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“ひろゆきの妻”が200万円の借金を背負った理由。「同時に200万円の貯金もあった」

日刊SPA! / 2024年3月5日 8時53分

――フランス在住で、日本との違いは感じますか?

西村:日本はあらゆるものが便利ですよね。電車が遅延せず、店員さんの接客も丁寧ですけど、周囲から「ちゃんとしなければ」とせきたてられるような、息の詰まる感覚はあります。反面、フランスはみんな自由に生きているし、不便であっても気が楽です。

ただ、仕事では日本の企業を相手にしていますし、フランス人との関わりが少ないから、そう思うのかもしれません。現地で仕事をしたら価値観が変わる気もしますし、いい面だけを享受して生きています。

――著書では、10代半ば〜20代にかけて苦しんだ「摂食障害」の過去も明かしていましたが、現在は?

西村:12年ほど付き合い続けて、20代の終わり頃からは症状が出なくなったんです。今は、苦手なお酒を飲み、たまに吐くぐらい……(笑)。症状がひどかった当時を振り返ると「よく生きていたな」と思います。普通ではないと理解しながらも、病気と向き合っていなかったんです。

ストレスで追い詰められたときの憂さ晴らしであり、自分の逃げ場所でしたし、症状がなくなったら「どうしていいか分からない」と思っていました。まるで「相棒」のようでしたけど、20代半ばから治療をはじめて。ひろゆき君の支えもあり、今に至るまで、無事生きています。

◆200万円の借金で反面教師の「両親と一緒じゃん」

――いわば「毒親」のお母さんからは、繰り返し「あなたがママを選んだのよ」と言われていたそうですね。

西村:おそらく母は、自分に言い聞かせていたと思います。私は、幼い頃から母が大好きでしたし、ずっと一緒にいたくて、色々な問題があっても嫌いにはなりたくなかったんです。でも、ギャンブルや借金で埋められない心の溝が生まれて。母は亡くなってしまったので確かめられないんですけど、私が選んで生まれてきたと言い聞かせることで、自分を保っていた気がします。

――“子は親の鏡”とも言いいますし、人生で“母のようになってしまう”とよぎる瞬間はなかったのでしょうか?

西村:たくさんあります。目立ったのは、著書でも書いた200万円ほどの借金でした。お金は、父も含めた両親を反面教師として「この人たちのように狂った金銭感覚を持たない」と決めていたし、未成年のころから定期預金口座を作り、社会人になってからも勤務先の持株会へ入り、投資信託もはじめて、コツコツ貯めていたんです。

でも、摂食障害がひどくなり、5000〜6000円分の食料を買うためにコンビニへ1日数回通う生活を続け、月の食費が15〜20万円浪費していた時期があって。食べる以外で、ストレス発散のためにと買い物で散財もしていましたし、借金が200万円までふくらんだときに「なりたくないと思っていた両親と一緒じゃん」と、我に帰りました。

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