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東大生も納得した「読むだけで、脳をリラックスさせる本」3選

日刊SPA! / 2024年4月7日 15時53分

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―[貧困東大生・布施川天馬]―

◆現代人にとって重要な脳のチューニング
 みなさんは、自分の脳をうまくチューニングできていますか?人間にとってなくてはならない器官である「脳」。頭の中で高度に何かを考えることができるという点が、他の動物と人間とを分けている要素である、と言われているわけですが、だからこそその脳をうまく活用するのはとても重要なことです。適切に脳を刺激し、適切に脳をリラックスさせることが必要になってきます。今回は、脳をうまく活用するための本を3冊紹介したいと思います!

◆○『1日1分で自律神経が整う おとなの音読』
(SBクリエイティブ)

 まずは『1日1分で自律神経が整う おとなの音読』です。みなさんは、自律神経をご存知ですか?自律神経とは、身体が自律的に動くための神経のことで、血圧や脈拍・消化や代謝を整えてくれるものです。これが整っている状態だと身体機能の調子がとても良くなるけれど、逆にこれが整っていないと身体の調子が悪くなってしまうと言うものです。そして厄介なのが、「自律」神経なので、私たちの意思とは関係なく動くのです。でも、そんな自律神経を整える手段が1つあり、それが何を隠そう、音読なのです。

◆“音読”の知られざる作用

 音読には実は、自律神経を整える作用があるのです。音読をすると、脳の前頭前野という部分が刺激され、セロトニンというホルモンが分泌されます。このセロトニンは脳の興奮を抑え、心身をリラックスさせる効果があるので、自律神経のバランスを取るのに有効なのです。音読という具体的なアクションを取ることで、体に働きかけ、体を通じて自律神経の乱れをなくすことができるようになるのです。でも、多くの場合、自分で「音読しよう」と考えなければ音読なんてしませんよね。だからこそこの本では、どんな音読の仕方をすればいいか、そしてどんな文章を読めば自律神経が整うかと言うことが描かれています。

◆○『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』
(朝日新書)

 次は、『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』です。「なんだか頭にモヤがかかったように思考が整理できない」とお悩みの方は多いかもしれませんが、もしかしたらそれは心の問題かもしれません。この本は、精神的に疲れていたり、やる気にムラがあることに悩んでいる人に対して、「システム」でそれを解消する方法をまとめたものです。人間、忙しくて大変な時には、他の人よりも速く、多くの仕事をします。周りはそれを見て、「そんなに仕事ができているなら大丈夫なんだな」と考えて、別の仕事を降ったりしますが、実はそれは大きな間違いで、その人に負荷がかかっているけれど自分でその心の疲れに気付いていない状態だと言えます。こういう状態のことを、本書では「2倍速モード」と表現していますが、まさにその通りだと思います。疲れている時ほど、自分の疲れに自覚的になれないもの。もしかしたらこの文章を読んでいるみなさんも、疲れていることを自覚できていないだけかもしれません。

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