1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

割増の退職金1000万円につられ、42歳で早期退職したら…50代での悲惨な現実――大人気記事トップ10

日刊SPA! / 2024年3月25日 15時44分

写真

現在は脚に痛みは残るものの歩けるようになり、休日は一人で自然の中を散策して安らぎを得ているという

反響の大きかった記事を厳選して届けてきた大反響トップ10。今回は2023年の大反響270本を再集計、その上位に輝いたトップ10を発表してきたが再び大反響。そこで惜しくもトップ10入りを逃した記事も順不同で続けて紹介!(集計期間は2023年1月~11月まで。元記事の初公開2019年4月19日 記事は取材時の状況) *  *  *

「ギリギリ逃げ切れるはず!」。そんな楽観的な見方をしがちな50代だが、少し目を凝らせば、すぐそこは阿鼻叫喚の地獄絵図。「転職・独立」というフロンティアは、弱肉強食の厳しい世界でもある。会社を飛び出した男たちを待ち受けていた運命とは? その過酷な現実に迫る。

◆割増退職金につられ早期退職するも体はボロボロで離婚
年収650万円→42歳で転落→年収0万円
柿崎貴志さん(仮名・56歳・バツ1)無職

「人と接することが好き」と社交的な性格の柿崎さんは、スーパーマーケットの本部で店舗スタッフのサポートに従事。ところが40歳を過ぎた頃、業界再編の煽りで会社は吸収合併を繰り返し、人員削減のために早期退職の募集を始めた。

「退職金は20年間勤めたことで満額の800万円。さらに割り増しで1000万円。同僚も次々に手を挙げていたし、正直、その額に目が眩んでしまいました」

 一時的に大金を手にした柿崎さんだが、リタイアするには不十分。結局、知人の紹介でスーパーの社員や宅配ずしの店長、コンビニのフランチャイズオーナーなどを転々とすることになる。

◆過酷な仕事にカラダが悲鳴…

「特にコンビニオーナーが過酷でした。アルバイトに欠員が出ると、3日も家に帰れない。おまけに立ち仕事なので、股関節を痛めて、手術することになりました」

 この時、すでに50代。4か月の入院、半年間のリハビリを経て退院するも、コンビニは手放さざるを得なかった。

「それで配送の仕事を始めたのですが、悪い流れは続くものですね……。今度はもう片方の股関節が悪化してしまい、再び手術です。

 さらに、そんな暮らしに痺れを切らした妻から『将来が不安だ』と離婚を切り出されました。もう引き止める気力も残っておらず、『そりゃ、そうだよなぁ』と黙って頷くだけでした」

◆家賃3万円のアパートで就職活動中

 28歳の時に新築で購入した3000万円の一軒家は妻子に渡し、今は家賃3万円のアパートで就職活動を続けている。

「人生100年」ともいわれる時代、目先のカネにつられて早期退職すると、長くツラい後半戦が待ち受けているのか。

取材・文/週刊SPA!編集部

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください