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新NISAの積立投資「買うべき投資信託」をプロが分析。今後の日米株式市場の予測も

日刊SPA! / 2024年4月22日 8時51分

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福島理さん

 2024年1月から新NISA(NISA:少額投資非課税制度)がスタートし、3月には日経平均株価が4万円を超えるなど、株式市場は好調さが続いている。NISAをきっかけに投資を始める人も多く、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(通称、オルカン)や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を積み立てるのが“勝利の方程式”のように言われている。実際、新NISAが始まり、ほかの投資家はどのような商品を購入しているのだろうか。
『1時間でマスター!マンガと図解でわかる 新NISAの教科書』などの著書を持ち、マネックス証券、マネックス・ユニバーシティ室長で投資教育を行う福島理さんに、NISA口座で買われている投資信託を分析してもらった。

◆◆まずは投資信託の積立投資でいい

 そもそもNISAとはどのような制度か。

「投資によって得られる譲渡益や配当などの利益には、約20%の税金がかかります。例えば、20万円で買った株式が30万円に値上がりして売ったとすると10万円が利益ですが、約20%の税金を差し引いた約8万円しか受け取れないのです。ところが、NISA口座で売買したものについては、この税金がかからず、10万円をまるまる受け取ることができるのです。また、保有している間に配当金をもらった場合も税金がかかりません」(福島さん)

 このNISAが2024年から大きく改正された。

「投資限度額が最大1800万円に拡充されたほか、これまで期限があった非課税保有期間が無期限になりました。さらに、売却すれば非課税枠が復活し、またNISAで投資することが可能になるなど、利便性が飛躍的に向上しました」(福島さん)

 新NISAでは、一定の投資信託だけが買える「つみたて投資枠」(年間120万円)と、投資信託だけでなく株式も購入できる「成長投資枠」(年間240万円)がある。どちらも投資信託の積立は可能なため、「年間で360万円まで積み立てることができる。まずはコツコツと積立投資をするだけで十分です」と話す。

「雑誌などで資産1億円以上を持つ『億り人』が話題になりますよね。彼らのように株式投資をして短期間で資産を一気に増やすのはとても魅力的ですが、投資の王道は『長期』『分散』『積立』の3つです。新NISAでは最大年間360万円まで積み立てができるので、まずは投資信託の積立投資をベースにするのがいいでしょう」(福島さん)

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