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居眠り議員に「恥を知れ!」。石丸伸二市長41歳、“腐敗しきっていた政治”から目指す場所

日刊SPA! / 2024年4月9日 8時52分

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安芸高田市長:石丸伸二

「恥を知れ! 恥を」
 ’22年6月、居眠り議員らに対してこう怒りをあらわにした若き市長の姿が大きな注目を浴びた。人口2万7000人の広島県安芸高田市の市長を務める石丸伸二氏だ。その後、市長と市議会のバトルは日を追うごとに全国の関心を集めるようになり、今では同市の公式チャンネルの登録者数は23万人を突破している。市長に就いて約3年半。石丸氏は議会とぶつかりながら何をしようとしているのか?

◆市議会との「対立」という表現は不適切

――恫喝疑惑や副市長選任を巡る問題、道の駅の改修事案、『市議会だより』の予算停止など……あらゆる面で市長と市議会との対立が深刻化してますね。

石丸:「対立」という表現は不適切だと考えています。互いに正当な主張をして初めて成立するものだからです。一方、“反市長派”と呼ばれる安芸高田市議たちの主張は根拠を欠き正当性がありません。道の駅の改修については、事前調査にかかる450万円の費用を専決処分で捻出したことを「議会軽視だ」と主張し、それをもって実際の改修工事にかかる3300万円の予算案を否決しました。改修の意義など考えず、市長のやり方が気に食わないからという理由だけで、反対したのです。

――その予算案否決後に、市議会は問責決議案を可決した。

石丸:おかしな話ですよね。そのすぐあとに提出された私に対する不信任案は否決しているんですから。私が市長に不適任だと主張するなら、当然、不信任案を可決させて辞職に追い込むべき。ただ、可決されたら市長は議会を解散できる。つまり、反市長派は「解散市議選挙が行われたら自分たちは落選する」と考えて、不信任案を否決した。

――遡ると、市長が居眠り議員を糾弾したことがきっかけでは。

石丸:市長になってすぐに安芸高田市議会が機能不全に陥っていることには気づきました。政治が腐敗しきっていた。居眠り議員はその象徴じゃないですか。だから、政治再建のために、これを話題にしていこうと考えた。燃やせるものは全部燃やそうと。

◆安芸高田市・石丸市長の経歴を辿る

――もともと喧嘩っ早い性格?

石丸:喧嘩っ早い? いや……小さい頃から非常に真面目な子供だったと思います(笑)。ただ、小学校2年生のときから先生は「伸二くんは自分にも厳しいけど、他人にも厳しい」と三者面談で母に話していたようです。

――その厳しさは両親の影響?

石丸:父は厳しかった! 行儀が悪いとか、約束を守らないとか、事あるごとに怒られました。拳が飛んでくることもあった。

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