日刊SPA! / 2024年2月19日 8時54分

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画像はイメージです(以下同)

 ニュースなどでよく取り上げられるハラスメント問題。
 2023年に発覚したビッグモーター事件でも「人並み以下」「ボケカス」「殺すぞ」「給料泥棒」など上長の暴言が明るみに出ましたが、複数の組織でこういった嘘みたいなパワハラが報道されています。

 耐え忍ぶ社員が多いなか、今回は、ハラスメントに黙っていなかったある女性社員のエピソードです。

◆内気な男子と、美女の仲良し同期

 今回話を聞いた藤井くん(仮名・23歳)が入社したのは地元の部品製造会社ですが、ここ数年、ヘルスケア関連機器の開発・販売にも乗り出していて、新入社員の半数はこの部署に配属されました。

「本当は部品製造の部署に行きたかったのですが、こればっかりは…。でも、ヘルスケアに配属された同期の面々はみんないい感じの人だったので安心しました」(藤井くん、以下同)

 最初に仲良くなった同期は、吉田くんと佐伯さん(共に仮名・23歳)でした。

「吉田くんは、“こいつ営業大丈夫か?”と思わせるほど口数が少ない寡黙な感じで、佐伯さんは“おまえ就職先間違えただろ!”と言いたくなるほど、モデルのようにスタイル抜群の美女なんです。二人とも真逆なキャラなのに、気心知れた関係って感じでした」

 そんな二人ですが、後に幼なじみであることがわかります。

◆絶妙なコンビで営業していたが……

 藤井くんは、幼なじみコンビと一緒に営業に臨むことになりました。

「上司から与えられたのは、商品を紹介する顧客リストだけでした。それ以外の営業方法や手段は私たちに委ねられてて、僕はもっぱら電話営業を最初に選びました。吉田くんと佐伯さんはチームを組んで、吉田くんがメールを送ってアポを取り、佐伯さんが顧客を訪問するというスタイルでした」

 しばらくして、早くも佐伯さんは複数台の受注をしていました。

「やはり、佐伯さんは容姿で得していますね。あのビジュアルで営業に来られたら契約しちゃいますよ。でも、それ以上に吉田くんのアポの取り方が上手なんですよ。彼らは二人三脚でがんばっているのですが、あくまでも契約した佐伯さんの売り上げになるんです。だから営業所にあるホワイトボードのグラフも、佐伯さんばかりどんどん伸びるのが少し気がかりでした」

 普通は、チームでやっていることを上司に説明すればいいはずですが、そういう理屈が通じないブラックな上司だったのでしょうか? ある日、藤井くんが営業から戻りオフィスに入ろうとすると、中から部長の怒号が聞こえてきたのです。

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