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高尾山にサンダルで登る危険な観光客も…。インバウンドで賑わう“観光地の住民”の悲痛な訴え

日刊SPA! / 2024年2月28日 8時52分

 Aさんは保育園のパパ友たちと「最後に市バス乗ったのいつ?」などと、冗談で話しているという。Aさんはこうした状況について「観光客のマナーを非難する気になれない」とも。

「以前、京都市長が『京都は観光都市ではございません』と言ってましたが、京都から観光客を取ったら何が残るんだと。お金をしっかり落としてくれるんだから、ええやないかって。変な建前論でエラそうにする前に、住民も観光客も快適に過ごせる交通環境などを整備したらどうかと思うんです。京都の混雑っぷりは、行政の怠慢でしかないと私は思いますよ」

 お金を落としてくれる人がいれば、経済は回る。しかし、観光客を受け入れる地域がキャパオーバーしてしまっては元も子もないだろう。インバウンドで好景気と浮かれるのもいいが、その先を見据えてこその「おもてなし」ではなかろうか。

取材・文/谷本ススム

【谷本ススム】
グルメ、カルチャー、ギャンブルまで、面白いと思ったらとことん突っ走って取材するフットワークの軽さが売り。業界紙、週刊誌を経て、気がつけば今に至る40代ライター

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