1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

令和の虎で元ホスト・桑田龍征は借金80万円から、いかにして年商30億円を築いたのか?

日刊SPA! / 2024年10月30日 8時46分

 実際、取り入れたことで組織は劇的に変化しました。自分の成功パターンを押し付けるのではなく、一人ひとりの能力を開花させる「成功パターンのカスタマイズ化」が良かったのでしょう。

水野:ホストだけではなく、「バックチーム」という形でプレイヤー(ホスト)以外のスタッフも厚遇する、というのは今までにはない斬新な取り組みでした。「スタッフ全員を大事にする」ことが組織力の強化につながったのですね。

桑田:そうですね。「みんなで売上を達成する」ということは意識していましたね。その結果、一人、また一人と売上を出すホストが増え、「ここでずっと働きたい」と自然とメンバーの気持ちも一つになっていきました。

 現在でも、古参のメンバーが幹部として活躍しています。組織がどんどん強くなったのは、間違いなくこのメンバーたちがいたからですね。ありがたいことです。

◆◆YouTubeはマネタイズしなければ何の意味もない

水野:一方でYouTubeでの活躍も目立ちます。ここ数年で、令和の虎出演により一気に知名度が上がりました。YouTube自体はいつからされていたんですか?

桑田:ホストクラブの経営者ということで、「ドラゴンPM」というチャンネルを2015年からスタートしていたのですが、これが今一つウケなかったんですよ。今となって思えば内輪ウケになっていたのかもしれません。ただ、「やる」と決めたことなので継続してチャンスは伺っていましたね。

水野:令和の虎出演はどんなことがきっかけだったのですか?

桑田:きっかけは武田塾のオーナー取材で、白羽の矢が私に立ったことです。そのご縁で、林さんや岩井さんに「マネーの虎のYouTube版をやりませんか?」と提案したところ、取り上げてくださって、形になりました。

 岩井さん、林さんらと共に始めた令和の虎でしたが、最初は志願者が全然来なくて焦りましたね。3~4年は低空飛行が続きましたが、2022年初頭に火がついて、そこからぐっと知名度が上がった感覚があります。

水野:一気に桑田さんの名前が知られるようになり、それに伴ってご自身の事業の売上も上がっていったのでしょうか?

桑田:いえ、それが全然比例していかなかったんです。「どうしたものかな」と考えているとき、縁あってユーチューバーのヒカルさんと同居することになり、自分もヒカルさんのチャンネルに登場することが多くなりました。

 彼はまさにタレントで、撮影が始まれば24時間カメラは回りっぱなし。「この環境をビジネスに活かせないか」を考え、始めたのが「通販の虎」だったのです。虎たちが認めた商品だけを販売する、というルールで始めた物販サイトは知名度の上昇もあって多くの話題を呼び、動画からマネタイズの動線ができました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください