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小林製薬“紅麹ショック”で株価急落も「新NISA購入ランキング4位」の謎。投資のプロはこう見る

日刊SPA! / 2024年4月5日 8時50分

 外国人観光客が戻ってきて、業績が上向きになっているのに、株価が思うように上がっていかないブランド品リサイクルショップとして有名なコメ兵(2780)や、チャート的には手を出しずらいが、底値に近いこともあって買ってみたメルカリ(4385)は面白いと思ってる。

 年末に出かけた熊本は、台北の直行便が何本も開設され、街に活気も出ていた。台湾の半導体大手のTSMCが進出したことで地域経済はこれだけ変わるのかと驚いた。

 生産開始はこれからで、第2工場も予定されている段階ということで購入したのが、熊本地盤の金融関係を包括する九州ファイナンシャルグループ(7180)と、ふくおかファイナンシャルグループ(8354)だ。

 今後の成長が期待できる熊本と九州の地域経済と結びついた金融に注目してみたというわけだ。特に前者はまだ買いやすい価格帯の銘柄だからこれから人気が出るのではないかと思ってる。

◆ペット保険の最大手に投資妙味あり

 今まであまり手を出してこなかった建設や不動産関連も買ってみた。

 橋梁建設のリーディングカンパニーの横河ブリッジ(5911)とオリエン白石(1786)だ。

 特に後者は単位株を4万円以下で手に入れることができるうえに配当利回りは4%近い。

 そして、都心5区の高級賃貸物件に強く、メガバンクなどを店子としてお得意さんに持つヒューレック(3003)は業績が良く、配当利回りは3.5%ほど、株主優待も魅力的なので買ってみた。

 また、保険会社が非常に好調だが、値上がりした大手生損保株は利確。買ってみたのは、ペット保険などを手掛ける、アニコムHD(8715)だ。

 2020年には1200円台もあった株価は、今は600円未満。獣医師の友人によると、シェアNo.1で、保険適応時に窓口精算できる数少ないペット保険のひとつだそうで、動物病院支援などペット周りの業務もしている。

 東京海上日動と提携関係にあるとともに、最近、投資上手で有名なノルウェー政府が大株主になったことも投資を始めた理由だ。

◆紅麹問題で揺れる小林製薬

 順調な資産運用の中で、厄介な銘柄もある。ひとつがエーザイ(4523)だ。

 ご存知のように、認知症、アルツハイマーに関する画期的な新薬を開発。日米などで承認を受けたものの、会社の業績は伸び悩み、それとともに膨れ上がった投資家の期待は萎み株価は低迷中。

 株主総会での説明を聞いたところによると、ほかの新薬と違い、投薬までに非常に専門的で時間のかかる検査をしなくてはならず、それに対応できる医師などの育成が必要で、それに一定の時間が必要とのこと。世界的な需要はある新薬なので、下がったところでは、買い増ししている。次の決算はどうなるか楽しみにしている。
 
 もう一つが小林製薬(4967)だ。

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