【追悼】「昭和が終わった気がする年」2024年に亡くなった著名人・有名人…思い出とともに振り返る
日刊SPA! / 2024年12月31日 15時48分
できることなら、若乃花だけでなく貴乃花との再会も果たしてほしかった。曙さんと貴乃花の対戦成績は、25勝25敗の五分。どう考えても、運命的な間柄の両雄であった。合掌。
◆【5月】キダ・タローさん
5月14日、作曲家でタレントのキダ・タローさんが亡くなった。享年93歳。つい最近まで活発に活動していたので、不意にXデイが訪れたという感覚だ。早朝までゲームし続けるゲーマーとしても有名だったキダさん。亡くなるまで元気だったのは、ゲームとビアノのおかげだろうか?
“浪花のモーツァルト”の異名どおり、生み出した名曲は数多い。「プロポーズ大作戦」「2時のワイドショー」「日清出前一丁」「かに道楽」「小山ゆうえんち」「アサヒペン」「アホの坂田のテーマ」など、妙に印象に残る変な曲ばかりである。
故・上岡龍太郎さんの奥様がキダ宅の前を通りかかった際、髪の生えていない見知らぬ紳士が車を洗っていたというエピソード(ネタ話?)は有名。腹を抱えて笑った記憶がある。要するに、多くの人から愛される人だった。
ちなみに、上岡さんが亡くなったのは2023年5月19日。それから約1年後にキダさんは逝った。『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)の最高顧問でもあったキダ先生である。初代局長・上岡さんの旅立ちを見届け、「ほな、そろそろ行こか」という感覚だったのかもしれない。
◆【5月】中尾彬さん
5月16日、俳優の中尾彬さんが心不全のため亡くなった。享年81歳。
武蔵野美術大学油絵学科へ入学、その頃に遊んでいた仲間たちとともに「野獣会」と呼ばれ、六本木で目立ちまくりの存在となったヤング中尾彬。まさに、漫画の世界のような青春時代を送った後、俳優になった彼は映画『本陣殺人事件』で金田一耕助を演じるなど男っぽいイケメンとして脚光を浴びた。
その後、次第にアクの強い役回りが目立つようになった中尾さん。2時間もののサスペンスドラマでは女性の首を締めて殺す男をやたら演じるようになり、映画『アウトレイジ ビヨンド』では加瀬亮から好き放題されるなど、年齢のわりに変な大物感がないのが良かった。
悪役として三番手くらいのポジションだった中尾さんがバラエティ番組へ活路を見出し、功を奏したのも痛快だった。特に忘れられないのは、『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』(日本テレビ系)で江守徹と2人してバナナマン・日村勇紀を呼び出し、どちらが演技が上手かを問い詰めた「人間性クイズ」である。2人に強い圧を掛けられ、「どちらも上手いから決められません」と日村が泣き出した場面は今なお思い出す名場面だ。
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